注目のスタートアップ

実証実験プラットフォーム「POCOLAB」や官民連携事業展開の「官民連携事業研究所」が資金調達

company

2021年12月7日、株式会社官民連携事業研究所は、資金調達を実施したことを発表しました。

実証実験プラットフォーム「POCOLAB」の運営や、官民連携アクセラレーターを運営するための人材の育成、官民連携プロジェクトの推進、官民連携事業に関する情報の提供・調査・研究・導入支援などを行っています。

今回の資金は、地域の社会課題解決や地域発展となる事例を作り出すための新たな仕組みの創出や、政策と事業を生み出す人材の獲得などに充当されます。

多くの地方自治体は、人口流出、税収減、市民の生活満足度の低下を課題として抱えています。

起因となっているのは東京一極集中と少子高齢化による人口の流出・減少であるため、地方自治体では地方の魅力や住みやすさを高めて人口を増加させる施策が必要となっています。

しかし、自治体職員は普段の業務に追われているため、新たな事業を企画したり、そのための勉強を行うことが難しい状況にあります。

そのため、地方自治体では民間企業との連携により地方創生を行うという動きが増えてきています。

なかでも近年増えてきているのが、自治体が主催・共催するアクセラレータープログラムです。

アクセラレータープログラムとは、一定期間スタートアップにリソースの提供などによって支援を行うものです。

自治体アクセラレーターは、地方の課題を解決しうるようなアイデアを持つスタートアップを公募し支援を行います。

実証実験の場を提供することが多いため、スタートアップにとっては貴重な機会でもあります。

自治体にとっては新たな企業が根づけば、地域の活性化や、若年層の流出阻止、雇用創出などにつながるため、スタートアップとの連携には多くのメリットがあります。

しかし自治体は公平性・透明性に配慮しなくてはならないため、手続きや協議に時間がかかり、スピード感を重視する企業との連携がうまくいかないという課題があります。

そのため官民の間に立って調整を行ってくれるような企業・組織のニーズが高まっているのです。

社会課題を解決する社会課題解決型ビジネスは、すぐに結果がでるものではなく、ビジネスとして成り立たせるために大きなハードルがあります。とはいえ持続可能な社会の実現のために不可欠な取組みです。また大きなビジネス・チャンスでもあるでしょう。「冊子版創業手帳」では、様々な起業家のインタビューを掲載しています。先人がどのように困難を突破してきたかを知ることは、起業や経営に大きく役立つことでしょう。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ POCOLAB プラットフォーム 官民連携 官民連携事業研究所 実証実験 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「三菱UFJキャピタル」が超小型陽子線がん治療装置を開発する「ビードットメディカル」に追加出資
2023年4月26日、三菱UFJキャピタル株式会社は、運営する「MUFGメディカルファンド」より、株式会社ビードットメディカルに追加出資を実行したことを発表しました、 ビードットメディカルは、国立研究…
プロ人材特化マッチングサービスの「みらいワークス」が「福邦銀行」と業務提携
2021年7月19日、株式会社みらいワークスは、株式会社福邦銀行と業務提携契約を締結したことを発表しました。 みらいワークスは、プロフェッショナル人材に特化した以下のような人材サービスを展開しています…
知識・スキル・経験など得意を売買できるスキル・マーケット運営の「ココナラ」が「セブン-イレブン」で料金支払い可能に
2020年12月22日、株式会社ココナラは、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが展開する全国の「セブン-イレブン」21,038店において「ココナラ」の料金の支払いが可能となったことを発表しました。 コ…
AI導入コンサルテーション事業など展開の「調和技研」が3億円調達
2020年5月19日、株式会社調和技研は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AI導入コンサルテーションを中心に、AI研究開発・実装・運用、AIエンジンの提供、AI技術者の人材育成を…
エンターテインメント業界のイノベーションを加速させるスタートアップ・スタジオ「Studio ENTRE」が資金調達
2020年8月7日、Studio ENTRE株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ミクシィです。 Studio ENTREは、エンターテインメント・ビジネスとテクノロジ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集