注目のスタートアップ

オールインワン型BtoBマーケティングツール「ferret One」など提供の「ベーシック」が11億円調達

company

2021年12月2日、株式会社ベーシックは、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。

オールインワン型BtoBマーケティングツール「ferret One」や、フォーム作成管理ツール「formrun」、Webマーケティングメディア「ferret」を運営しています。

「ferret One」は、ノーコードで簡単にWebページの作成・更新ができるCMS機能や、コンテンツマーケティング・メールマーケティング・セミナーなど複数のマーケティング施策を実行するための機能をオールインワンで提供しています。

ベーシックの保有するBtoBマーケティングの知見をもとに、戦略設計を含めて伴走支援することも特徴としています。

今回の資金は、SaaSプロダクトの開発・アップデートの加速や、エンジニアを中心とした人材採用に充当されます。

これまでのBtoBの営業活動は、情報収集から顧客企業への提案も対面で行うことが基本でした。

営業は足で稼ぐものという言葉があるほど、営業ではアナログな手法が重視される価値観が浸透していました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の流行により、対面での営業が難しくなり、営業の領域でもデジタル化が大きく進みました。

また、企業のオウンドメディアによる情報発信が増えたことで顧客側がプロダクトやサービスの情報を得られるようになったことや、顧客の行動データをWeb上で取得できるようになったことも、デジタル化が進展した要因といわれています。

デジタルセールスにおいてリードを獲得するためにはオウンドメディアの運営が有効な方法だと考えられています。

オウンドメディア(Owned Media)とは、自社が所有するメディアのことです。自社HPや、ブログ、ツイッターやインスタグラムなどのSNSが活用されています。

オウンドメディアは自社で運営するため、自由な表現ができることや内容をコントロールできることがメリットとなっています。

リードを育成する段階にあたっては、メールマガジンの配信や、ウェビナーの開催などが有効な方法だと考えられています。

ウェビナーはオンラインで開催するセミナーのことを指します。オンラインであるため参加のハードル低いため、多くの見込み客が参加してくれることがメリットとなっています。

これら施策の展開では少なからず専門的な知識やデジタルスキルが必要となってきます。これまで足で稼いでいた営業担当がデジタルセールスに取り組む場合は、クラウドサービスなどにお世話になることでしょう。

営業は企業の売上を向上させるために必要な業務です。しかし、リソースの足りない創業期は、満足できる営業を行えないかもしれません。「冊子版創業手帳」では、少しでも営業の成功率を上げるため、営業ツールの導入や、販路開拓の方法などのノウハウを提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB ferret ferret One formrun デジタル・セールス デジタル・マーケティング ノーコード ベーシック マーケティング 営業 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI活用プラットフォーム「MatrixFlow」において最適な入力の組み合わせを逆算する「OptFlow」がリリース
2022年5月17日、株式会社MatrixFlowは、新サービス「OptFlow」を「MatrixFlow」上で提供開始したことを発表しました。 MatrixFlowは、ビジネスのためのAI活用プラッ…
Webシステムの構築やスマートフォン・アプリ開発の「インプル」が資金調達 システム・コンサルティングの「テクノブレイブ」と業務提携
2020年12月23日、株式会社インプルは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先のテクノブレイブ株式会社とは業務提携契約を締結したことも併せて発表しました。 インプルは、Webシステム…
金属基複合素材を開発する「アドバンスコンポジット」が15億円調達
2024年11月7日、アドバンスコンポジット株式会社は、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 アドバンスコンポジットは、従来の単一素材にはない特性を持つ金属基複合素材を開発しています。…
テイクアウト向けSaaS「テイクイーツ」を提供する「ランプ」が7億円調達
2025年5月19日、株式会社ランプは、総額7億円の資金調達を発表しました。 ランプは、テイクアウト業務に特化した予約・決済・管理SaaS「テイクイーツ」を提供しています。 テイクアウトを運営する店舗…
中空型マイクロニードルを開発する「シンクランド」が4.2億円調達
2021年7月12日、シンクランド株式会社は、総額約4億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 光学設計・実装技術と高速電気信号処理技術をコア技術と、中空型マイクロニードルを開発してい…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集