食事指導補助ツール「カロミルアドバイスfor保健指導」に特定保健指導の「継続支援」に対応した新機能を追加

tips

2020年10月15日、ライフログテクノロジー株式会社は、「カロミルアドバイスfor保健指導」に新機能を追加したことを発表しました。

「カロミルアドバイスfor保健指導」は、特定保健指導の指導者や、食事栄養指導者向けの食事指導補助ツールです。

指導対象者が食事の写真を撮るだけで画像解析AIにより自動で栄養計算を行うことができます。

これにより、食事内容のヒアリングから、栄養計算、栄養集計、過不足の把握、原因特定のすべての工程の手間を削減することができます。

そのため、限られた指導時間を、指導時間を生活習慣の実践的な改善や行動変容など、質の高いアドバイスに割くことができます。

今まで、特定保健指導の“初回面談”にのみ対応していましたが、今回の新機能追加により、“継続支援”にも対応しました。

ライフログテクノロジーはほかに、健康管理アプリ「カロミル」や、「健康経営withカロミル」なども展開しています。

日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防のため、40歳から74歳までを対象に、メタボリックシンドロームに着目した健康診察である「特定健康診査」が義務とされています。

また、この検診から生活習慣病の発症リスクが高いものの、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果の高い人に対し、専門スタッフによる「特定保健指導」という支援が行われます。

『特定健診・特定保健指導の成果・課題から,平成30年度以降の健康・医療戦略を展望する』によると、「特定保健指導」の参加群と非参加群では、参加群のほうが非参加群と比べて5年間にわたり検査値が良好であり、生活習慣病関連医療費が低いと明らかにされており、「特定保健指導」は有効であるといえるようです。

しかし、中には行動変容に結びつかず、階層化判定が改善しない場合もあるようです。

「特定保健指導」の課題としては、リピーターへの対応、実施率の低迷、専門職の人手不足、技術向上の必要性、保健指導の実施方法の改善などが挙げられています。

これらの課題の解決のためには、やはりテクノロジーの活用が重要だとされています。

ヘルスケアは企業の健康経営にとっても重要です。雇用人数が50人未満の事業場のストレスチェックは任意とされていますが、生産性の向上のためにも実施したほうがよいでしょう。起業ノウハウ週「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、社労士によるストレスチェック対応について詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ AI ヘルスケア ライフログテクノロジー 健康 指導 支援 栄養指導 株式会社 画像解析 食事
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

社債発行・購入プラットフォームを運営する「Siiibo証券」が資金調達
2025年4月16日、Siiibo証券株式会社は、資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約16億円となります。 Siiibo証券は、社債発行・購入プラットフォームを運営しています…
調剤薬局向け電子薬歴システム「Musubi」を提供する「カケハシ」が76億円調達
2023年1月11日、株式会社カケハシは、総額約76億円の資金調達を実施したことを発表しました。 カケハシは、調剤薬局向け電子薬歴システム「Musubi(ムスビ)」、薬局向けデータプラットフォーム「M…
次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」開発・販売の「APB」が資金調達
2020年6月30日、APB株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、豊田通商株式会社です。 以前の資金調達は2020年3月4日で、総額約80億円を調達しています。 APBは、次世…
腸内細菌×脳波のデータ研究を軸としたヘルステック事業を展開する「ORKAホールディングス」が資金調達
2023年9月1日、ORKAホールディングス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 研究開発をはじめ、バイオマーカー検査の解析受託、ヘルスケアアプリ、フィットネスクラブ、メディアなど、健康…
AIプラットフォーム運営の「ABEJA」がGoogleから資金調達
2018年12月4日、株式会社ABEJAは、総額約42億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、Googleなどです。 ディープラーニングを軸とするAIを活用したプラットフォ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集