月額380円から福利厚生サービスを受けられる「ベネフィット・ステーション」とは?

創業手帳

法人会員となって福利厚生サービスを受けられる「ベネフィット・ステーション」の特徴や利用方法を解説します。


会社における福利厚生を充実させたいとき、予算や導入方法で迷うこともあります。経営者が頭を悩ませる一方、従業員のモチベーション向上や満足度の確保等の面から、福利厚生を充実させることは急務です。このようなときに役立つのが「ベネフィット・ステーション」です。
このサービスは、法人が会員となって簡単かつお得に福利厚生を受けられるものであり、会社としても導入のメリットは大きいです。今回は「ベネフィット・ステーション」の特徴や使い方を解説します。

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「ベネフィット・ステーション」とはどのようなものか


会社の福利厚生の充実に役立つ「ベネフィット・ステーション」は、簡単な会員登録で始められるサービスです。これにより受けられる福利厚生サービスの幅は広く、安価で導入できるため、福利厚生の導入方法を検討している経営者にとっては、嬉しいものです。では、「ベネフィット・ステーション」について紹介します。

「ベネフィット・ステーション」の概要について

「ベネフィット・ステーション」は、福利厚生のアウトソーシングを行うサービスで、ベネフィット・ワン社が運営しています。利用できる福利厚生サービスは実に140万件以上を誇り、そのジャンルも旅行やレジャーから資格取得、育児・介護支援まで幅広くフォローしています。
これらのサービスについて、会員ならではの優待を受けることができ、従業員のライフスタイルをより豊かにすることが可能です。また、従業員1人あたり380円から利用できる点もお得で、経営者にとって嬉しいポイントです。ちなみに、「ベネフィット・ステーション」は法人限定のサービスであり、法人のみが利用することができます。

「ベネフィット・ステーション」の特徴とは

それでは、「ベネフィット・ステーション」にはどのような特徴があるかご紹介します。

導入している会社が多く業界大手である

「ベネフィット・ステーション」を導入している会社は、実に12,000社近くにのぼり、会員の総数は700万人以上です。導入している会社も、大手企業から零細企業まで幅広く、特に中小企業における「ベネフィット・ステーション」の導入割合は8割にもなります。この点から、小さな会社でも導入しやすいことがわかります。
また、上場企業の中で「ベネフィット・ステーション」を導入している会社はほぼ5割であり、福利厚生サービスの中でもかなりの浸透度があることを示しています。「ベネフィット・ステーション」は、福利厚生サービス業界の中でも大手といえます。

高い割引き率でサービスを利用できる

「ベネフィット・ステーション」は、業界でも高い割引き率でサービスを提供していることも特徴のひとつです。例えば、映画やレジャー施設の利用料で3割近い割引きを受けることができるほか、プランによっては宿泊施設の利用料が半額以上割引きされることもあります。
この仕組みは、利用者数の多さから団体割引きの適用が可能となるために実現し、大規模なサービスであるからこそ、よりお得に福利厚生サービスが受けられるのです。

サービス内容はジャンル・件数ともに豊富

「ベネフィット・ステーション」で取り扱う福利厚生のジャンルは、レジャーや福祉をはじめ、グルメやショッピング、美容や住宅など、暮らしに関わるあらゆるサービスをフォローしています。これらをすべて含めたサービス数が、前述のように140万件以上であり、利用者は身近なサービスからプレミアムなサービスまで受けられて、より豊かな暮らしが実現します。
また、「ベネフィット・ステーション」では、利用者の要望を受けて新たな福利厚生サービスを順次取り入れています。長く利用していれば、その分新しいサービスを受けることができ、利用者のニーズに寄り添った体制を作っています

高い従業員満足度を誇る

前述で触れたように、「ベネフィット・ステーション」では様々なサービスを高い割引き率で受けることができます。これに加え、各サービスの検索や申込みがスマホで簡単にできる操作性の高さも手伝って、従業員満足度はとても高いです。この点も、「ベネフィット・ステーション」が支持される理由です。

会員限定のサービスが充実している

「ベネフィット・ステーション」のサービスは、割引き以外に会員限定のものも多数存在します。例えば、レジャー施設の貸切りや会員だけのスポーツイベントなど、心身ともにリフレッシュできるイベントが随時行われています。また、ショッピングではタイムセールや特定の日限定のセールのように、かなりお得な価格で買い物ができるのも、会員ならではです。

お得なポイント制度がある

「ベネフィット・ステーション」が導入しているポイント制度「ベネポ」は、福利厚生サービスの利用で貯めることができます。さらに、貯まったポイントをサービス内で利用できるほか、様々なポイントサービスと交換することができます。
これにより、普段の買い物や食事、インターネットサービスや携帯電話料金の支払いなどにポイントを利用できて、とても便利です。ちなみに、1ベネポは1円に相当し、100ベネポが貯まればサービスに利用することができます。

