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ウェルネス産業向けの会員管理・予約・決済SaaS提供の「hacomono」が20億円調達

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2022年3月2日、株式会社hacomonoは、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。

フィットネスクラブ・公共運動施設・スクールなどウェルネス産業向けの会員管理・予約・決済システム「hacomono」を提供しています。

リアル店舗における予約・決済や入会手続きを、会員ユーザーのPC・スマートフォンから行えるようになるため、店舗での事務手続き・支払手続きなどのオペレーションの手間を削減し、顧客にはデジタル化の利便性を提供することができます。

今回の資金は、エンジニア、UI・UXデザイナーチームの増強、セールス・カスタマーサクセス・サポートチーム増強、全国各地への拠点の構築などに充当されます。

予約システムは、受付・管理の業務を効率化するだけでなく、顧客情報をマーケティングに活用することが可能になるため、非常に重要なシステムです。

ジムなどのフィットネス系の施設においてもオンライン予約受付システムは導入されていましたが、会員登録、決済、会員管理などとは統合されていませんでした。

そのため初めて利用するユーザーは電話などで問い合わせ、体験入会や見学をした上で入会を行います。

また入会手続きについても店舗で手書きで行うことが多く、ユーザーに手間をかけさせてしまうだけでなく、店舗でのオペレーションに負荷がかかっていました。

こういった課題を解決するため、hacomonoはフィットネス施設向けの会員管理・予約・決済システムを提供しています。

新型コロナウイルス感染症の流行によって非対面・非接触でのサービス提供が求められたことによって引き合いが増えています。

また、大手スポーツクラブへの導入などもあり、フィットネス施設分野のデジタル化においてはリーダー企業ともいえる存在となっています。

今後、フィットネス施設だけでなくリアル店舗・サービス業へも展開していき、次世代のERPへの成長を目指していくとしています。

経済産業省が、2025年までに日本企業のDX化が成功しなければ年間最大12兆円の経済損失が発生する可能性があると指摘しているように、予約システム以外でもデジタル化が急務となっています。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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