注目のスタートアップ

次世代の抗がん薬を開発するバイオベンチャー企業「Chordia Therapeutics」が40億円調達

company

2022年5月19日、Chordia Therapeutics株式会社は、総額約40億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Chordia Therapeuticsは、次世代の抗がん薬を開発するバイオベンチャー企業です。

RNA制御異常を標的とした低分子医薬品による新たながん治療法の実現を目指しています。

すでに、選択的汎CDC様キナーゼ阻害薬「CTX-712」は第1段階の治験(第1相臨床試験)を開始しています。

今回の資金は、「CTX-712」の国内・国外での臨床研究の推進、その他の抗がん薬候補の前臨床試験に充当します。

タンパク質は、生態学反応を触媒したり、細胞内・細胞間の情報伝達を行ったり、細胞の構造を維持したりなど、細胞活動において必要不可欠なものです。

どのようなタンパク質を作るのかという情報は、DNA(デオキシリボ核酸)に格納され、遺伝子として親から子へと受け継がれています。

そして、DNAに保存された情報から、RNA(リボ核酸)を介してタンパク質が合成されることとなります。このRNAに何らかの異常が生じると、様々な問題が引き起こされることになります。たとえば、異常なタンパク質の合成・蓄積により、アルツハイマー病などの神経変性疾患、炎症・がんなどの加齢性疾患を引き起こしたりします。

がん・RNAの最新の研究により、がんにおいてRNAの制御が変容していることが新たに発見され、RNA制御異常ががんの発生・進行に大きく関与していると見られています。

Chordia Therapeuticsは、このRNA制御異常を標的とした低分子医薬品を生み出すことで、がんを根治する治療法の開発を目指しています。

医療領域など研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Chordia Therapeutics RNA制御異常 がん がん治療 バイオ 医薬品 株式会社 次世代 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

人生の浮き沈みが一目でわかるグラフ作成サービス「MotivationGraph+」β版がリリース
2022年12月9日は、株式会社iHistoryは、「MotivationGraph+」β版Ver.1.0をリリースしたことを発表しました。 「MotivationGraph+」は、自分が生まれてから…
カーボンクレジットの生成・販売を通じた環境価値市場創出と農業体系の構築を手がける「フェイガー」が資金調達
2025年7月23日、株式会社フェイガーは、資金調達を発表しました。 この調達によりシリーズAラウンド全体の調達総額は約24億円となりました。 フェイガーは、カーボンクレジットの仕組みを活用し脱炭素農…
美容従事者向け複合型シェアサロン「SALON VILLAGE」運営の「WBP」が資金調達
2021年11月15日、株式会社WBPは、資金調達を実施したことを発表しました。 美容従事者(美容師、ネイリスト、アイリスト、エステティシャン)向けの複合型ビューティーシェアサロン「SALON VIL…
フリーランス向けファクタリングサービス「ペイトナーファクタリング」を提供する「ペイトナー」が14億円調達
2025年1月23日、ペイトナー株式会社は、14億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ペイトナーは、フリーランス向けファクタリングサービス「ペイトナーファクタリング」を提供しています。 取引先…
クラウド型受発注ソフト「建設PAD」提供の「KPtechnologies」が5,200万円調達
2022年3月2日、株式会社KPtechnologoesは、総額5,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 建設業界向けクラウド型受発注ソフト「建設PAD」を開発・提供しています。 契約書…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集