注目のスタートアップ

OOH広告のDXを推進するプラットフォーム提供の「PalledAd」が総額2,000万円調達

company

2020年10月1日、株式会社PalledAdは、総額2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

OOH広告(屋外広告・交通広告)のDX推進を進めるプラットフォーム「AdVice」「AdRes」を提供しています。

「AdVice」は、OOH広告の取引に、インターネット広告と同様の自動買付の仕組みを導入するサービスです。これにより、広告代理店に依頼した場合、7日間かかっていた時間を1時間ほどで完了できたり、代理店に依頼した場合と比較して、同一予算で2~3倍のリーチ数確保が実現できます。

「AdRes」は、広告効果の可視化・予測ができるサービスです。人流ビッグデータ解析や、視認率把握のためのVR技術などを活用し、不透明だったOOH広告の効果を可視化するものです。

プロダクトは2020年10月現在β版テスト中です。

広告を出稿する際、その媒体にどのような人がどれくらい集まっているかを把握し、検討・比較しています。

電通によると、2019年の広告費の比率は、インターネット広告費は30.3%で、屋外広告は4.6%、交通広告は3.0%となっています。OOH広告の構成比自体は高くないものの、広告費は年々伸長しており、注目されているのがわかります。

しかしOOH広告は効果測定が難しいため、出稿したくてもできない企業が存在するのが課題となっています。また、OOH広告の空き状況についても、媒体の所有者に個別に確認をとる必要があり、現代に必要とされているスピーディな広告展開ができないことも課題のひとつです。

OOH広告はデジタル・マーケティングではリーチできない層にリーチできるため、出稿のハードルが低くなることで大きく成長する可能性があります。

創業期にはコスト不足のため、満足なPRを行えないかもしれません。「冊子版創業手帳」では、ネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AdRes AdVice DX OOH広告 PalledAd パルダッド プラットフォーム 交通広告 屋外広告 広告 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

心臓リハビリ治療用アプリなどを開発する「CaTe」が1億円調達
2022年3月10日、株式会社CaTeは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、Coral Capitalです。 CaTeは、外来心臓リハビリを自宅で行うことができる心臓リハビリ治…
学⽣向けフードデリバリーアプリ「PECOFREE(ペコフリー)」を運営する「PECOFREE」が資金調達
2024年10月28日、株式会社PECOFREEは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、アグリビジネス投資育成株式会社です。 PECOFREEは、学⽣向けフードデリバリーアプリ「PECO…
モノの貸し借りアプリ「Alilce.style」運営の「ピーステックラボ」が22.7億円調達
2021年7月7日、株式会社ピーステックラボは、総額約22億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 モノの貸し借りアプリ「Alilce.style(アリススタイル)」を運営しています。…
「日揮ホールディングス」が現場作業員の負担軽減を目的とした音声認識AIウェアラブルデバイスを提供する「フェアリーデバイセズ」に出資
2022年7月8日、日揮ホールディングス株式会社は、日揮株式会社と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド「JGC MIRAI Innovation Fund」を通じ、フェアリーデバイセ…
キャンプ道具のシェアリングサービス「ソトリスト」など展開の「URAKATA」が資金調達
2022年5月11日、株式会社URAKATAは、資金調達を実施したことを発表しました。 URAKATAは、キャンプ用品のシェアリングサービス「ソトリスト」、キャンプ情報メディア「ソトマガ」、キャンプ場…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集