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孫の動画・写真をテレビで見られる「まごチャンネル」提供の「チカク」が5億円調達

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2021年4月6日、株式会社チカクは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

スマートフォン・アプリで撮影した動画・写真をテレビに直接送信し、離れた家族と共有できるサービス「まごチャンネル」を展開しています。

使用者に高齢者を想定しているため、ネット回線がなくても使用できるよう、テレビに接続する受信デバイス自体でLTE(4G)回線を利用しインターネットに接続するようにしています。

またテレビへの接続も、電源ケーブルとHDMIケーブルをつなげるだけという簡単なものとなっています。

セコム株式会社と新たな見守りサービス「まごチャンネル with SECOM」の開発、大阪府泉大津市や北海道小清水町など複数の自治体と新たなICT基盤の実証実験なども行っています。

今回の資金は、新たなサービス開発や、事業提携の加速、人材採用の加速に充当されます。

高齢化に伴い、高齢者夫婦・高齢者単身での世帯は増え続け、2015年には全体の約57%となっており、孫と同居する三世代世帯はわずか12.2%となっています。

そのため、高齢者と孫世代をつなぐプロダクトのニーズがあります。

もちろんLINEなどの無料のコミュニケーション・サービスがあるため、「まごチャンネル」のようにデジタル・スキルのない高齢者のためのUI/UXデザインなどの差別化が重要です。

ユニークなプロダクトの開発には、自社の強み・弱み、市場の分析が必要となります。「冊子版創業手帳」では、自社・市場の分析のためのフレームワークを掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ICT チカク デバイス テレビ まごチャンネル 共有 写真 動画 家族 株式会社 資金調達 高齢者
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