家族も利用できる

「ベネフィット・ステーション」を利用できるのは、会員である従業員に加えて配偶者、またそれぞれの両親や子供のように、二親等以内の家族です。この範囲内の家族であれば誰でも利用可能であるほか、利用の際は会員が同行しなくても大丈夫です。

「ベネフィット・ステーション」を導入するメリットとは何か


「ベネフィット・ステーション」は、福利厚生のアウトソーシングとして会社に一定のメリットをもたらします。これにより、経営者の負担はかなり抑えられるはずです。では、「ベネフィット・ステーション」の導入メリットはどのようなものでしょうか。

「ベネフィット・ステーション」導入のメリットを紹介

従業員の満足度をアップさせる

福利厚生サービスを充実させることで、従業員の満足度が上がり、より会社業務へのモチベーションを向上させることができます。「ベネフィット・ステーション」のサービスは実に多種多様で、スポーツや旅行のように外に出ることが好きな従業員も、写真や学習が好きなインドア派の従業員も満足できます。さらに、生活に密着したサービスは、どのような人にもニーズが高いです。
このような理由から、会社は従業員からの信頼を得ることが期待できます。その結果、離職率の低下や新規人材の獲得にまでつなげることが可能です。

福利厚生整備の作業が軽減できる

通常の福利厚生の導入方法では、利用できるサービスごとに契約手続きが必要で、サービスのジャンルや数が増えれば増えるほど、その手続きの量も膨れ上がります。このような業務は、経営者や福利厚生の担当者の手間を増やして本来のコア業務にかかる時間を圧迫してしまいます。
その点、「ベネフィット・ステーション」のように福利厚生サービスがひとまとめになっていれば、会員登録さえできれば数多くのサービスが利用でき、個別での契約が必要なくなります。その結果、業務の手間は大幅に軽減され、コア業務へ費やす時間を捻出することができます。

コストを抑えて福利厚生の内容を充実させられる

前述のように、「ベネフィット・ステーション」では従業員1人あたり380円からで福利厚生サービスを導入できます。そのため、通常の福利厚生導入よりも費用の削減が実現します。費用は安価であるものの、サービス内容はとても充実しているため、コストパフォーマンスも優れています。
この点から、大手企業はもちろんのこと、規模が小さい中小企業でも気軽に導入することが可能です。

従業員の生活にかかるサポートができる

「ベネフィット・ステーション」で取り扱う福利厚生サービスは、レジャーやエンタメ等にとどまらず、より生活に密着したものも多数あります。例えば、健康や結婚・育児、介護や住宅に至るまで、暮らす上で欠かせないサービスがいろいろ用意されています。
これにより、従業員の日常生活についてもサポートができ、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上も図れます。その結果、従業員の心身ともに余裕ができ、さらに業務に打ち込んでもらえるメリットも考えられます。

都市部や地方のサービス格差を解消できる

福利厚生サービスには、契約内容によっては特定の地域でしか利用できないこともあり、都市部と地方で福利厚生の内容に差が出るケースも珍しくありません。このような地域差を減らすためにも、「ベネフィット・ステーション」が役に立ちます。
「ベネフィット・ステーション」が提供するサービスは、全国各地に及んでいます。つまり、全国どこに行っても同様のサービスを受けられるのです。これにより、福利厚生サービスの地域差をフラットにすることができ、どのような会社にも平等にサービスが提供されます。

公式アプリでクーポンを使える

スマホに「ベネフィット・ステーション」の公式アプリをダウンロードすれば、様々なサービスに利用できるお得なクーポンを取得することができます。利用したいサービスからクーポンを探して施設に提示するだけで、お得に利用することが可能です。

「ベネフィット・ステーション」で受けられる主なサービスとは

以下では、「ベネフィット・ステーション」で利用できる主なサービスについて、さらに詳しく見ていきます。

  • 全国各地への旅行やレジャー
  • 全国各地への旅行にかかる航空券や観光バスなどの交通手段、また宿泊施設について割引きを受けられます。また、旅行会社が提供するツアーを割引き料金で利用することもできます。

  • 育児や介護など生活サポート
  • 保育園などの育児施設やベビーシッターの派遣などの育児サービス、また介護施設や訪問介護サービスの利用で、割引きを受けることが可能です。

  • スポーツ関連のサービス
  • ゴルフ場やスポーツセンター、スポーツジムなど各種スポーツ施設や、スポーツ用品購入への割引きに加え、スポーツ誌の定期購読サービスもあります。

  • エンタメ施設の割引き利用
  • 遊園地や博物館、映画やスポーツ鑑賞、様々なライブなどのエンタメをお得に利用できたり、英会話やカルチャー教室などの講座に割引きを適用されたりします。

