注目のスタートアップ

ファッションレンタルサービス運営の「collEco」が7,000万円調達

company

2022年3月9日、collEco株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ファッションレンタルサービス「collEco(コレコ)」を運営しています。

PC・スマートフォンから、国内外の人気ブランドのファッションアイテムを借りられるサービスです。気に入ったアイテムはそのまま購入することもできます。

今回の資金は、ブランドとの連携による商品数の拡充、サービス・オペレーションの強化に充当されます。

ファッション業界ではファストファッションの台頭により大量生産・大量消費のビジネスモデルがメインストリームとなっています。

大量生産・大量消費では余剰在庫の問題が深刻となっており、年間約28億点の商品が生産され、半数となる約14億点が余っているともいわれています。

このビジネスモデルは環境負荷が高く、生産工程における過酷な労働問題などもあり、ビジネスモデルの転換が消費者にも認識されています。

また、新型コロナウイルス感染症の流行により、実店舗でのファッションへの支出が減り、ECでのファッションアイテムの購入が増加するという、購買行動の変化が起きています。

近年のサブスクリプションサービスの流行もあり、ファッションアイテムのサブスクリプションサービスが登場し、ファッションアイテムが循環するような仕組みも構築可能であることがわかっています。

一方、ファッションのサブスクでは、広く利用してもらえるよう無難なデザインのものが多かったり、高価なアイテムは取り扱っていないというケースが多いため、ファッションを趣味としている人には物足りないこともあります。

ファッションレンタルサービス「collEco」は、ファッションを趣味としている人に向け有名ブランドの高価なファッションアイテムを中心に取り扱い、良い洋服の二次流通市場を構築することを目指しています。

SDGsによって消費者の意識が変わっているため、以前までとは違った市場が登場しています。いくつもブルーオーシャンがあると考えられるため、市場を分析することが重要です。「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析するフレームワークを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ collEco アパレル ファッション ブランド レンタル 株式会社 洋服 衣類 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

低コストの二酸化炭素分離膜を開発する「OOYOO」が4.3億円調達
2024年10月18日、株式会社OOYOOは、総額4億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 OOYOOは、独自の分離膜技術を搭載した省エネルギーかつコンパクトなCO2回収システムを開発…
美容皮膚領域のオンライン診察/医薬品ECプラットフォーム「東京美肌堂クリニック」提供の「LATRICO」が3億円調達
2022年1月26日、株式会社LATRICOは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン医薬品ECプラットフォーム「東京美肌堂クリニック」を提供しています。 LINEを活用した…
「S-fleage」が無料のSEO状況分析サービス「SEO健康診断」を発表
2021年2月9日、株式会社S-fleageは、「SEO健康診断」を発表しました。 「SEO健康診断」は、SEO状況の分析と改善案の提案を無料で行うサービスです。 自社に最適なSEO対策を知れることや…
自転車ロードレースのプロリーグを主催する「ジャパンサイクルリーグ」が「経営共創基盤」から資金調達・パートナーシップ強化
2023年4月12日、株式会社ジャパンサイクルリーグ(JCL)は、株式会社経営共創基盤(IGPI)から、パートナーシップ強化にあたり追加出資を受けたことを発表しました。 JCLは、自転車ロードレースの…
クラウド型倉庫在庫管理システム「W3」を中心に物流のDXを推進する「ダイアログ」が5.5億円調達
2024年12月9日、株式会社ダイアログは、総額5億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、金融機関4行から総額1.3億円の融資を受け、エクイティとデット合計で6.8億円の調達を完…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集