創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年5月23日次世代の抗がん薬を開発するバイオベンチャー企業「Chordia Therapeutics」が40億円調達

2022年5月19日、Chordia Therapeutics株式会社は、総額約40億円の資金調達を実施したことを発表しました。
Chordia Therapeuticsは、次世代の抗がん薬を開発するバイオベンチャー企業です。
RNA制御異常を標的とした低分子医薬品による新たながん治療法の実現を目指しています。
すでに、選択的汎CDC様キナーゼ阻害薬「CTX-712」は第1段階の治験(第1相臨床試験)を開始しています。
今回の資金は、「CTX-712」の国内・国外での臨床研究の推進、その他の抗がん薬候補の前臨床試験に充当します。
—
タンパク質は、生態学反応を触媒したり、細胞内・細胞間の情報伝達を行ったり、細胞の構造を維持したりなど、細胞活動において必要不可欠なものです。
どのようなタンパク質を作るのかという情報は、DNA(デオキシリボ核酸)に格納され、遺伝子として親から子へと受け継がれています。
そして、DNAに保存された情報から、RNA(リボ核酸)を介してタンパク質が合成されることとなります。このRNAに何らかの異常が生じると、様々な問題が引き起こされることになります。たとえば、異常なタンパク質の合成・蓄積により、アルツハイマー病などの神経変性疾患、炎症・がんなどの加齢性疾患を引き起こしたりします。
がん・RNAの最新の研究により、がんにおいてRNAの制御が変容していることが新たに発見され、RNA制御異常ががんの発生・進行に大きく関与していると見られています。
Chordia Therapeuticsは、このRNA制御異常を標的とした低分子医薬品を生み出すことで、がんを根治する治療法の開発を目指しています。
医療領域など研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | Chordia Therapeutics RNA制御異常 がん がん治療 バイオ 医薬品 株式会社 次世代 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2021年7月14日、株式会社ケップルは、総額約4億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 VC・事業会社向けの未上場株式管理ツール「FUNDBOARD」や、スタートアップ向けの株主総…
2022年6月6日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社城南未来ファンド他と共同で設立した「しらうめ第1号投資事業有限責任組合(城南創業支援ファンド)」より、Morning Proje…
2022年6月17日、クリアル株式会社は、JRD株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 クリアルは、不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」と、機関投資家・超富裕層向け資産運用…
2022年6月30日、株式会社リップスは、野村ホールディングス株式会社傘下の野村キャピタル・パートナーズ株式会社と資本提携契約を締結することになったことを発表しました。 また、株式会社レスプリから株式…
2023年5月17日、株式会社NEIGHBORは、資金調達を実施したことを発表しました。 NEIGHBORは、バトルロイヤルTPSゲーム『Fortnite(フォートナイト)』のクリエイティブ機能を利用…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…