創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2019年6月28日AIを利用した無料の商標検索エンジン「Toreru商標検索」がリリース

2019年6月25日、株式会社Toreruは、2019年6月25日から「Toreru商標検索」を正式リリースしたことを発表しました。
「Toreru商標検索」は、無料の商標検索エンジンです。
AIによる類似画像検索により、ロゴ商標を簡単に検索することができます。
ロゴ商標を入力することで、似ている商標が表示されます。
似ている商標を選択していくことで、さらに似ている商標を検索することができるというものです。
最近、企業の知財保護への取り組みの重要性が見直されています。今後、Toreru商標検索のような知財保護やトラブル回避に役立つサービスが登場していきそうです。
<創業手帳・創業者 大久保幸世の視点>
商標保護は大事
商標はいわずもがなブランド保護上重要。スタートアップにとってブランド育成は非常に重要。
進むリーガルテック
一方、商標は放置しがちな部分。そこに低価格でサービスを提供できるTORERUの期待感は高い。リーガルテックはGVAのAI-CON(アイコン)など、リリースも多いが、今後、煩雑な法律系は、AI化が進んでいくと思われる。
意外?当たり前?テクノロジー利用に積極的な特許庁、弁理士業界
一方で、既存の業界の反発はなにか無いのだろうかという感想もある。特許・弁理士の分野は、意外というか当たり前というか、他の省庁、業界に比べてテクノロジーへの理解が深い。特許庁が特許申請の自動判定を推進している。これは弁理士が特許というテクノロジーを扱う職業だからと言えるかもしれない。AI活用が進んでいるのも、こうした自動化を進めやすい職業的・業界的な背景があるのかもしれない。リンクアンドモチベーションの運営するOPENWORK(旧Vokers)によると特許庁の従業員満足度は省庁の中で圧倒的に高い。テクノロジーや進取の気風が、働きやすさにつながっているのかもしれない。弁理士、特許庁は日本のAIの切り込み役になってほしいものである。
| カテゴリ | 便利なサービス |
|---|---|
| 関連タグ | 商標登録 新サービス 知的財産 |
便利なサービスの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年3月3日、株式会社Licは、新サービス「ハコボウズ」をリリースしたことを発表しました。 「ハコボウズ」は、フリーランスドライバー専門求人情報サイトです。 勤務地・業種などの細かい条件から求人…
2022年10月7日、公益財団法人東京都中小企業振興公社は、重要な技術の知的財産保護に関する特別相談窓口を開設したことを発表しました。 この特別相談窓口では、重要な技術の流出防止を図るための知的財産保…
2022年9月29日、株式会社コンシェルジュは、新サービス「KUZEN forコールセンター」を提供開始することを発表しました。 「KUZEN forコールセンター」は、AIチャットボットにより、商品…
2019年11月5日、株式会社よりそうは、「お坊さん便」において「おきもち後払い」を2019年11月5日から提供開始することを発表しました。 「お坊さん便」は、全国約1,300名のお坊さんと提携してい…
経済産業省関東経済産業局は、令和5年度「強みの見える化・魅せる化プロジェクト 知財の力を稼ぐ力に!」(知財経営定着伴走支援・支援人材育成事業)の支援先企業の募集について発表しました。 企業価値を維持し…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
