注目のスタートアップ

パーソナライズを基軸としたD2Cブランドを展開する「Sparty」が41億円調達

company

2021年8月13日、株式会社Spartyは、総額約41億円の資金調達を実施したことを発表しました。

パーソナライズを基軸としたD2Cブランドを展開しています。

2021年8月現在、パーソナライズヘアケア「MEDULLA」・パーソナライズスキンケア「HOTARU PERSONALIZED」・パーソナライズボディメイク「Waitless」の3ブランドを主軸に展開しています。

今回の資金は、2022年6月までに200名規模を目標とした採用強化や、各パーソナライズブランドの認知向上を目指した広告・マーケティング活動に充当されます。

また、アジア市場をはじめとしたグローバル展開や、SDGsへの積極的な取り組みも行っていきます。

人間個人の性質・趣味嗜好は多種多様であるため、たとえば化粧品などの分野では、顧客個人に合わせた(パーソナライズされた)プロダクトの提供がひとつの理想とされています。

もちろん今までも職人によるオーダーメイドなどによりパーソナライズされた商品は提供されてきましたが、大きなビジネスとして展開することは難しいものがありました。

D2Cの流行と、それに伴う顧客体験の向上を指向する戦略から、パーソナライズに注目が集まるようになり、D2C領域でいくつものパーソナライズD2Cが登場しました。

また、AIの登場や顧客管理システムなどの普及も、プロダクトのパーソナライズ化のハードルを下げた要因でもあります。

今後、多くのプロダクトがD2C化していくとの見方もあるため、Spartyのように大型の調達に成功したD2Cブランドの動向に注目が必要でしょう。

D2Cブランドを立ち上げないにしても、D2CがやっているようにECサイトを自社で構築することは、ブランディングの面でも有効だと考えられています。「冊子版創業手帳」では、創業期におけるECサイトの導入について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ D2C スキンケア パーソナライズ ブランド ヘアケア 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

GHG排出量算定・開示・削減を支援するソリューション「zeroboard」を提供する「ゼロボード」が資金調達
2023年3月24日、株式会社ゼロボードは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、2023年3月23日にシリーズA総額で約25億円の資金調達が完了したことを発表しました。 ゼロボードは、GHG…
地域情報サイト「まいぷれ」運営の「フューチャーリンクネットワーク」が「まいぷれ金沢・野々市」を新規オープン
2020年10月5日、株式会社フューチャーリンクネットワークは、「まいぷれ金沢・野々市」を2020年10月1日にオープンしたことを発表しました。 「まいぷれ金沢・野々市」は、石川県金沢市・野々市市のイ…
クリエイター向けのギフトプラットフォームサービスを運営する「Gipt」が資金調達
2025年9月1日、株式会社Giptは、資金調達を発表しました。 引受先は、株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスです。 Giptは、クリエイター向けギフトプラットフォーム「Gi…
マインドフルネス・フィジカルヘルスケアサービス開発やホテル・結婚式場の運営・コンサルティングの「クォーターズ」が資金調達
2021年12月8日、株式会社クォーターズは、資金調達を実施したことを発表しました。 ホテル・結婚式場の運営・コンサルティング事業の展開や、マインドフルネス・フィジカルヘルスケア領域におけるテクノロジ…
EV充電インフラサービスなどエネルギー関連事業を展開する「ENECHANGE」が15億円調達
2022年12月27日、ENECHANGE株式会社は、大手金融機関である三井住友銀行をアレンジャーとして、三井住友信託銀行、商工組合中央金庫のほか、千葉銀行(千葉県)、紀陽銀行(和歌山県)、山梨中央銀…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集