注目のスタートアップ

パブリッククラウドのセキュリティプラットフォームを提供する「Cloudbase」が資金調達

company

2024年8月21日、Cloudbase株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、海外投資家のFlight Deck Capitalなどです。

Cloudbaseは、パブリッククラウドのセキュリティプラットフォーム「Cloudbase」を提供しています。

AWS・Azure・Google Cloudなどのクラウド利用時におけるリスクを統合的に監視・管理するプラットフォームです。設定ミスだけでなく、サーバーやコンテナの脆弱性の脆弱性も検出します。

今回の資金は、さらなる技術・組織開発、人材採用の促進に充当します。


パブリッククラウドは、ITシステムに必要なインフラをクラウド環境として提供するサービスです。Webサービスやアプリを運営するためのサーバーとして利用されるだけでなく、企業のデータベースやストレージ、開発環境のクラウド化など、さまざまな用途で活用されています。

パブリッククラウドの魅力は、導入コストが低く、柔軟に利用できる点にあります。さらに、保守管理を自社で行う必要がなく、迅速に利用を開始できるため、デジタル時代において重要なITインフラとして広く普及しています。

しかし、パブリッククラウドの普及に伴い、クラウド環境におけるリスクへの対応としてクラウドセキュリティの重要性が高まっています。とくに、パブリッククラウドで発生する重大なインシデントの多くは、ユーザー側の設定ミスが原因となっているため、これに対処することが肝心です。

一方で、パブリッククラウドの設定は多岐にわたり、複雑であるため、設定ミスを完全に防ぐことや、ミスに気づくことが難しいという特徴があります。

このような状況を背景に、Cloudbaseは企業の安全なクラウド運用を実現するためのクラウドセキュリティプラットフォーム「Cloudbase」を提供しています。

適切なセキュリティの構築ができず顧客や社会に損害を与えてしまうと大きな損失となるため、セキュリティ対策はコストと捉えるのではなく、事業活動・成長に必須のものと位置づけ、投資と捉えることが重要だと経済産業省は示しています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。

また、セキュリティ対策を行うためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Cloudbase クラウド クラウドセキュリティ セキュリティ セキュリティ対策 パブリッククラウド プラットフォーム リスク 可視化 対策 株式会社 脆弱性 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「SBINFT」がコンテンツ事業者向けにNFTマーケットプレイス機能をWeb APIで提供する「TOKEN CONNECT」を発表
2022年10月27日、SBINFT株式会社は、新サービス「TOKEN CONNECT」を発表しました。 「TOKEN CONNECT」は、コンテンツ事業者向けにNFTマーケットプレイス機能をWeb …
倉庫のシェア、どこまで進むか 「souco」が4億円調達
株式会社soucoは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 物流施設・倉庫の空きスペースを抱える企業と、スペースを必要とする企業の情報を集約しマッチングするプラットフォーム「souco」…
オーダーメイドの生成AIチャットシステムを提供する「カサナレ」が4,000万円調達
2023年7月6日、カサナレ株式会社は、約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カサナレは、企業向けの生成AI導入支援と、各社専用にカスタマイズ可能な生成AIチャットシステム「Kas…
ソーシャルアプリ「TapNow」を提供する「サンゴテクノロジーズ」が1.9億円調達
2023年10月16日、サンゴテクノロジーズ株式会社は、総額1億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 サンゴテクノロジーズは、ソーシャルアプリ「TapNow」を提供しています。 スマ…
「フューチャーベンチャーキャピタル」がご当地カタログギフト「地元のギフト」などを展開する「地元カンパニー」に投資を実行
2023年3月31日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、長野県と連携し、県内金融機関等と共同で設立した「信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合(信州SSファンド)」より、株式会社地…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集