注目のスタートアップ

社会問題を自分ごととして考える社会の実現のため事業を展開するソーシャルセクター「Ridilover」が2.3億円調達

company

2022年1月19日、株式会社Ridiloverは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

社会問題を自分ごととして考える社会の実現のため、以下の事業を展開しています。

・社会問題について学び合うオンラインサロン「リディ部」
・社会問題と問題の背景にある社会構造まで踏み込んだ記事を提供するメディア「リディラバジャーナル」
・日本中の社会課題を学ぶソーシャルイベント「リディフェス」
・中高生向け・社会問題の現場を訪問するスタディツアー「SDGs/社会問題スタディツアー」
・越境型の人材育成プログラム「フィールドアカデミー」
・事業開発・政策立案

2015年9月、国連による「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、SDGs(持続可能な開発目標)が掲げられました。

SDGsは様々な社会課題の解決を目標に据えており、その実施主体として企業を位置づけていることも特徴的です。

また、ESG投資という、環境・社会・ガバナンスに配慮した企業に積極的に投資をするという価値観も金融市場で一般的となり、これまでの資本主義から新たな資本主義へと徐々に転換が進んでいます。

また、社会的・環境的価値(インパクト)と金銭的なリターンを両立するインパクト投資も世界的に広がっており、SDGsの推進を後押ししています。

しかしESG投資・インパクト投資は、すべての社会的価値に投資するわけではありません。

対象は投資効果が測定可能な社会的価値に限定されますし、また金銭的な価値も必要となります。

そのため、ESG投資・インパクト投資からこぼれ落ちてしまう社会的価値のある事業も数多く存在するのです。

Ridiloverは、こういった金銭的価値につながりづらい社会的事業に関心を集め、様々な資源が投入される社会の実現のための事業を展開してます。

社会課題を解決するビジネスは、ビジネスとして成立させるためにハードルが高いこともあります。事業を続けるためには共感・理解してくれるVCの存在が必要となることも少なくないでしょう。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ SDGs メディア 株式会社 社会課題 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

教育機関向けAI英語学習クラウド「TerraTalk」を提供する「ジョイズ」が資金調達
2023年4月10日、ジョイズ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ジョイズは、AI技術を活用した教育機関向け英語学習クラウド「TerraTalk」を提供しています。 AIによる対話形式…
おしゃべりAI「Cotomo」を開発する「Starley」が7億円調達
2024年8月23日、Starley株式会社は、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Starleyは、音声会話型おしゃべりAI「Cotomo」を開発・提供しています。 日常会話に特化し…
解体工事の一括見積もりWebサービスを運営する「クラッソーネ」が資金調達
2023年2月15日、株式会社クラッソーネは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、朝倉祐介氏が代表を務めるアニマルスピリッツ合同会社です。 クラッソーネは、解体工事の一括見積もりWebサ…
調剤薬局向け次世代電子薬歴システム提供の「カケハシ」が26億円調達
2019年10月31日、株式会社カケハシは、総額約26億円の資金調達を実施したことを発表しました。 調剤薬局向けの次世代電子薬歴システム「Musubi」を提供する、医療系スタートアップです。 タブレッ…
遊休地を屋台でシェアするサービス「STAND3.0」展開の「Replace」が資金調達
2020年3月31日、株式会社Replaceは、資金調達を実施したことを発表しました。 遊休地を屋台でシェアするサービス「STAND3.0」を展開しています。 遊休地に賑わいを生みたい土地オーナーと、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集