創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年2月16日飲食店向け店内モバイルオーダーやAI自動受付などにより飲食店のDXを推進する「トレタ」が20.3億円調達

2022年2月16日、株式会社トレタは、総額20億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
飲食店向け予約/顧客台帳サービス「トレタ」、自社サイト向けテイクアウト受付ツール「トレタ テイクアウト」、店内モバイルオーダー「トレタO/X」、飲食店の電話予約をAIで自動受付する「トレタ予約番」、飲食店の公式サイトからの予約を最大化する「トレタB/X」など、飲食店のあらゆる業務を効率化するためのサービスを開発・提供しています。
今回の資金は、プロダクトの開発推進や、人材の強化などに充当されます。
飲食業界はコロナ以前から人手不足に苦しんでいました。
また、競争が激しい業界でもあり、低価格でありながら質のいい商品を提供しなくては生き残っていくことができません。
価格を抑えるためには人件費などを削るしかなく、そのせいでブラック体質になってしまう企業も多くありました。
さらに新型コロナウイルス感染症の流行により飲食業界は大きな打撃を受けました。
これにより幸か不幸か効率化・生産性向上への取り組みが必要となり、現在では様々なツールやサービスが提供されています。
飲食店のデジタル化では、これまで電話で受け付けていた予約をWebサイトやグルメサイトからの予約に切り替えたり、電話受付を自動化したりするもの、店内の注文をタブレットやスマートフォンで行えるようにするものなどがわかりやすいものでしょう。
またデータについても、売上向上や、来店(需要)予測、新商品の開発などにおいて活用されています。
他にも、コロナ禍によって非接触・非対面のサービスの提供が必要となったため、ロボットによって注文・配膳を行う取り組みなど、最先端の技術を活用する例もあります。
業界に大きな変化をもたらすサービスが登場する可能性もあるため、注目が必要です。
株式会社トレタのコメント
このニュースを受けまして、株式会社トレタよりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
外食DXに貢献するプロダクトの開発推進と、エンジニアを中心とした人材採用です。
・今後の展望を教えてください。
飲食店経営の効率化や生産性向上に寄与すべく、テクノロジーの面で飲食店の皆様のお力になれるよう尽力してまいります。
・読者へのメッセージをお願いします。
コロナ禍で思うように外食ができない日々が続いておりますが、このコロナ禍で、日本の豊かな外食文化の価値を改めて認識された方も多いかと思います。
アフターコロナ、ウィズコロナにおいて、安心して、積極的に外食が楽しめるよう外食体験が向上するプロダクトを提供してまいります。
累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の飲食に特化した別冊「飲食開業手帳」」では、出店に関するノウハウや、資金繰りの改善方法、スタッフの採用・教育など、飲食店の開業に必要なノウハウを提供しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AI DX テイクアウト トレタ 予約 効率化 株式会社 資金調達 飲食店 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2021年10月26日、株式会社GOYOHは、資金調達を実施したことを発表しました。 不動産の脱炭素とESG価値創出を実現するサービス「EaSyGo」を提供しています。 ESGに即した不動産の活用方法…
2022年1月11日、株式会社Wunderbarは、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 有名人に動画メッセージを依頼できるエンタメギフトサービス「VOM(ヴォム)」を運営して…
2023年5月9日、株式会社Spatial Pleasureは、資金調達を実施したことを発表しました。 Spatial Pleasureは、エリアの脱炭素化に寄与する交通事業者に対し、カーボンクレジッ…
2025年4月2日、appcycle株式会社は、みずほ銀行からデットファイナンスでの資金調達を実施しました。 appcycleは、青森県を拠点とし、青森県の地域課題解決のため、地域の未利用資源のりんご…
2022年2月8日、株式会社QPS研究所は、総額約10億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また2021年12月9日には、総額38億5,000万円の資金調達を発表しています。 QP…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…