注目のスタートアップ

設備点検用ドローンブランド「Rangleシリーズ」を展開する「DRONE SPORTS」が1億円調達

company

2025年1月20日、DRONE SPORTS株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

DRONE SPORTSは、設備点検用ドローン「Rangleシリーズ」を企画・開発・製造しています。

建物内部・地下施設・ボイラー炉内・球形タンクなど狭い場所や暗所での点検作業、橋梁下などのGPS信号が届きにくい場所での飛行を想定した狭所点検用ドローンを展開しています。

他事業として、ドローンレースチーム「RAIDEN RACING」の運営や、ドローンイベントの企画運営なども行っています。

今回の資金調達により、より多様な点検ニーズに対応するためのラインナップの拡充を進めます。


国内の社会基盤を支えるインフラ設備の多くは、高度経済成長期に整備され、50年以上が経過しています。これらの老朽化したインフラは、予算不足が原因で必要な補修が進まず、危険な状態のまま放置されているケースが少なくありません。

加えて、インフラ業界では人手不足が深刻化しており、点検や維持管理が十分に行われていない現状があります。このような状況は、インフラの劣化をさらに進行させ、重大事故や悲惨な被害を招く原因となっています。

また、近年は気候変動に伴い、台風や豪雨などの自然災害が頻発しており、老朽化したインフラが災害時の被害を拡大させるリスクも高まっています。これらの課題を放置すれば、今後さらに深刻な問題を引き起こすことが懸念されます。

こうした状況を改善するためには、テクノロジーを活用した効率化や自動化が鍵となります。たとえば、ドローンやAI技術を用いたインフラ点検では、人手が不足している現場でも正確かつ迅速な調査が可能です。また、センサーを活用したモニタリングシステムにより、劣化状況をリアルタイムで把握し、必要な補修作業を計画的に実施できるようになります。

DRONE SPORTSは設備点検用ドローンとして、多様なニーズに応える「Rangleシリーズ」を展開し、設備点検の省人化・効率化に貢献しています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DRONE SPORTS RAIDEN RACING Rangle インフラ ドローン 株式会社 点検 産業用 産業用ドローン 製造 設備 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
合同会社と株式会社の違いサムネイル
合同会社とは?株式会社との違い、メリット・デメリットをわかりやすく比較
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳の大久保が解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

マイクロサージャリー支援ロボットを開発する「F.MED」が4.3億円調達
2024年7月8日、F.MED株式会社は、総額4億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 F.MEDは、マイクロサージャリー支援ロボットを開発しています。 リニアモーターを活用して駆動…
エンターテインメントの知見を活用したメタバース事業を展開する「Obeta」が6,500万円調達
2022年5月18日、Obeta株式会社は、株式会社ディー・エル・イーから約6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Obetaは、ディー・エル・イーの100%子会社である、ちゅらっぷす…
「gooddaysホールディングス」が飲食・小売向け注文システムプラットフォーム「NEW PORT」などを手がける「スカイファーム」の株式を取得(持分法適用関連会社化)
2023年7月20日、gooddaysホールディングス株式会社は、スカイファーム株式会社が実施する第三者割当増資全ての引受けにより、持分法適用関連会社化することを決議したことを発表しました。 スカイフ…
「NanoGAS」(高機能ナノバブル)を利用した腸内フローラ移植用菌液精製の技術を持つ「シンバイオシス」が資金調達
2022年8月24日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、シンバイオシス株式会社に投資を実行したことを発表しました。 シンバイオシスは、「NanoGAS」(=高機能ナノバブル)の特性を利用した…
マーケティング・プラットフォーム構築サービス提供の「マイクロアド」とSIerの「SCSK」が資本業務提携
2021年5月10日、株式会社マイクロアドは、SCSK株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 サイバーエージェントの連結子会社であるマイクロアドは、マーケティング・プラットフォーム構…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集