注目のスタートアップ

医療機関向け臨床現場即時検査(POCT)機器など提供の「ジーニアルライト」が2.4億円調達

company

2020年7月6日、ジーニアルライト株式会社は、総額2億4,030万円の資金調達を実施したことを発表しました。

小型・高感度・低ノイズの光センサーの研究開発・製造技術を持ち、医療機関向け臨床現場即時検査(POCT)機器と、モバイル・ヘルスケア・デバイス(ウェアラブル・デバイス)を展開しています。

モバイル・ヘルスケア・デバイスは、17項目以上の生体データを医療機器と同等の精度で計測できるものです。

デバイスは、ブレスレット型、ペンダント型、ヘルメットへの取り付けなど、様々なシーンに対応しています。

POCTは、小型分析器など医療現場で行うリアルタイム検査を実施する機器です。2020年7月現在、潜血センサー、Hctモニター、小型分析器などの製品群を展開しています。

今回の資金は、R&D、POCT機器の開発、生体データ保管分析クラウド・サービスの構築などに充当されます。

医療現場ではリアルタイムに得られる検査データが必要とされる場面があります。このデータは、早期治療の方向づけのために重要な情報となります。

POCTは、数十分以内に必要なデータを得ることができ、これにより、感染症への的確な治療などが行えるようになりました。

また、小型でインフラに制限されないため、災害時での検査にも役立ちます。

今後、救急医療や、在宅・介護の現場だけでなく、空港などの検疫検査や品質検査などの新しい市場でも利用されていくとみられています。

研究開発型のビジネスは資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ POCT ジーニアルライト データ ヘルスケア 光センサー 分析 医療 株式会社 機器 研究開発 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中性原子を用いた量子コンピューターハードウェアの研究・開発を行う「Yaqumo」が7億円調達
2025年8月22日、株式会社Yaqumoは、合計7億円の資金調達を発表しました。 Yaqumoは、量子コンピューターの有力方式のひとつである「中性原子方式」において、世界の研究開発をリードする京都大…
「AIトラベル」が法人向け日程調整効率化ツール「AIカレンダー」をリリース
2021年1月21日、株式会社AIトラベルは、「AIカレンダー」の提供を開始したことを発表しました。 「AIカレンダー」は、法人向け日程調整効率化ツールです。 Googleカレンダーと連携し、参加者の…
ストレス可視化サービス「マインドスケール」を提供する「Yume Cloud Japan」が5,000万円調達
2022年12月27日、株式会社Yume Cloud Japanは、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Yume Cloud Japanは、ストレス可視化サービス「マインドス…
DX人材育成サービスなどを展開する「アイデミー」と化学メーカーの「日本ゼオン」が資本提携
2022年12月16日、株式会社アイデミーは、日本ゼオン株式会社と、資本提携契約を締結したことを発表しました。 アイデミーは、AIを中心としたDX人材を育成するeラーニングプラットフォーム「Aidem…
バーチャルヒューマンプロダクション事業を展開する「&Jam」が5000万円調達
2024年12月19日、株式会社&Jamは、5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 &Jamは、バーチャルヒューマンプロダクション事業を展開しています。 バーチャルヒューマンアーティスト…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集