【東京都・上限3,000万円】「観光事業者のデジタル化促進事業」第2回公募

subsidy

東京都は、「観光事業者のデジタル化促進事業」の第2回募集を開始したことを発表しました。

都内の観光関連事業者が生産性の向上や商品の高付加価値化を図るために行う、高度なデジタル化やDX等に向けた取組を助成金や専門家派遣により支援する事業です。

対象者

都内中小企業の観光関連事業者(宿泊、旅行、飲食、小売事業者等)。

対象事業

デジタル技術を活用した生産性向上の取組や新サービス、商品の開発・導入等。

支援内容

(1)経費の補助

補助対象経費:対象事業の実施に要するデジタル化・DX経費、機械設備導入費等
補助率・限度額:補助対象経費の3分の2以内、1事業者あたり上限3,000万円
※「賃上げ計画」を掲げ申請し、実行が確認できた事業者については、経費の4分の3以内

(2)経営アドバイザーによる支援(任意)

中小企業診断士が事業計画や進行管理等のアドバイスを行います。

募集期間

2024年8月13日(火曜日)~2024年10月11日(金曜日)


観光庁の発表によると、2019年の日本国内での旅行消費額は、日本人と訪日外国人の合計で27.9兆円に達しました。このように観光業は巨大な市場を形成しており、現在はコロナ禍が落ち着いたこともあって、2019年と同程度、あるいはそれを上回るペースで訪日観光客が増加しています。そのため、今後のさらなる成長が期待されています。

しかし、こうした急速な事業の成長に追いついていない観光事業者も多く存在します。たとえば、観光業ではホスピタリティが重要な要素のひとつですが、急速に増える顧客や訪日観光客への多言語対応によってリソースが消費され、事業者が求める水準のホスピタリティを提供できないという課題も生じています。

人員の拡充は一つの対処法ですが、日本は少子高齢化の影響でさまざまな業界で人手不足が深刻化しており、とくに観光業ではその問題が顕著です。このため、人員拡充以外の方法で課題に対処する必要があります。

このような状況下で注目されているのがテクノロジーの活用、すなわちデジタル化です。デジタル技術を活用することで、多言語対応の効率化や業務の自動化、さらには顧客体験の向上が期待されており、観光業の課題解決に寄与することが期待されています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ DX デジタル化 助成金 宿泊 小売 旅行 東京都 補助金 観光 観光事業者のデジタル化促進事業 飲食
詳細はこちら

観光事業者のデジタル化促進事業(第2回)募集開始

飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

画像認識・動画解析アルゴリズムの提供やDX支援を展開する「ACES」と「パーソルプロセス&テクノロジー」が業務提携
2022年8月17日、株式会社ACESは、パーソルプロセス&テクノロジー株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 ACESは、ヒトの認識・解析を行うヒューマンセンシング技術などの画像・映…
【東京都】令和7年度「DXリスキリング助成金」
公益財団法人東京しごと財団は、令和7年度「DXリスキリング助成金」の公募について発表しました。 従業員のスキルアップのための研修を実施する都内企業等に対し、助成金を支給します。 対象の研修 (1)レデ…
医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」など医療ICT事業を展開する「アルム」が247億円調達
2022年7月5日、株式会社アルムは、247億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ディー・エヌ・エーと、株式会社西武リアルティソリューションズです。 アルムは、以下のサービス…
令和6年度補正予算「IT導入補助金」
令和6年度補正予算「IT導入補助金」のご案内です。 業務効率化や、DXの推進、セキュリティ対策に向けたITツールの導入などを支援する補助金です。 支援枠 通常枠 ・生産性の向上に資するITツール(ソフ…
【東京都】「滞在型旅行(ロングステイ)推進事業助成金」
2023年4月27日、公益財団法人東京観光財団は、「滞在型旅行(ロングステイ)推進事業助成金」の募集を開始したことを発表しました。 「支援対象者」 ・都内の観光協会、商工団体、観光関連事業者など 「支…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集