創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年4月6日月極駐車場管理SaaS「Park Direct」運営の「ニーリー」が19.4億円調達

2022年4月6日、株式会社ニーリーは、総額19億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
ニーリーは、月極駐車場管理SaaS「Park Direct(パークダイレクト)」を運営しています。
月極駐車場の各種手続き(募集、申込対応、審査、契約手続き、賃料回収、収納代行、各種書面の発行、更新・解約、コールセンターによる問い合わせ対応)を、すべてオンラインで完結させ、月極駐車場の契約・管理を効率化するサービスです。
駐車場の借主向けには、空いている・空き待ち予約可能な月極駐車場を地図上から探すことができるオンライン契約サービスとして展開しています。
今回の資金は、事業領域やサービス拡大に向けた採用・組織強化、広告宣伝に充当されます。
また、今後、蓄積されたデータを活用し、電気自動車(BEV)の普及に向けた充電インフラの整備など、モビリティ領域の事業を拡大していく予定です。
—
月極駐車場の看板にオーナーや不動産会社の電話番号が掲載されていることを見かけた人は多いはずです。
一般的に月極駐車場を契約したい場合は、自分の候補地の周辺を歩いて月極駐車場を見つけて連絡先に電話するか、月極駐車場を取り扱う不動産会社に連絡するという手段がとられていました。そのため、月極駐車場を運営している側は集客が困難である、探す側は希望の月極駐車場を探すことに労力がかかるという課題が生じていたのです。
ニーリーの「Park Direct」は、この月極駐車場の契約・管理に関わる、貸主・借主双方の課題を解決するサービスです。オンライン契約を実現しているため借主はすぐに駐車場を借りることができますし、貸主は契約に関する業務を削減することが可能です。
とはいえ、既存の自動車は移動・輸送あたりのエネルギー消費量が非効率的であり、新たなモビリティへの転換が求められている最中でもあります。今後、自動車の保有台数は減少していくことが予測されており、それに伴い月極駐車場の需要も低下していくでしょう。
そのためニーリーは、今後需要が増加すると考えられるEVの充電インフラの整備など、新たな時代のモビリティ領域へも注力していく方針を明らかにしています。
プラットフォームビジネスでは、参画してくれる企業やサービスの多さがサービスの利便性に直結します。そのため営業活動が重要なのです。「冊子版創業手帳」では、創業期の営業活動を支援してくれるツールについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | Park Direct オンライン契約 ニーリー パークダイレクト 不動産 効率化 契約 月極駐車場 株式会社 管理 資金調達 運営 駐車場 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年11月2日、株式会社コトバデザインは、「COTOBA Talk(コトバトーク)」の商⽤サービスを開始したことを発表しました。 「COTOBA Talk」は、クラウド型映像音声通話サービスです…
2022年2月17日、株式会社カケハシは、総額13億円の資金調達を実施したことを発表しました。 調剤薬局向け電子薬歴システム「Musubi(ムスビ)」を提供しています。 電子薬歴による業務効率化だけで…
2024年7月11日、株式会社Red Dot Drone Japanは、資金調達を実施したことを発表しました。 Red Dot Drone Japanは、安全・簡単なドローン作業を実現するためのソフト…
2022年4月21日、GOGEN株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 GOGENは、不動産売買特化型の電子契約・契約書管理サービス「Release(レリーズ)」を開発していま…
創業手帳株式会社は「動画制作体験講座」を2020年12月4日に開催することを発表しました。 「動画制作体験講座」は、事業案内用の動画を作成し、YouTubeにアップロードするまでを体験できるオンライン…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…