注目のスタートアップ

マイクロモビリティの開発・販売を行う「glafit」が10億円調達

company

2021年11月24日、glafit株式会社は、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。

マイクロモビリティの開発・販売を行っています。

2021年11月現在、折りたたみ自転車と原付バイクを組み合わせた「HYBRID BIKE GFR」と、立って乗る電動スクーター「X-SCOOTER LOM」を販売しています。

今回の資金は、さらなるプロダクト開発の推進や、マーケティングの強化に充当されます。

温室効果ガス排出の削減のため、大気汚染物質を排出しない乗り物(自動車等)の開発・普及が世界的に推進されています。

特に自動車については、1人での移動が多く、かつ移動距離も10km以内が中心であることから、利用実態に即したマイクロモビリティ(小型の乗り物)の開発・普及が必要です。

マイクロモビリティは走行におけるエネルギー効率が良いため、次世代の移動手段として期待されています。

なかでも電動キックボードは取り回しがいいことや構造がシンプルであることから、アメリカでシェアリングサービスとして2018年ごろからブームとなりました。

課題としては法整備が追いついていないため、放置された電動キックボードが邪魔になってしまうことや、歩行者との事故などのトラブルが発生しています。

日本では電動キックボードは原付扱いとなり、ヘルメットの装着と運転免許証の所持が必要となります。

このヘルメットの着用義務は、電動キックボードシェアリングサービスの普及の阻害要因のひとつとなっていました。

しかし、シェアリング事業者による働きかけにより、2021年4月23日付で「新事業特例制度」が認定され、シェアリング事業者の電動キックボードのみ小型特殊自動車とみなし、公道でのシェアリングサービス方式による実証実験が認められました。

マイクロモビリティは今後のMaaS構想の実現のためにも必要不可欠なものであるため、今後も普及に向けた取り組みが進んでいくと考えられます。

車両についても電動キックボードが有力と考えられていますが、段差に弱いことなどの課題があるため、これらの課題を解決するような車両の開発も盛り上がっていくでしょう。

新たなビジネスでは、自治体や他社との連携が必要となる場合があります。「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ glafit HYBRID BIKE GFR X-SCOOTER LOM キックボード スクーター マイクロモビリティ 株式会社 自転車 資金調達 電動
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

営業組織図オートメーションツール「ulu」開発の「moja」が資金調達
2022年4月25日、株式会社mojaは、資金調達を実施したことを発表しました。 mojaは、営業組織図オートメーションツール「ulu(ウル)」を開発しています。 組織図作成の自動化と決裁情報を簡単に…
介護報酬債権を早期に資金化できるファクタリングサービス「Rehab早期入金」がリリース
2022年8月4日、株式会社Rehab for JAPANは、「Rehab早期入金」の提供を開始したことを発表しました。 「Rehab早期入金」は、介護報酬債権を早期に資金化できるファクタリングサービ…
産業用3Dデータ処理に特化したAIスタートアップ「bestat」が1億円調達
2025年10月20日、bestat株式会社は、総額1億円の資金調達を発表しました。 bestatは、産業用3Dデータの処理に特化したAIスタートアップです。 3Dデータの自動生成・管理・活用AIエー…
成長企業向け法人カード提供の「UPSIDER」が資金調達
2022年7月13日、株式会社UPSIDERは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、みずほキャピタルと、SMBCベンチャーキャピタルです。既存株主である三菱UFJキャピタルとあわせ、国内…
「アドインテ」が「マックスバリュ西日本」と協業 リテールメディア「マックスバリュ西日本Ads」をリリース
2022年8月22日、株式会社アドインテは、マックスバリュ西日本株式会社と協業し、「マックスバリュ西日本Ads」(マックスバリュ西日本広告)の構築・運用をスタートしたことを発表しました。 アドインテは…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集