「小型旅客船等安全対策事業費補助事業」小型旅客船等の安全設備導入にかかる費用を支援

subsidy

「小型旅客船等安全対策事業費補助事業」のご案内です。

知床遊覧船事故対策検討委員会において早期搭載の促進が必要とされた3つの安全設備(改良型救命いかだ等、業務用無線設備、非常用位置等発信装置)について、導入費用の一部を補助し、小型旅客船等の安全対策を行う補助金事業です。

対象船舶
1. 旅客定員13名以上の船舶(海上運送法の適用を受けない遊漁船を除く)
2. 旅客定員12名以下の船舶のうち、海上運送法の適用を受ける事業者が使用する船舶

補助金

安全設備 総トン数 補助率 上限金額
改良型救命いかだ等 2/3 ※別表参照
業務用無線設備 20トン未満 2/3 8万円
20トン以上 1/2 6万円
非常用位置等発信装置 20トン未満 2/3 38万円
20トン以上 1/2 28.5万円
改良型救命いかだ等の上限金額
船舶の定員 補助上限金額
~16名 733千円
17~25名 1,000千円
26~50名 1,426千円
51~66名 2,160千円
67~75名 2,426千円
76~100名 2,853千円
101~116名 3,586千円
117~125名 3,853千円

公募期間

2023年4月26日(水)~2024年10月31日(木)


2022年4月に、北海道の知床半島沖で、観光船が消息を絶ち、沈没した事故が発生しました。この沈没事故では乗員・乗客あわせて26名全員が死亡・行方不明となる甚大な被害がもたらされました。

この沈没事故を教訓として、小型旅客船の安全対策として、「改良型救命いかだ等」「業務用無線設備」「非常用位置等発信装置」の3つの安全設備の早期搭載促進が必要とされています。

低水温環境ではライフジャケットのみでは避難者の安全を確保することができないため、いわゆる救命いかだが必要です。また、既存の救命いかだは乗り移る際に落水等の危険があるため、落水の危険性の低い改良型救命いかだの普及が求められています。

ほかにも連絡用設備として、これまでは携帯電話が法定設備として認められているケースもありましたが、海上では携帯電話が通じなくなることも多く、業務用無線設備や衛星電話が望ましいとされています。

今後、パブリックコメントや一部製品の開発状況を踏まえ、「改良型救命いかだ等」「業務用無線設備」「非常用位置等発信装置」の3つの安全設備が義務化される予定であり、事業者は早期の対応が重要です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ 助成金 安全対策 小型旅客船等安全対策事業費補助事業 改良型救命いかだ等 旅客船 業務用無線設備 海上 海運 船舶 補助金 非常用位置等発信装置
詳細はこちら

小型旅客船等安全対策事業費補助事業

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【農林水産省】「令和7年度(第2回)経営局関係補助金等」事業実施主体を公募
農林水産省は、「令和7年度(第2回)経営局関係補助金等」について、事業実施主体を公募することを発表しました。 対象事業 「令和7年度(第2回)経営局関係補助金等」のうち、以下の事業が対象となります。 …
「IT導入補助金2024」「インボイス枠(インボイス対応類型):6次締切」補助事業者が採択
中小企業庁は、「IT導入補助金2024」「インボイス枠(インボイス対応類型):6次締切」の補助事業者を採択したことを発表しました。 採択結果 公募期間:2024年6月3日(月)まで 申請数:2,196…
【東京都】「TOKYO旅館ブランド構築・発信事業」補助金
東京都は「TOKYO旅館ブランド構築・発信事業」の追加募集について発表しました。 東京都では、旅行者と地域をつなぐ観光の拠点としての「旅館」の機能の充実を通じ、東京の旅館ブランドの構築と発信体制の強化…
【農林水産省】令和6年度「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち食品産業の国際競争力強化緊急対策事業(JAS・食品安全マネジメントの普及対策事業)」
農林水産省は、令和6年度「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち食品産業の国際競争力強化緊急対策事業(JAS・食品安全マネジメントの普及対策事業)」の公募について発表しました。 将来の農林水産物・…
「IT導入補助金2025」 2025年5月時点版のチラシが公開
「IT導入補助金2025」における2025年5月時点版のチラシが公開されています。 IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けたITツール(ソフ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集