創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年9月6日商工会議所LOBO(早期景気観測)2024年8月調査結果 約4社に1社が買いたたき行為を受けた経験ありと回答
日本商工会議所は、商工会議所LOBO(早期景気観測)の2024年8月調査結果を公表しました。
全国の商工会議所会員企業を対象に、取引適正化に関する調査を実施しました。
買いたたき行為を受けた経験がある割合は23.5%と、約4社に1社であることがわかりました。
また、「交渉を行ったが、コスト上昇分について(十分な)価格転嫁を受けられなかった」が50.7%と半数を超えたほか、「コスト上昇下において協議もなく、価格を据え置かれた」も35.7%にのぼりました。
価格協議・価格交渉において課題がある割合は26.6%でした。具体的な内容としては「『労務費転嫁の指針』や『交渉様式』についての取引担当者の認識が不足している」が55.6%と半数を超えています。
価格転嫁とは、企業が原材料やサービスのコスト変動を、製品やサービスの価格に反映させることを指します。現在、エネルギー価格の高騰や物価の上昇、歴史的な円安が経済活動に大きな影響を与えている中、適切な価格転嫁は事業を継続するための重要な戦略となっています。
しかし、中小企業などは取引面で弱い立場にあることが多く、価格面での負担を強いられているケースが少なくありません。中小企業は国内企業の99.7%を占め、従業員数でも約7割を占めており、国内経済にとって欠かせない存在です。このため、国や自治体、公的機関、各種団体は、中小企業が直面する課題の解決に向けてさまざまな取り組みを行っています。
創業手帳では起業を目指す方などを対象に無料で専門家の紹介を行っています。起業にあたって不安や相談したいことなどがある起業家の方はぜひご活用ください。
また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」や、「資金調達手帳」も無料で送付しております。ぜひご活用ください。
さらに、「創業予定日」を起点に1年前から1年後まで、「今やるべきこと」をカテゴリ別×時系列で追える便利なツール「創業カレンダー」も無料でお送りしています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | トレンド |
---|---|
関連タグ | 取引適正化 商工会議所LOBO 早期景気観測 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
公正取引委員会は「フリーランスの取引適正化に向けた公正取引委員会の取組」についてまとめています。 特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律 2023年4月28日、「特定受託事業者に係る取引の適正…
2024年11月1日、経済産業省は、下請中小企業振興法に基づく「振興基準」を改正したことを発表しました。 経済産業省は、関係省庁とともに、親事業者及び下請事業者双方が適切な利益を得てサプライチェーン全…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…