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2024年9月20日医療画像AIを活用した疾患予防システムを開発する「エム」が2億円調達
2024年9月17日、株式会社エムは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。
エムは、人間ドックや健診で撮影するMRIやCTを画像解析するAIにより、認知症やフレイルなどの健康寿命を奪う疾患のリスク情報を提供するシステムの開発とサービスの提供に取り組んでいます。
すでに首都圏を中心とする60以上の医療機関に採用されています。
今回の資金調達により、脳の健康評価サービス「MVision health(エムビジョンヘルス)」の機能拡張、全国の医療機関への普及拡大、新たな受診者向けソリューションの開発に充当します。
国内の約15%の人びとが生活習慣病を患っています。これは健康な長寿を妨げる大きな要因であるとともに、医療費の増大にも大きく影響しています。このため、ヘルスケアや予防医学の重要性がますます高まっています。
予防医学とは、病気にかかってから治すのではなく、病気になりにくい身体作りを推進し、健康を維持するという考え方です。健康増進、早期発見・早期治療、リハビリの3つの領域で成り立っています。
しかしながら、健康的に過ごしていても発症したり、早期発見が難しい疾患もあり、予防医学におけるひとつの課題となっています。
高齢化が進展する社会において、認知症人口も増加の一途をたどっています。認知症は発症すると完治が困難で、さらに予防方法も確立されていません。
こうした背景のもと、エムは、未病の段階から、認知症をはじめとする脳疾患リスクを独自の技術で可視化し、認知症・フレイルの未病段階での予防を実現することを目指しています。
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