注目のスタートアップ

バイオマスCO2吸収材を手がける「ベホマル」が資金調達

company

2024年9月2日、株式会社ベホマルは、資金調達を実施したことを発表しました。

ベホマルは、プラスチックをCO2吸収化させる樹脂用添加剤「バイオマスCO2吸収材」の開発・製造・販売を行っています。

添加剤としてプラスチックに混ぜることで、CO2を吸収するプラスチック製品を生み出すことができます。

このプラスチック製品は、常温常圧でCO2を吸収し、80度以上の熱で放出するという特徴を有しています。吸脱着はくり返し行うことができます。

また、添加剤は植物由来原料であり、プラスチック使用量削減にも貢献します。

今回の資金調達により、材料開発に用いる設備投資、人材採用を進めます。また、パートナー企業との実証実験に必要な供給量を確保するための研究開発を行います。


温室効果ガスの一種である二酸化炭素は気候変動の要因のひとつとして考えられており、世界的に排出抑制に向けた取り組みが進められています。

脱炭素化の取り組みにはさまざまなものがあります。たとえば、化石資源は採掘から利用までの間で大量の二酸化炭素を排出するものであることから、より環境の優しい資源・素材への転換が進められています。

こうした状況下で、根本的なソリューションとして、二酸化炭素を回収する技術(DAC:直接空気回収技術)の研究開発が進められています。

ベホマルは、プラスチックに添加することで二酸化炭素を吸収する性質を付加できる「バイオマスCO2吸収材」により、日常的に二酸化炭素を回収利用することが当たり前となる社会をつくることを目指しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB CO2 バイオマス プラスチック 二酸化炭素 削減 原料 株式会社 植物由来 研究開発 製造 販売 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

IoTデバイスとクラウドサービスを組み合わせた映像ソリューションなどを手がける「アムニモ」と「トーノーセキュリティ」が資本業務提携
2023年7月31日、アムニモ株式会社は、株式会社トーノーセキュリティと、資本業務提携を締結したことを発表しました。 アムニモは、アムニモは、産業用LTEゲートウェイや、ビデオマネジメントシステム(V…
イスラエル国防軍の技術を用いたサイバーセキュリティSaaS提供の「AironWorks」が9,000万円調達
2021年11月11日、AironWorks株式会社は、総額約9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 イスラエル国防軍のUnit 8200出身エンジニアが開発した最先端テクノロジーを用…
「三越伊勢丹グループアクセラレーター」の成果発表会が開催
2019年7月17日、株式会社ゼロワンブースターは、「三越伊勢丹グループアクセラレーター」に選抜された起業家5チームの成果発表会(Demo Day)を2019年7月16日(火)に開催したことを発表しま…
UGCメディアプラットフォームを提供する「Ubiq」が1,000万円調達
2022年12月20日、株式会社Ubiqは、総額1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Ubiqは、次世代のUGC(ユーザー生成コンテンツ)メディアプラットフォーム「Ubiq」を開発・…
「ユームテクノロジージャパン」が産業用ロボットのオンデマンド特別教育サービスを3月から提供開始
2022年2月21日、ユームテクノロジージャパン株式会社は、2022年3月から、産業用ロボットの特別教育サービスをオンデマンドで提供を開始することを発表しました。 ユームテクノロジージャパンは、オンラ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集