注目のスタートアップ

SaaS開発/運営を容易にするプラットフォームを開発する「アンチパターン」が9,200万円調達

company

2022年4月6日、株式会社アンチパターンは、総額9,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。

アンチパターンは、SaaS開発/運営を容易にする、SaaS開発支援SaaSを開発しています。

ほかにも以下のサービス・事業を展開しています。
・AWSエンジニア特化型のスカウトサービス「engineed(エンジニード)」
・ソフトウェア開発支援事業「GATEWAY(ゲートウェイ)」
・ソフトウェア開発内製の診断から実行までを包括的に支援する「SaaSus(サースアス)」
・表参道のエンジニア特化型コミュニティスペース「HarborS(ハーバーズ)」
・プログラミング未経験の大学生が仲間と共に学ぶコミュニティ「POSSE(ポッセ)」

今回の資金は、SaaS開発支援SaaSのブラッシュアップに充当されます。

SaaS(Softwere as a Service)とは、直訳するとサービスとしてのソフトウェアという意味になります。簡単にいえばクラウドサービスとして提供されるソフトウェアのことです。

かつて法人向けのソフトウェアといえば、PC1台ごとにインストールする、買い切り型のソフトウェアや、企業のサーバーにインストールしそこにアクセスして利用するオンプレミス型が主流でした。それから高速通信が可能なブロードバンド回線が整備されるにつれ、クラウドサーバーにあるソフトウェアをユーザーがブラウザ経由で利用するというSaaSの形式が増加してきました。

SaaSは、ユーザー側にインストールなどの手間を必要とせず、PC環境が変わってもログインすれば今までと同じように使えること、多くは月額制(サブスクリプションモデル)で提供され、初期費用が抑えられること、ソフトウェアが常に最新の状態に保たれることなどのメリットがあり大きく普及しました。

一方で、SaaSの開発/運用は難度が高いものであり、多くのSaaS提供事業者が苦労している部分です。アンチパターンはこの課題を解決するため、これまでの自社でのSaaSの開発/運用経験をもとに、SaaSの開発/運用を支援するSaaSを開発しています。

今後、DXがさらに推進されるに伴ってSaaSの需要も増加していくと考えられます。SaaS開発に参入する企業の増加も予測される中、アンチパターンがSaaS開発企業にとってどのような存在となっていくのか注目が必要です。

創業期はなにも導入されていないまっさらな状態なため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ engineed GATEWAY HarborS POSSE SaaS SaaSus アンチパターン プラットフォーム 株式会社 資金調達 運営 開発 開発支援
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を展開する「ゼスト」が5.4億円調達
2024年11月27日、株式会社ゼストは、総額約5億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ゼストは、在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を展開しています。 AIを搭載し…
「スカラ」が個人情報の管理・提供が可能なウォレット「UPBOND Wallet」を開発・提供する「UPBOND」に出資
2022年11月24日、株式会社スカラは、連結子会社である株式会社スカラパートナーズを通じ、株式会社UPBONDに出資を行うことを発表しました。 UPBONDは、ノンカストディアル(秘密鍵をユーザーが…
SRE特化型コンサルティング事業「Sreake」などを展開する「スリーシェイク」が7.48億円調達
2022年6月7日、株式会社スリーシェイクは、総額7億4,800万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スリーシェイクは、SRE特化型コンサルティング事業「Sreake(スリーク)」や、セキュリ…
不整地における作業負担軽減や効率化に取り組むハードウェアスタートアップの「CuboRex」が7,500万円調達
2021年11月4日、株式会社CuboRexは、総額約7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ねこ車電動化キット「E-cat kit」や、電動クローラーユニット「CuGo」を開発・提供…
トークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANCiE」やNFT事業を手がける「フィナンシェ」が「TIS」と資本業務提携
2023年7月25日、株式会社フィナンシェは、TISインテックグループのTIS株式会社と資本業務提携を締結したことを発表しました。 フィナンシェは、トークン発行型のクラウドファンディングサービス「Fi…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集