注目のスタートアップ

Web3技術を活用して地方創生を推進する「あるやうむ」が7350万円調達

company

2024年11月18日、株式会社あるやうむは、7350万円の資金調達を実施したことを発表しました。

あるやうむは、「ふるさと納税 × クリエイター」や「地域おこし協力隊DAO」を軸に、Web3技術を活用して地方創生を推進しています。

「ふるさと納税 × クリエイター」では、クリエイターと共に地域の名産・名所・景観やゆるキャラなどの魅力を発掘し世の中に届けることで、応援される地域作りを支援しています。

たとえば、北海道えりも町と協力し、好きなイラストレーターに作品をオーダーできる「イラストレーターふるさと納税」の返礼品を2024年7月12日から提供開始しています。

「地域おこし協力隊DAO」プロジェクトは、デジタルに明るく、かつ地域を思う人材の都市から地方への移住支援を通じ、地域コミュニティ(DAO)を形成することで、デジタルとフィジカルを融合させた新たな地方創生モデルの創出を目指しています。

2024年に6の自治体でプロジェクトを展開しており、2025年には20~30自治体での実施を目標として進めています。


Web3とは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるブロックチェーンを用いた次世代のインターネットのことです。NFTやDAOなどの関連する技術をWeb3技術と呼んでいます。

NFT(非代替性トークン)は、デジタルデータに対して改ざんのない取引履歴や所有権を証明する仕組みを提供する技術です。一般的なデジタルデータは容易に複製・改ざんが可能で、物理的な価値を持ちづらい性質がありますが、NFTはその特性を克服し、唯一無二の価値をデジタルデータにもたらします。

たとえば、NFTを用いることでデジタルデータの流通数を限定し、一点物のデジタルアートやプレミアム価値を持つ作品の取引が可能となります。この特性により、アーティストやクリエイターに新たな収益機会を提供するとともに、デジタル資産の所有や収集に新しい価値観を生み出しています。

あるやうむは、こうしたNFTやそのクリエイターを活用したふるさと納税の返礼品や、その他Web3技術を活用し、地方創生に取り組んでいます。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DAO NFT Web3 あるやうむ クリエイター ふるさと納税 ブロックチェーン 地域おこし 地域おこし協力隊DAO 地域コミュニティ 地域活性化 地方 地方創生 地方自治体 暗号資産 株式会社 自治体 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ビジネス向けコミュニティプラットフォーム「Tailor Works」を提供する「テイラーワークス」が大阪イノベーションハブが実施する「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム」第15期に採択
2023年7月25日、株式会社テイラーワークスは、大阪イノベーションハブ(公益財団法人大阪産業局)が実施する「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム(OSAP)」第15期参加企業に選定された…
農産物流通プラットフォーム「農家の直売所」運営の「農業総合研究所」が5.6億円調達
2020年10月14日、株式会社農業総合研究所は、総額5億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、JR東日本と福岡ソノリクとの間で、資本業務提携契約を締結したことも発表しました。…
プラスチックリサイクルの「esa」が4.5億円調達
2024年8月22日、株式会社esaは、総額4億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 esaは、複合プラスチック素材を再利用可能なペレットに変換する独自技術「esa method」を用…
「スタートアップ・デットファンド」が小売ECプラットフォーム 「Stailer」を展開する「10X」に投資実行
2022年11月24日、SDFキャピタル株式会社は、運営するスタートアップ・デットファンドより、株式会社10Xに投資実行したことを発表しました。 10Xは、小売ECプラットフォーム「Stailer(ス…
メタマテリアルを活用した新しい摂家アルゴリズム「DFM」開発の「Nature Architects」が9,000万円調達
2020年9月30日、Nature Architects株式会社は、総額9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2020年5月に完了した資金調達と併せ、累計4.15億円を調達しています…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集