社会貢献型フード・シェアリング・プラットフォーム運営の「クラダシ」が長野県松本市と環境省モデル事業の実施を開始

tips

2020年12月4日、株式会社クラダシは、長野県松本市と環境省モデル事業の実施を開始することを発表しました。

クラダシは、社会貢献型フード・シェアリング・プラットフォーム「KURADASHI」を運営しています。

消費可能でありながら通常の流通ルートでの販売ができない商品を買い取り、販売することで食品ロスを削減するプラットフォームです。

長野県松本市は、環境省が公募する「令和2年度地方公共団体における食品ロス削減・食品リサイクル推進モデル事業」に採択されています。

今回、松本市とクラダシの共同で、松本市におけるフードシェアリングサービス導入の効果検証を行います。

具体的には、松本市内の食品関連事業者から、規格外・印字ミスの食品等を買い取り販売します。

売上金の一部は、市内で活動するフードバンク団体に寄附を行います。

また、松本市は、事業者・市民に「KURADASHI」を活用したフード・シェアリングの周知活動やアンケート調査を行います。

日本では、年間2,550万トンの食品廃棄物等が出ており、そのうちまだ食べられるのに廃棄される食品である食品ロスは612万トンで、そのうち事業系の食品ロスが328万トンあります。

食品ロス発生の要因としては、製造日から数えて賞味期限の3分の1にあたる期間以内に小売店に納品しなければならない“3分の1ルール”や、消費者の過度な鮮度志向などが挙げられています。

そのため食品ロス削減のためには、製配販の連携や、消費者の理解の促進などフードチェーン全体での取組みが必要となります。

食品ロス削減のような社会課題解決型ビジネスは大きな意義があります。しかし、ビジネスとして軌道に乗せることが難しいため、資金調達や経営支援などが重要となってきます。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ シェアリング フード フードロス プラットフォーム 株式会社 食品ロス
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産による資産形成をクラウドで支援する「ヤモリ」が5,000万円調達
2021年6月8日、株式会社ヤモリは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 不動産オーナー向けクラウド不動産経営管理サービス「大家のヤモリ」や、管理会社向けクラウド不動産オーナー…
「日本テレビ放送網」が乃木坂46・日向坂46・JO1らアーティストのゲームアプリの企画・運営を手がける「10ANTZ」に出資
2023年5月19日、日本テレビ放送網株式会社は、株式会社10ANTZへの出資を決定したことを発表しました。 10ANTZは、乃木坂46や、日向坂46、JO1などのアーティストの魅力を最大化するゲーム…
「スイッチスマイル」と「オプテックス」が業務提携 エントランス・メディア「OMNICITY」をサブスクで提供開始
2021年4月26日、株式会社スイッチスマイルは、オプテックス株式会社と業務提携契約を締結したことを発表しました。 この提携により、エントランス・メディア「OMNICITY」のサブスクリプション・モデ…
決済・金融領域での共創型コンサルティング事業など展開の「インフキュリオン」が24億円調達
2021年3月5日、株式会社インフキュリオンは、総額24億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 決済・金融領域での共創型コンサルティング事業や、QRコード決済に対応したウォレット・プラットフォ…
日本のものづくりブランドの承継と成長に取り組む「forest」が10億円調達
2023年11月13日、forest株式会社は、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 forestは、日本のものづくりブランドをM&Aで承継し、さらなる成長を実現する事業を展開してい…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集