注目のスタートアップ

VRイベント「バーチャルマーケット」の開催やVRエンジン提供などXR事業を展開する「HIKKY」が5億円調達

company

2022年2月8日、株式会社HIKKYは、5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社メディアドゥです。また、2021年11月15日に65億円の資金調達を発表しています。

HIKKYは、世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」の開催などのイベント事業や、企業の課題をXRで解決するXRソリューション事業、VRエンジン「Vket Cloud」の提供、バーチャルライブの制作・運営事業、3DアバターやデジタルアイテムEC「Vket Store」を展開しています。

「Vket Cloud」は、スマートフォンやPCブラウザ上で動くVRコンテンツの開発を支援するVRエンジンです。3Dアバターを使った音声・チャットによるコミュニケーションや、VR空間での様々なサービス展開を可能にします。

今回の資金は、「Vket Cloud」を中心としたVR関連サービスの開発体制の強化、「Vket Cloud」を用いたオープンメタバースの開発・運営、VRサービス事業の国内外への拡大、新規事業であるVRコンサルティング業務、組織基盤強化などに充当される予定です。

2021年10月28日、Facebookは、メタバース事業に注力していく姿勢を示し、社名をMeta(メタ)に変更しました。

メタバース(Metaverse)とは、大雑把にいえばインターネット上に構築された仮想空間のことを指します。

将来的には現実空間を完全に代替もしくは拡張する仮想空間を構築し、身体的な制限を取り払うことで人間の活動を自由にすることを目的としています。

VR技術はメタバースのコア技術となると考えられており、多くのXRスタートアップがメタバース事業に取り組んでいます。

現状でのメタバースは、イベント空間として利用されているものが主であり、コロナ禍によって現実空間でのイベント開催が難しくなったビジネス領域で高い注目を集めています。

今後、5Gの整備が進むにつれ、VRなどのデータ通信量の多いサービスでも快適に利用できるようになるため、XRやメタバースなどは大きく広がっていくと考えられます。

最新の技術を活用した事業を展開する場合、事業の拡大のためにさらなる技術開発も必要となり、そのために資金を要します。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ HIKKY Vket Cloud VR VRエンジン XR イベント バーチャルマーケット メタバース 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

可動産プラットフォーム事業を展開する「YADOKARI」が3.2億円調達
2024年5月7日、YADOKARI株式会社は、総額3億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 YADOKARIは、「タイニーハウス」「ミニマルライフ」「多拠点居住」に着目し、自由な生…
ウェルビーイングな活動の習慣化を支援する「Nesto」が1億円調達
2021年4月21日、株式会社NESTOは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ウェルビーイングな活動の習慣化をサポートするコミュニティ・プラットフォーム「Nesto(ネスト)」を運営…
車窓XRの基盤システムを開発する「DUAL MOVE」が資金調達
2023年3月14日、株式会社DUAL MOVEは、資金調達を実施したことを発表しました。 DUAL MOVEは、自動車などの車窓への映像表示により、車窓越しに見える実際の景色に重ね合わせるXRコンテ…
クラウド受付システム運営の「RECEPTIONIST」が資金調達
2021年7月19日、株式会社RECEPTIONISTは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、グローバル・ブレイン株式会社です。 クラウド受付システム「RECEPTIONIST」や、日程…
画像認識AIを用いた各種ソリューションを開発・提供する「サイバーコア」 「電気興業」による株式取得・「電気興業」グループへ参画
2023年8月25日、株式会社サイバーコアは、電気興業株式会社(DKK)とサイバーコアの発行済株式を取得する株式譲渡契約および第三者割当増資に関する総引受契約を締結し、DKKグループに参画することを発…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集