注目のスタートアップ

移住・ワーケーションマッチングサイト「たびすむ」運営の「BeA」が6,000万円調達

company

2021年10月22日、株式会社BeAは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

移住とワーケーションのマッチングサービス「たびすむ」を開発・運営しています。

AIによって性格に合ったエリアを診断する“移住ワーケーションAI診断”などにより、移住やワーケーションを考える人と地域とのミスマッチの少ないマッチングを行うサービスです。

今回の資金は、「たびすむ」の追加開発や、プロモーションに充当されます。

NPO法人ふるさと回帰支援センターの資料によると、移住相談件数は、2008年にはわずか2,475件だったものが、2019年には49,401件と大幅に増加しています。

地方移住には主に、地方から首都圏にでてきた人が地方に帰るUターンと、首都圏生まれの人間が地方に移住するIターンの2種類があります。

Uターンの場合は、仕事と生活のバランスや、結婚・子育てなどの中長期的な将来設計により、首都圏の価値が下がったことによって地方移住を志向することとなります。

以前と比べて地方移住ニーズが増加している理由としては、スマートフォンやSNSの普及により、地方にいても最新の情報を得ることができるといったことが挙げられます。

Iターンの場合は、仕事や生活の多様化や、地方に可能性を求めるなどといったことが原動力となっています。

地方での起業の成功例なども確認できるため、地方移住を考える起業家も増えて来ています。

地方移住における課題としては、最適な移住先をみつけづらいこと、収入を得られるか、住居があるか、よそ者を受け入れてくれるかなどが挙げられます。

地方では人口減少や若年層の流出などが大きな課題となっており、移住者のニーズを喚起し、受け入れ体制を整えるといった取り組みを行っている自治体も数多くあります。

総務省の報告では、移住相談窓口の設置や移住体験など、同じ施策を行う場合でも行政以外に移住・定住支援に取り組む主体が存在するほうが、移住・定住者が多い傾向にあります。

そのため、移住支援を行う事業者は、自分たちの取り組みがどれだけ効果があり、どのように自治体と連携・協力していくかが重要となってくると考えられます。

新型コロナウイルスの影響により、企業はテレワーク環境の整備が求められました。また、これを機に働き方を改革しようとの動きもあります。「冊子版創業手帳」では、社内制度の整備において社労士に依頼することのメリットや、ピンポイントで社労士に依頼できるサービスについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BeA たびすむ マッチング ワーケーション 地方 地方活性化 地方移住 株式会社 移住 自治体 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ビッグデータ活用・分析の事前処理を自動化する「trocco」の提供元が1.3億円調達
2019年7月8日、株式会社primeNumberは、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SaaS型のビッグデータ分析基盤向けデータ統合自動化サービス「trocco(トロ…
ニュース・アプリ運営の「スマートニュース」が100億円調達 米国事業加速へ
2019年11月19日、スマートニュース株式会社は、総額100億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ニュース・アプリ「SmartNews」を運営しています。 ダウンロード数は、日米合算で5,0…
「ナレッジワーク」が10億円調達 セールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」を正式リリース
2022年4月20日、株式会社ナレッジワークは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、セールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」を正式リリースしたことも併せて発表しました…
ブランド開発・マーケティング事業を展開する「NEW STANDARD」と「凸版印刷」が資本業務提携
2023年7月18日、凸版印刷株式会社は、NEW STANDARD株式会社と、資本業務提携を締結したことを発表しました。 NEW STANDARDは、ミレニアル世代・Z世代のスペシャリストとして、オリ…
人財×デジタルにより人手不足の課題を解決する「コクー」が6.1億円調達
2023年10月11日、コクー株式会社は、総額6億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 コクーは、労働人口減による人手不足を「人財」×「デジタル」で解決することを目的に、ITインフラ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集