新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置が決定

change

2021年11月5日、外務省は「新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置(ワクチン接種証明書保持者に対する入国後・帰国後の行動制限及び外国人の新規入国制限の見直しについて)」を発表しました。

今回の新たな水際対策措置の決定により以下の2点に見直しが行われました。

・ワクチン接種証明書保持者に対する入国後の行動制限の見直し
・外国人の新規入国制限の見直し

「ワクチン接種証明書保持者に対する入国後の行動制限の見直し」
ワクチン接種証明書保持者は、入国後最短で4日目以降の行動制限が緩和されます。
具体的には、入国後3日目以降に、あらためて自主的に受けた検査(PCR検査・抗原定量検査)による陰性の証明を厚生労働省に届け出ることによって、入国後4日目以降の待機期間中、受入責任者の管理の下に活動計画書の記載に沿った活動が認められます。

「外国人の新規入国制限の見直し」
一時停止されていた外国人の新規入国については、日本国内の受入責任者が業所管省庁に提出した誓約書・活動計画書などの書類が審査に通った場合、商用・就労目的の短期間(3月以下)の滞在者・長期の滞在者の新規入国が原則として認められるようになります。

新型コロナウイルス感染症は世界的に猛威をふるい、WHOはパンデミックといえる状態であることを表明しています。

このことから世界各国は渡航制限や入国制限を行っており、日本も例にもれず制限を行っています。

今回の見直し以前は、外国人の新規入国については、日本上陸前14日以内に特定の国・地域に滞在していた場合、「特段の事情」がない限り入国を拒否していました。

今回の見直しにより、ワクチン接種済みのビジネス関係者・留学生・技能実習生の新規入国が認められるようになります。

またワクチン接種済みであるため、入国後の待機は3日間と、14日間よりも短い待機日数となっています。

今回の見直しにより国をまたいだ人の流れは正常な状態に一歩近づくとみられています。

とはいえ観光客についてはまだ規制が緩和されていないため、政府は今回の見直しにより感染状況がどのように変化するのかを検証するようです。

日本では感染拡大が収まってきた印象がありますたが、世界的には感染者が増加している国もあるため、まだ予断を許さない状況にあるといえます。

新型コロナの影響によりビジネスの現場では非対面での営業が求められるようになりました。「冊子版創業手帳」では、コロナ禍における営業を支援してくれるツールについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 制度改正
関連タグ ワクチン接種証明書 入国制限 厚生労働省 新型コロナウイルス 水際対策
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

制度改正の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

経口のがん治療ワクチンと新型コロナウイルス予防ワクチンを開発する「イムノロック」が1.04億円調達
2023年7月14日、株式会社イムノロックは、総額1億400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 イムノロックは、ビフィズス菌の特性を利用した新規経口ワクチンプラットフォーム技術を有する、神戸…
「雇用調整助成金の特例措置」が11月まで延長
政府は、「雇用調整助成金(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例)」を11月末まで延長します。 ※8月17日の厚生労働省からの発表によると、「雇用調整助成金(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例…
「グローウィン・パートナーズ」が上場企業の経営企画部門・経理財務部門向け新サービスを提供開始
2020年4月15日、グローウィン・パートナーズ株式会社は、新型コロナウィルスの感染拡大防止による緊急事態宣言の影響により、事業計画の見直しや減損検討などが迫られる上場企業の経営企画部門・経理財務部門…
コロナ特需はDXだけじゃない、家電製品や家具/建売住宅まで
コロナ騒動が日本に波及して早半年。新型コロナウイルスの流行により、観光や外食など、多くの産業が打撃を受けています。その一方、外出自粛・在宅勤務に伴う特需に湧く産業もあります。今日は、コロナ禍を追い風に…
最低賃金引き上げに助成金 10月から雇用調整助成金の要件が緩和
政府は、最低賃金の3%引き上げのため、企業の負担軽減策を講じます。 例年、最低賃金は10月に切り替わるため、「雇用調整助成金」の要件を10月から緩和し、12月までの激変緩和措置として一時的に負担を肩代…

大久保の視点

世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
IVSの進化・IVS京都2024現地レポート&島川敏明代表インタビュー
今年のIVSは何が違うのか スタートアップの代表的なイベントである「IVS(アイブイエス)」が、7月4日から6日まで京都市で開催されました。IVSの中で実施…
(2024/7/6)
「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」優勝は物流自動化のRENATUS ROBOTICS安藤 奨馬さん:賞金1000万円獲得!
日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。 優勝(スタートアップ京都国際賞)…
(2024/7/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】