助成金「地域の中小企業の社会事業化を支援する助成等を行う組織の設立支援事業」の公募が開始

subsidy

2021年1月22日、一般社団法人全国コミュニティ財団協会は、休眠預金等活用法に基づく資金分配団体として、「地域の中小企業の社会事業化を支援する助成等を行う組織の設立支援事業」の公募を1月15日(金)から開始したことを発表しました。

この事業は、「地域の課題解決に取り組む社会事業」や「中小企業の社会事業進出」への資金支援を行う組織(実行団体)のスタートアップ支援を行います。

資金支援を軸とした、地域による地域のための社会的事業支援のエコシステムを増やすことを目的としています。

・助成事業期間:最長3年間(2021年4月1日〜2024年3月31日)
・助成総額:8,800万円
・1団体あたりの助成額:2,200万円(3年間総額/評価関連経費除く)
・採択予定数:4〜5団体
・対象となる団体:法人格の有無及び種類は問わず、非営利法人だけでなく、株式会社等でも申請可
・対象となる地域:日本国内(全国の地方都市 + 重点地域:北陸、四国、山陰地域)
・対象となる事業:
 ・寄付金や助成、社会的投資等の募集や仲介を行い、資金調達をコーディネートする事業
 ・コーディネートした社会的事業が持続的に課題を解決するための経営支援をする事業
 ・地域の金融機関や行政機関等との連携を図り、資金支援を軸とした社会的事業支援のエコシステムを構築する事業
・公募締切:2021年2月15日(月)正午

2015年に国連により「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。このアジェンダの中核をなすのが、「持続可能な開発目標(SDGs,Sustainable Development Goals)」です。

SDGsは、その実施主体に企業が位置づけられていることが大きな特徴となっています。SDGsが発表された当初、日本の企業の関心はあまり高くありませんでした。

しかし、2021年1月現在、企業だけでなく一般消費者にも認知が拡大しています。日本能率協会の発表(2020年10月)によると、約9割の経営者がSDGsを認識しており、SDGsに関わる取組みをしている企業は6割を超えています。

今後、社会課題に向き合ったビジネスでないと生き残っていけないとの考えもあります。しかし、まだソーシャルビジネスを軌道に乗せるのは難しく、外部による支援が求められています。

社会課題をビジネスで解決するには多くの困難がつきまといますが、意義のある大きな取組みです。「冊子版創業手帳」では、様々な起業家のインタビューを掲載しています。先人がどのように困難を乗り越えてきたかを知ることは、ビジネスの成長につながるはずです。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ SDGs スタートアップ支援 ソーシャルビジネス 一般社団法人 全国コミュニティ財団協会 助成金 地域の中小企業の社会事業化を支援する助成等を行う組織の設立支援事業 社会的事業
詳細はこちら

ローカルSDGs達成に向けて、社会的投資等によるソーシャルビジネス支援のための組織形成をサポート 休眠預金等活用法に基づく助成事業の公募開始

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

日本を代表する技術系ベンチャー企業を表彰する「J-TECH STARTUP 2020」 認定企業の募集を開始
一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズは、「J-TECH STARTUP 2020(ジェイテック スタートアップ)」の企業募集を開始したことを発表しました。 「J-TECH STARTUP 20…
衣服生産時に排出される素材の廃棄を極小化するためのデザインシステム「Algorithmic Couture」を開発する「Synflux」が資金調達
2023年2月27日、Synflux株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、「京都芸術大学アートアンドビジネス1号投資事業有限責任組合(京都芸術大学 Art & Biz ファンド…
「働き方改革推進支援助成金(労働時間短縮・年休促進支援コース)」
厚生労働省は「働き方改革推進支援助成金(労働時間短縮・年休促進支援コース)」について発表しました。 このコースは、生産性を向上させ、時間外労働の削減、年次有給休暇や特別休暇の促進に向けた環境整備に取り…
【東京都】「働くパパママ育業応援奨励金」(働くママコースNEXT)(働くパパコース)
公益財団法人東京しごと財団は、「働くパパママ育業応援奨励金」の公募について発表しました。 働くママコースNEXT 女性従業員に合計1年以上の育業させ、就業継続しやすい職場環境を整備した都内中小企業等を…
社会インパクト可視化システムと社会インパクト投資プラットフォームを開発する「インパクトサークル」が8,000万円調達
2022年3月16日、インパクトサークル株式会社は、総額約8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 社会インパクト可視化型マイクロファイナンスと、社会インパクト投資プラットフォームを開発…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集