注目のスタートアップ

血管を可視化できる光超音波3Dイメージング装置を開発する「Luxonus」が1.2億円調達

company

2022年5月20日、株式会社Luxonusは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Luxonusは、無被曝かつ造影剤を用いずに血管を可視化する、光超音波3Dイメージング装置を開発しています。

2019年から製品開発を行い、2021年11月に医療機器の薬事承認申請を行っています。

また、動物試験用の理化学機器を2021年10月から販売しています。

今回の資金は、光超音波3Dイメージング装置の開発・生産・薬事開発に充当する予定です。

現在、血管を撮影するには、X線コンピュータ断層撮影(CT)、もしくは核磁気共鳴画像(MRI)が利用されています。

しかし、CTの場合は造影剤による副作用の心配と被曝の課題が、MRIの場合は細かい血管が見ることができないという課題があります。

この課題を解決するため、Luxonusは光超音波3Dイメージング技術を活用した撮影装置を開発しています。

光超音波3Dイメージング技術とは、レーザーを照射して発生する超音波を検出し、それを画像化するという技術です。

この技術を活用した撮影装置は、無被曝かつ造影剤を用いないというメリットだけでなく、CT・MRIよりも微細な血管を高解像度で可視化というメリットも持ち合わせています。

そのため、各種疾患の早期診断や新しい検査の創出に資するものとして注目が集まっています。

医療機器の開発など、先端技術を活用した開発には多くの資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D イメージング 医療 医療機器 可視化 株式会社 血管 装置 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「京銀輝く未来応援ファンド3号 for SDGs」が新規疼痛薬やがん免疫増強薬などの研究開発を行う「BTB創薬研究センター」に出資
株式会社京都銀行は、グループ会社の京銀リース・キャピタル株式会社と共同で設立した「京銀未来ファンド3号」が、第7号案件として、株式会社BTB創薬研究センターに出資したことを発表しました。 BTB創薬研…
宿泊施設向けの多言語オペレーションプラットフォーム「AirXpress」を展開する「SpaciaNet Japan」が1億円調達
2023年11月6日、株式会社SpaciaNet Japanは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SpaciaNet Japanは、宿泊施設向けの多言語オペレーションプラットフォー…
現役医師が運営するアプリ「みんコレ!」が法人化。「株式会社みんコレ」を設立
医師国家資格当日解答集計アプリ「みんコレ!」を運営してきた個人事業主「projectFUNA」が平成29年7月18日に法人化し、「株式会社みんコレ」が設立しました。従来の「みんコレ!」の運営とともに、…
パフォーミングアバターをARで撮影できるスマートフォンアプリ「MEWVER」β版がリリース
2022年12月1日、M Entertainment Works株式会社は、「MEWVER(ミューバー)」β版を一般公開したことを発表しました。 「MEWVER」は、パフォーミングアバターをARで撮影…
アフリカでタクシードライバー向けマイクロファイナンス事業を展開する「HAKKI AFRICA」が19.7億円調達
2025年2月3日、株式会社HAKKI AFRICAは、総額19億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 HAKKI AFRICAは、アフリカ・ケニアでタクシードライバー向けマイクロファ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集