注目のスタートアップ

パーソナル助産師による妊娠・育児期女性に特化した包括的な健康管理サービスを提供する「MamaWell」が資金調達

company

2024年7月30日、株式会社MamaWellは、資金調達を実施したことを発表しました。

パーソナル助産師による、妊娠・育児期女性に特化した包括的な健康管理サービスを提供しています。

ウェアラブルデバイスを用いてバイタルデータをリアルタイムで収集、妊娠中の女性の健康状態をモニタリングし、パーソナル助産師によって個別最適化された健康管理プランを提供しています。

また、妊娠・出産に関連する教育資料の提供や、24時間対応のLINEを通じ、妊娠中の女性をサポートしています。

今回の資金は、「MamaWell」サービスのシステム開発や、営業体制構築などに充当します。


少子高齢化は深刻な社会課題のひとつです。

「国立社会保障・人口問題研究所」は、2050年には日本の人口は1億400万人程度になり、東京を除くすべての道府県で2020年よりも減少するという予測を発表しています。

人口の減少は税収入の低下を招きます。これによって住民サービスの質は低下し、ますます地域の活力が低下していくことになります。

少子化の問題を解決するには、多様な主体によるさまざまな取り組みが必要です。

なかでも妊娠・出産と仕事を両立するための環境整備への注目が高まっています。

専業主婦世帯と共働き世帯の割合は、2000年頃に逆転し、共働き世帯の割合が多くなりました。そしてその後も共働き世帯は年々増加傾向にあります。

働く女性が妊娠・出産を迎えるにあたって課題となるもののひとつに、職場復帰が挙げられます。

たとえば、育児休暇取得後に職場に戻った場合の仕事内容について、自分の希望とは異なるものになってしまうといったケースがあり、出産・育児とキャリア形成がトレードオフになる可能性があるという課題があります。この問題については企業による環境整備や意識の変化などが求められます。

ほかにも、出産後の女性は身体的にダメージを負っており、妊娠前の状態にまで回復するには3か月から1年程度かかるとされています。そのため出産後すぐの職場復帰には、こうした健康問題についても適切な対応が求められます。

MamaWellはこのような背景のもと、妊娠・育児期の女性を支える健康管理サービスを提供しています。

事業の拡大には資金調達が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、融資だけではなく、ベンチャー・キャピタルから出資を受ける方法や、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関するノウハウを紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ MamaWell ウェアラブルデバイス パーソナル バイタルデータ ヘルスケア モニタリング リアルタイム 健康状態 健康管理 助産師 収集 女性 妊娠 妊婦 株式会社 育児 資金調達
関連記事はこちら

MamaWell 関まりか| 日本初の妊婦伴走型サービス「MamaWell」で注目の企業

創業手帳woman
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

LINEアプリ開発サービス展開の「on」が資金調達 コンテンツプロバイダー事業展開の「DoersTokyo」と業務提携
2021年12月14日、on株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、DoersTokyo株式会社と業務提携契約を締結したこともあわせて発表しました。 onは、LINEアプリ受託開発事…
iPS細胞由来の卵子を利用した生殖補助医療を開発する「Dioseve」が1億円調達
2024年6月28日、株式会社Dioseveは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Dioseveは、共同創業者である浜崎伸彦氏らが発明した独自技術である「DIOLs(Directl…
フードデリバリー「menu」 「auスマートパスプレミアム」会員の配達料を無料に
2022年6月1日、menu株式会社は、「auスマートパスプレミアム」の会員向けに、「menu」利用時の配達料が無料になるサービスを開始したことを発表しました。 menuは、フードデリバリーサービス「…
デジタルイネーブルメントプラットフォームを提供する「WE UP」が5,900万円調達
2023年2月22日、株式会社WE UPは、総額5,900万円の資金調達を実施したことを発表しました。 WE UPは、ノーコード・プログラミング不要でWebサイト上のサービスガイドを作成できるデジタル…
オンライン決済サービス「バンドルカード」運営の「カンム」が11.3億円調達
2020年8月11日、株式会社カンムは、総額11億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン決済サービス「バンドルカード」を運営しています。 スマートフォン・アプリからプリペイ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集