注目のスタートアップ

福利厚生ペイメントサービス「FUKUPE」展開の「ADVASA」が累計20億円調達

company

2022年4月1日、株式会社ADVASAは、累計20億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ADVASAは、福利厚生ペイメントサービス「FUKUPE(フクペ)」を展開しています。

労働者の日々の給料を、即時かつあらゆる受け取り手段で届けることを可能にする福利厚生サービスです。これにより、求人応募の増加、離職率の低下を実現します。

今回の資金は、機能拡張・新サービスなどのシステム開発、顧客基盤拡大に向けた営業・マーケティング、海外展開の本格化、人材の獲得に充当されます。

資金繰りの問題は、法人・個人共にたびたび起こり得る問題です。企業の場合、大きな資金繰りの問題が生じてしまうと、黒字倒産といったことになりかねません。個人の場合は、生活に支障が生じてしまいます。

多くの労働では、働いた分の給与が毎月決まった日に振り込まれることとなります。貯金がない場合は月末になると食費が苦しくなり、質素な食事しかできなくなることもあります。また、病気など突然の出費があった場合はお金を借りる必要がでてきてしまいます。

もし働いた分の給料がいつでも受け取ることができたならば、こういった問題を減らすことができるでしょう。そこで登場したのが給与前払いサービスです。企業には従業員の定着につながる福利厚生サービスと注目され、着実に普及している金融サービスです。

ADVASAが提供する「FUKUPE」は、こうした給与前払いサービスのひとつです。ADVASAは、従業員の勤怠データをもとに給与相当額を計算し、労働者にとって必要な時に必要な資金(給与、給与前払い、社内融資)を必要なツールに届けるシステムに関連する特許を取得しているため、この部分でほかの給与前払いサービスとの競争力を有していると考えられます。

また、各事業者と連携し、プレイペイドカードやキャッシュレス決済サービスに直接給与を入金する仕組みも構築しています。これはATMを利用する必要がなくなるほか、外国人労働者など銀行口座やキャッシュカードを持つことができない人に給料を届ける手段として利用できます。

資金繰りは創業期において重要な要素です。もし資金繰りが上手くいかなければ、黒字なのに事業を畳まなくてはならないこともあるからです。「冊子版創業手帳」では、創業期の資金繰りや、キャッシュフローを見極めるためのノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Fintech 株式会社 福利厚生 給与 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIを活用したWeb接客ソリューション「WhatYa」を提供する「空色」が「コマースOneホールディングス」と資本業務提携
2023年2月14日、株式会社空色は、株式会社コマースOneホールディングスを引受先とする第三者割当増資を実施し、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 空色は、AIを活用したWeb接客ソリュ…
製品ナレッジ活用クラウド「PRISM」を提供する「Things」が3.2億円調達
2025年7月7日、株式会社Thingsは、総額約3億2000万円の資金調達を発表しました。 Thingsは、製品ナレッジ活用クラウド「PRISM(プリズム)」を開発・提供しています。 生成AIを標準…
リノベーション・プラットフォーム運営の「リノベる」が40億円調達へ
2019年11月18日、リノベる株式会社は、総額40億円規模の資金調達を実施することを発表しました。 また、NTT都市開発株式会社と資本業務提携について基本合意したことも併せて発表しました。 リノベる…
ドローンショーを手がける「レッドクリフ」が資金調達
2023年3月9日、株式会社レッドクリフは、資金調達を実施したことを発表しました。 レッドクリフは、ドローンショーの運営や、ドローン空撮、ドローンプログラミング教室事業を展開しています。 今回の資金は…
AIを活用した心不全診療支援プログラム医療機器を開発する「Cubec」が4,000万円調達
2023年8月9日、株式会社Cubecは、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ゼロイチキャピタルです。 Cubecは、AIを活用した心不全診療支援プログラム医療機器の開発…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集