  • 資格取得などのサポート
  • 多種多様な資格を取得するための講座の受講料について、割引きサービスを提供することでサポートを行っています

  • レストランなどの割引き利用
  • 全国各地のレストランなど飲食店について、クーポンを利用することにより2割~5割程度の割引きを受けることができます。

  • 住宅や経済へのサポート
  • 戸建てやマンションなどの住宅購入代金、リフォーム代金も割引きが受けられるほか、金融関係のお得な情報を取得することが可能です。

  • その他生活に関する相談など
  • 育児や介護、ビジネスなどに関する相談や、メンタルヘルスのサポートも用意されています。

「ベネフィット・ステーション」を利用するには


「ベネフィット・ステーション」の福利厚生サービスを利用するまでの流れは簡単で、会員登録から始めて、審査が完了すれば利用可能です。こちらでは、「ベネフィット・ステーション」を利用するまでについて、大まかな流れを紹介します。

1.入会申込みをする

公式サイトにて、メールアドレスを登録すると「ベネフィット・ステーション」に関する資料をデータで送付してもらえます。これを参照し、入会する際には公式サイトの「入会手続きに進む」をクリックし、法人の名称や住所などの必要情報に加え、希望するプランやサービス開始の希望月を入力します。これにより、入会申込みは完了です。

2.会員データなどを提出する

必要情報の入力が終了すれば、会員となる代表者情報や会社の拠点情報を「ご担当者様専用ポータル」よりアップロードします。この時、のちに送付される会員証・ガイドブックの配送方法によって用意すべきデータが異なるため、事前にチェックしておきましょう。

3.審査に通過し登録する

申込み時に登録した内容、および会員データの登録内容について、審査が行われます。この審査に通過すれば、正式に登録し契約成立です。
ちなみに、利用料の支払いについて口座振替としたときは、口座振替依頼書を別途ダウンロードし、郵送する必要があります。

4.会員証などの発行を受ける

契約が完了すれば、会員証および従業員の人数分のガイドブックが発行・送付されます。注意したい点は、契約完了のタイミングによって送付時期が異なることです。
「ベネフィット・ステーション」では、利用開始月の前月5日を契約締め日としており、それ以降に契約完了した場合には、配送方法により前月下旬の送付かサービス開始月上旬の送付かに分かれます。

サービスを受ける

ここまで完了すれば、サービス開始の希望月からサービスを受けることが可能です。各種申込みや登録データの変更などの手続きは、会員専用サイトから行うことができます。
そして、サービス開始月に入会金を支払い、毎月の利用料は口座振替なら毎月27日に引落しが行われ、銀行振込みでは月末に支払います。

「ベネフィット・ステーション」の料金プランと入会金


「ベネフィット・ステーション」では、会社の規模や要望に合わせた様々な料金プランが用意されています。それぞれの特徴や予算に合わせて、会社に適したプランを選ぶと良いです。では、以下に主な料金プランと入会金について紹介します。

主な料金コースについて

「ベネフィット・ステーション」では、以下の2コースが用意されています。

<月額利用料>※税抜き

従業員数 スタンダードコース ゴールドコース
1~10名 4,500円/1社 10,500円/1社
11~100名 400円/1名 1,050円/1名
101~1,000名 390円/1名 950円/1名
1,001名~(もしくはソフトバンクユーザー) 380円/1名 850円/1名

参照元:「ベネフィット・ステーション」公式サイト
https://bs.benefit-one.co.jp/pr/sb/

スタンダードコース

スタンダードコースは、会社規模が10名以下の会社では1社につき月額4,500円、1,000名を超える会社では従業員1名につき月額380円です。つまり、会社規模が大きいほどお得になる計算です。また、従業員10名以下の零細企業に関しても、1社ごとの料金とすることで負担を減らしています。

ゴールドコース

ゴールドコースでは、スタンダードコースと比べて宿泊施設の利用時に補助金が出る、割引き率がより高くなるなど、さらにお得に福利厚生サービスを利用できるようになっています。
ちなみに、スタンダードコース・ゴールドコースのいずれも、会員がソフトバンクユーザーであった場合には、従業員数に関わらず最も安い料金での利用が可能です。

入会金は従業員数によって異なる

<入会金>※税抜き

従業員数 入会金
1~10名 20,000円
11~100名 100,000円
101~1,000名 300,000円
1,001名~ 1,000,000円

参照元:「ベネフィット・ステーション」公式サイト
https://bs.benefit-one.co.jp/pr/sb/

「ベネフィット・ステーション」では、サービス開始初月に入会金を支払います。その金額も従業員数によって異なり、従業員数10名以下の会社では20,000円、1,000名を超える会社では1,000,000円です。

まとめ

「ベネフィット・ステーション」は、会社の福利厚生サービスを低コストで導入でき、内容も充実しています。また、福利厚生を整備する手間が大幅に省けるだけではなく、従業員の満足度も向上できるため、経営者・従業員双方にメリットがあるサービスです。
より快適に働きやすい職場を作るために、「ベネフィット・ステーション」は役に立つはずです。サービス利用開始の手続きも簡単であるため、福利厚生の導入に悩んでいる経営者は、検討してはいかがでしょうか。

創業手帳 冊子版では、会社の福利厚生の導入について、よりお得で手続きの負担が少ないサービスについて紹介しています。福利厚生の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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(編集:創業手帳編集部)

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