創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2021年12月8日実証実験プラットフォーム「POCOLAB」や官民連携事業展開の「官民連携事業研究所」が資金調達

2021年12月7日、株式会社官民連携事業研究所は、資金調達を実施したことを発表しました。
実証実験プラットフォーム「POCOLAB」の運営や、官民連携アクセラレーターを運営するための人材の育成、官民連携プロジェクトの推進、官民連携事業に関する情報の提供・調査・研究・導入支援などを行っています。
今回の資金は、地域の社会課題解決や地域発展となる事例を作り出すための新たな仕組みの創出や、政策と事業を生み出す人材の獲得などに充当されます。
多くの地方自治体は、人口流出、税収減、市民の生活満足度の低下を課題として抱えています。
起因となっているのは東京一極集中と少子高齢化による人口の流出・減少であるため、地方自治体では地方の魅力や住みやすさを高めて人口を増加させる施策が必要となっています。
しかし、自治体職員は普段の業務に追われているため、新たな事業を企画したり、そのための勉強を行うことが難しい状況にあります。
そのため、地方自治体では民間企業との連携により地方創生を行うという動きが増えてきています。
なかでも近年増えてきているのが、自治体が主催・共催するアクセラレータープログラムです。
アクセラレータープログラムとは、一定期間スタートアップにリソースの提供などによって支援を行うものです。
自治体アクセラレーターは、地方の課題を解決しうるようなアイデアを持つスタートアップを公募し支援を行います。
実証実験の場を提供することが多いため、スタートアップにとっては貴重な機会でもあります。
自治体にとっては新たな企業が根づけば、地域の活性化や、若年層の流出阻止、雇用創出などにつながるため、スタートアップとの連携には多くのメリットがあります。
しかし自治体は公平性・透明性に配慮しなくてはならないため、手続きや協議に時間がかかり、スピード感を重視する企業との連携がうまくいかないという課題があります。
そのため官民の間に立って調整を行ってくれるような企業・組織のニーズが高まっているのです。
社会課題を解決する社会課題解決型ビジネスは、すぐに結果がでるものではなく、ビジネスとして成り立たせるために大きなハードルがあります。とはいえ持続可能な社会の実現のために不可欠な取組みです。また大きなビジネス・チャンスでもあるでしょう。「冊子版創業手帳」では、様々な起業家のインタビューを掲載しています。先人がどのように困難を突破してきたかを知ることは、起業や経営に大きく役立つことでしょう。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | POCOLAB プラットフォーム 官民連携 官民連携事業研究所 実証実験 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年7月31日、株式会社DeepXは、総額16億円の資金調達を実施したことを発表しました。 幅広い産業の様々な機械や現場作業の自動化に向けて、汎用的なAI技術の開発を行っています。 今回の資金は…
2023年6月1日、株式会社KEYCREWは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 KEYCREWは、発送代行サービス「STOCKCREW」を提供する株式会社STOCKCREW、EC物流…
2025年3月10日、株式会社Mint Townは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Mint Townは、株式会社BLOCKSMITH&Co.と共同開発したWeb3ゲーム『キャプテ…
2022年2月17日、Holoeyes株式会社は、株式会社学研ホールディングスが運営する投資プロジェクト「Gakken Capital」から資金調達を実施したことを発表しました。 医療用画像処理ソフト…
2021年12月15日、mish株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、新規サービス「mish」を2021年12月15日に提供開始することもあわせて発表しました。 「mish」は、オ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…