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2022年4月14日CO2排出量可視化・削減クラウドサービス「アスゼロ」提供の「アスエネ」が18億円調達
2022年4月13日、アスエネ株式会社は、総額18億円の資金調達を実施したことを発表しました。
アスエネは、温室効果ガス排出量管理クラウドサービス「アスゼロ」、再エネ100%&地産地消クリーン電力サービス「アスエネ」を開発・提供しています。
「アスゼロ」は、企業のCO2を代表とするGHG(温室効果ガス)排出量を算出し、国際基準のGHGプロトコルにおけるScope1-3のサプライチェーン排出量を可視化・削減するクラウドサービスです。
請求書データなどをアップロードするとシステムが自動でCO2排出量算出を行うため、煩わしい業務をせずにカーボンニュートラルに取り組むことができます。
GHGの可視化・SXコンサル支援だけでなく、TCFD、CDP、SBTiなどイニシアチブ支援の追加サービス、CO2クレジットによるオフセットなど、脱炭素ソリューションをワンストップで提供していることを特徴としています。
今回の資金は、人材採用の強化、「アスゼロ」のシステム機能の拡充、グローバル展開に向けたシステム仕様の強化、マーケティングに充当されます。
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SDGs(持続可能な開発目標)のひとつである気候変動への対策のため、世界的にGHG(温室効果ガス)の削減に向けた取り組みが加速しています。
近年企業活動においては、事業者自らのGHGの排出だけでなく、サプライチェーン全体のGHG排出を削減していくことが求められています。
また、サプライチェーン全体を把握することは、企業活動全体を把握・管理することにもつながります。
一方でサプライチェーン排出量を算定するには、複雑なサプライチェーン全体を把握しなければならないため、業務に大きな負荷がかかります。このことから、サプライチェーン排出量の算定を効率化するシステムが求められているのです。
また、サプライチェーン排出量を算定したあとは、サプライチェーンのなかでも無駄が多く、最適化できていない部分のGHG排出量を削減することも必要となります。
アスエネの提供する「アスゼロ」は、請求書などのアップロードなどによりGHG排出量を自動で算定し、クレジットや非化石証書を最適な形で購入するクラウドサービスです。GHG排出削減の多くの部分を自動化するため、企業のESGの取り組みが増加するにつれ、簡単にGHG排出削減に取り組みたい企業のニーズがさらに高まっていくと考えられます。
アスエネ株式会社のコメント
このニュースを受けまして、アスエネ株式会社よりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
CO2排出量見える化・削減クラウドサービス「アスゼロ」の開発・営業・カスタマーサクセス(CS)の優秀人材の採用強化、システム機能拡充や利便化のための開発、将来のグローバル展開に向けたシステム仕様の強化が主な目的です。
・今後の展望を教えてください。
企業や自治体のCO2排出量の見える化・削減、日本のCO2削減データの拡充、サステナビリティ・アカウンティング/ファイナンス領域にてシステム連携や追加サービスなどを推進するための提携を強化します。
そして、5年後までにアスゼロの導入社数10,000社を目指しています。
また、海外展開も視野に入れています。
・読者へのメッセージをお願いします。
当社は、CO2排出量見える化・削減クラウドサービス「アスゼロ」を通じて、脱炭素社会への変革を牽引し、世界にチャレンジするクライメートテック企業として成長と採用を加速させていきます。
「次世代によりよい世界を」のミッションを実現するため、ESG・クライメートテック企業として世界にチャレンジし、21世紀に新たな価値を創出してまいります。
環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的に盛んとなってきています。サプライチェーン排出量を把握・管理することは投資家に対するアピールにもなります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。
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