注目のスタートアップ

宿泊施設管理アプリ「HoteKan」を開発する「FRINGE」が資金調達

company

2024年3月26日、株式会社FRINGEは、資金調達を実施したことを発表しました。

FRINGEは、宿泊施設のメンテナンス統合ツール「HoteKan(ホテカン)」を開発しています。

清掃スタッフが清掃時に客室設備の不備に気づいた際、スマートフォンで写真を撮影し状態を入力することで、ホテルスタッフや工務店への報告や対応を効率化します。ほかにもチャットでのコミュニケーションや、見積書や修繕解決後写真の添付により、業務全体をデジタル化します。

また、同じような事象が発生した場合も、事象や部屋番号で検索が可能であるため、原因を突き止めることが可能です。

さらに、消防機器点検やEV点検など法定点検報告書のペーパーレス化も実現します。


建物や設備は利用しているうちに、老朽化や利用者による不注意などによって不具合が生じるため、長く利用するためには、建物・設備の適切な管理や、定期的な点検・修繕が必要です。

さらに建物・設備が適切な状態に保たれていることは、利用者の満足度にもつながるため、とくに宿泊施設において点検・修繕は非常に重要な業務であるといえます。

一方、こうした点検・修繕関連業務は、多くの業界でアナログな手法で行われており、非効率であることが課題となっています。とくに工務店などの業者とのやり取りは電話・メールなどが利用されているほか、実際の施工についても建物・設備の責任者がすべて立ち会うというわけにはいかず、遠隔で報告を受け取ります。したがって正しい作業が行われていなかったり、後々のトラブルにつながったりといったことが起き得ます。

FRINGEは、こうした宿泊施設のメンテナンスに関する業務の課題を解決するため、メンテナンス統合ツール「HoteKan」を開発しています。

非効率的な業務はどのような業界にも存在します。こうした業務を効率化することで、大きく経営が改善することもあるため、サービスやシステムの利用・導入は非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期のサービスの導入について詳しく解説しています。

また、抜本的なシステムの改善のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB コミュニケーション ツール ホテル メンテナンス 写真 効率化 宿泊施設 工務店 株式会社 清掃 管理 統合 設備 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI・IoTを活用し製造業のDXを推進する「コズム」が資金調達
2025年3月6日、株式会社コズムは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は2.4億円となりました。 コズムは、各企業の課題やニーズに応じた最適なデジタルソリューシ…
循環型畜産ベンチャーの「GOODGOOD」に「オイシックス・ラ・大地」の投資子会社が出資
2023年6月30日、オイシックス・ラ・大地株式会社は、自社投資子会社Future Food Fund株式会社が運営するフードイノベーション領域に特化したCVCファンド「Future Food Fun…
「ASTINA」が「【産業・製造業向け】IoT製品開発用PoCパッケージ」を提供開始 最短2週間で概念実証のための環境を構築
2022年7月14日、株式会社ASTINAは、「【産業・製造業向け】IoT製品開発用PoCパッケージ」を提供開始したことを発表しました。 「【産業・製造業向け】IoT製品開発用PoCパッケージ」は、ど…
日本のアニメ作品の世界流通を手がける「REMOW」が2.3億円調達
2022年9月2日、REMOW株式会社は、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社小学館集英社プロダクション、東映株式会社、株式会社博報堂DYミュージック&ピ…
M&Aマッチングプラットフォームを運営する「M&Aナビ」 株主として金融機関グループ4社が新たに資本参画
2024年12月2日、株式会社M&Aナビは、とちぎんキャピタル&コンサルティング、南都キャピタルパートナーズ、みずほキャピタル、りそなキャピタルの4社が新規株主として参画したことを発表しました。 M&…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集