注目のスタートアップ

アルムナイ(企業の退職者)と企業をつなぐ「Official-Alumni.com」運営の「ハッカズーク」が資金調達

company

2022年5月23日、株式会社ハッカズークは、資金調達を実施したことを発表しました。

ハッカズークは、アルムナイ専門サービス「Official-Alumni.com(オフィシャル・アルムナイ・ドットコム)」を運営しています。

アルムナイ(企業の退職者)と継続的に関係を築いていくため、効率的にアルムナイのコミュニティを管理できる機能や、クローズドなコミュニティSNS機能、コンサルティングサービスを提供しています。

アルムナイとのつながりを強化することで、アルムナイの再雇用の促進、アルムナイから聞いた離職理由をもとにした改善、アルムナイの現所属企業との協業・連携、副業・業務委託、採用ブランディングなどを図ることが可能となります。

今回の資金は、人材採用、プロダクト開発に充当します。

アルムナイは、もともと学校(教育機関)の卒業生であるOB・OGのことを指す言葉でした。次第に人事領域でも使われるようになり、企業の退職者をアルムナイと呼ぶようになっています。

ほとんどの企業は数年前まではアルムナイとの関係を保つための取り組みは行ってきませんでした。それは日本の企業では一度退職した人材が同じ企業に戻ってくるのは稀なことだったからです。

しかし近年は人材不足が深刻化し、さらに業務が高度化している中で、即戦力となる人材を中途採用したいというニーズが高まってきました。

また働き方改革やキャリア形成に対する意識が変化したことで若い世代でも退職者が多く、人材の流動性が高まっています。

このような背景のもと、アルムナイとつながっておき再雇用などを行うという考え方が増えてきています。

アルムナイとのつながりを作っておくことで希望するアルムナイを再雇用することをアルムナイ採用と呼びます。また、アルムナイ採用を積極的に取り入れてアルムナイ制度として制度化している企業もあります。

またアルムナイ採用は、アルムナイが新たに就職した企業・組織との連携・協業につながることもありますし、退職しても戻ってくることができるという企業風土を作ることができるため採用ブランディングにもなります。

このように副次的効果も魅力的であるため、今後さらにアルムナイ採用を導入する企業が増えていくと考えられます。

人手不足の今、優秀な人材はとても貴重です。特に創業期は、ビジネスの成長の可否を決めるといっても過言ではないかもしれません。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ コミュニティ コンサルティング つながり 人材 採用 株式会社 資金調達 雇用
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「キッチハイク」による地域社会と子育て家族をつなぐワーケーションプログラム「保育園留学」が北海道厚沢別町でスタート
2021年11月29日、株式会社キッチハイクは、「保育園留学」の連携自治体・保育園の募集を開始したことを発表しました。 「保育園留学」は、地域社会と子育て家族をつなぐワーケーションプログラムです。 子…
Non-FIT太陽光発電所の開発やオフサイトコーポレートPPAによる電力供給などを手がける「メディオテック」が17億円調達
2023年2月20日、株式会社メディオテックは、総額17億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メディオテックは、Non-FIT太陽光発電所の開発や、オフサイトコーポレートPPAによる電力供給事…
「未来の林業を支える林業後継者養成事業」補助金
林野庁は令和6年度「森林・林業担い手育成総合対策のうち森林・林業担い手育成対策のうち未来の林業を支える林業後継者養成事業」の実施主体の公募について発表しました。 高校生等を対象とする林業への就業の促進…
エッジAI技術を提供する「Tokyo Artisan Intelligence」が資金調達
2024年11月5日、Tokyo Artisan Intelligence株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は4.1億円となりました。 Tokyo A…
交流電池や廃プラ解重合触媒などを開発・展開する「AC Biode」が資金調達
2022年8月30日、AC Biode株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 AC Biodeは、「化学技術により、地球の温暖化ガス削減と海洋プラスチックはじめグローバルなごみ問題解決・リ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集