注目のスタートアップ

米国を拠点とする植物工場スタートアップ「Oishii Farm」が55億円調達

company

2021年3月12日、Oishii Farmは、総額約55億円の資金調達を実施したことを発表しました。

日本人CEOが経営し米国を拠点とする植物工場スタートアップです。

独自開発の自動気象管理システム(気温・湿度・二酸化炭素・風・日長・光の波長・培地・灌水等の完全制御)により、通常の農業試験場における数百年分の実験を1年で実験できるため、圧倒的なスピードの研究開発を実現しています。

高品質いちごの安定量産化に成功しており、すでに技術の量産化、再現性担保のフェーズを完了しています。

まずはニューヨークに世界最大のいちごの植物工場を建設し、一般消費者にもいちごを届ける体制を整える予定です。

今回の資金により、工業化・自動化の技術も活用し、自動化・エコ化を実現し、ニューヨーク以外の都市・国に順次展開を行っていく予定です。

日本では高齢化・後継者不足による農業人口の減少は大きな課題となっています。そのため、大規模経営による省力・低コスト生産体型の確立や、ICT・ロボット・センサー技術などの先端技術の活用が必要です。

なかでも植物工場は、季節や天候に左右されることなく安定生産を実現できるため、製造業などの異業種からの新規参入も増えています。

また、世界的には気候変動が大きな課題となっています。植物工場はこの気候変動に対するソリューションとしても大きく注目されています。

研究開発には潤沢な資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Oishii Farm いちご スタートアップ 植物工場 研究開発 自動化 資金調達 農業
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
合同会社と株式会社の違いサムネイル
合同会社とは?株式会社との違い、メリット・デメリットをわかりやすく比較
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

フード・ロスを特殊な冷凍技術で解決する「HenoHeno」の運営元が資金調達
2019年10月24日、デイブレイク株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 規格外などの理由で廃棄されていた果物を、特殊な冷凍技術により新食感のフローズン・フルーツにし、オフィスや家庭に届…
ウェディングプラットフォーム「ブラプラ」や「ブラプラWEB招待状」を展開する「ParaLux」が資金調達
2023年1月20日、株式会社ParaLuxは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ドーガン・ベータです。 ParaLuxは、ウェディングプラットフォーム「ブラプラ」や、無料のW…
ホテル&レジデンス・ブランドの「Sanu」が1億円調達
2020年8月7日、株式会社Sanuは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ホテル&レジデンス・ブランド「SANU」を展開しています。 第1弾のサービスとして、「SANU 2nd Ho…
防災備蓄共同保有プラットフォーム「あんしんストック」展開の「Laspy」が5,000万円調達
2022年1月28日、株式会社Laspyは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 防災備蓄共同保有プラットフォーム「あんしんストック」を展開しています。 災害備蓄においてスペース…
ハイスキルフリーランスに特化した完全審査制プラットフォーム「Sollective」などを展開する「ソレクティブ」が資金調達
2023年8月8日、株式会社ソレクティブは、資金調達を実施したことを発表しました。 これは、グローバルベンチャーキャピタルAntler(本社:シンガポール)の日本法人であるAntler株式会社を通じた…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集