注目のスタートアップ

政策づくりのDX「issues」が6,500万円調達

company

2021年11月1日、株式会社issuesは、総額6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

政策づくりのDXを推進する「issues 〜くらしの悩みをみんなで解決〜」を運営しています。

「issues」は、政治家と市民をつなげるコミュニティです。

運営事務局が、賛否双方の立場の論拠や参考データをもとに政策トピックを設定しており、そのトピックにワンタップで自分の要望を登録することができます。

入力した要望は実際の市民ニーズとして地元の政治家に届き、政治家は自身の活動や政策立案の参考とします。

また政治家からは取り組みの内容や進捗などが届きます。

特定の政党に偏らないよう、利用を希望する現職の区議・市議であればすべての人が利用することができます。

2021年11月現在、議員70人以上が登録しています。

今回の資金は、組織拡大、プロダクト改善、マーケティング強化などに充当されます。

スマートフォンの世帯保有率は2019年に8割を超え、多くの人々がインターネットにアクセスできる環境となりました。

しかし、自治体が市民ニーズを把握する方法は、手紙、FAX、窓口でのヒアリング、市民団体からなどが主であり、インターネットはまだあまり活用されていないことが課題となっています。

福岡市では2017年4月から、配信システムや配信運用等の技術的検証や利用者ニーズの調査・把握などの目的で「福岡市LINE公式アカウント」の実証実験運用を開始しています。

ごみの分別方法や子育てなどの生活情報、避難所やハザードマップなどの防災情報、道路や公園などの不具合を報告できる機能などを備えています。また、アンケート機能によって市民ニーズを汲み上げることにも活用されています。

「福岡市LINE公式アカウント」は、2021年1月時点で友達登録数175万人と、福岡市の人口160万人を超えるユーザーを獲得しています。

このように福岡市の大きな成功もあり、インターネットを活用した情報発信・市民ニーズの把握は非常に有効であることがわかります。

ビジネスにおいてもニーズを捉えることは非常に重要です。近年はSNSの普及によりユーザーの生の声を集めやすくなっています。「冊子版創業手帳」では、SNSの活用法などマーケティングに関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX issues コミュニティ 市民ニーズ 政策 株式会社 自治体 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

レアメタルリサイクルベンチャーの「エマルションフローテクノロジーズ」が1億円調達
2022年10月18日、株式会社エマルションフローテクノロジーズは、株式会社日本政策金融公庫からの新型コロナウイルス感染症対策挑戦支援資本強化特別貸付(新型コロナ対策資本性劣後ローン)により、1億円の…
デジタルイネーブルメントプラットフォームを提供する「WE UP」が5,900万円調達
2023年2月22日、株式会社WE UPは、総額5,900万円の資金調達を実施したことを発表しました。 WE UPは、ノーコード・プログラミング不要でWebサイト上のサービスガイドを作成できるデジタル…
飲食店と卸売業者をつなぐ受発注プラットフォーム「クロスオーダー」提供の「クロスマート」が2.7億円調達
2021年2月22日、クロスマート株式会社は、総額2億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 飲食店と卸売業者をつなぐ受発注プラットフォーム「クロスオーダー」を運営しています。 受発注…
VR事業など展開の「アビックシステム」とダンスのオンラインレッスンサービスなど提供の「だんきち」が資本業務提携
2022年6月15日、株式会社アビックシステムは、株式会社だんきちに出資し、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 アビックシステムは、システム開発事業・IT基盤ソリューション事業、ビジネスソ…
次世代の提携クレジットカード「Nudge」を提供する「ナッジ」が資金調達
2022年6月14日、ナッジ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ナッジは、次世代の提携クレジットカード「Nudge(ナッジ)」を提供しています。 スマホアプリで完結するシンプルな申込み…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集