注目のスタートアップ

企業と顧客のコミュニケーションを最適化するマーケティングプラットフォームを提供する「Micoworks」が35億円調達

company

2023年12月27日、Micoworks株式会社は、総額約35億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Micoworksは、マーケティングプラットフォーム「MicoCloud」や、飲食店向けLINEミニアプリサービス「ミコミー」を提供しています。

「MicoCloud」は、企業と顧客のコミュニケーションを最適化するマーケティングプラットフォームです。

LINE公式アカウントを拡張した機能や、マルチチャネルでのデータ収集により、顧客ごとに最適なコミュニケーションを可能にします。

さらに、コンサルティングから運用支援までワンストップで提供しています。

今回の資金調達をきっかけに、アジア地域を中心とするグローバル展開を見据えたプロダクト機能開発や、組織体制の強化に充当します。


LTV(顧客生涯価値)を高めるカスタマーマーケティングが多様な領域に浸透しています。

LTVとは、ひとりの顧客が企業と取引を開始してから、その取引をやめるまでの間に企業にどれだけの利益をもたらすのか、という指標です。

LTVが注目されるようになった背景にはさまざまな要素があります。たとえば、市場が飽和状態にあり、サービス・プロダクトの品質のみで勝負することが困難となっていること、SaaSやサブスクリプションモデルの流行によりサービス・プロダクトに愛着を持つ顧客(いわゆるファン)の育成が重要となっていること、SNSの普及により口コミを通じたマーケティングが戦略に組み込まれることなどが挙げられます。

LTVを向上させるには、顧客との良好な関係を構築する必要があります。関係構築の施策には多様な手法がありますが、顧客ごとに最適なコミュニケーションを図るという施策は、効果的なもののひとつとして認識されています。

Micoworksは、日本のユーザーに広く利用されているコミュニケーションツールであるLINEを活用したマーケティングプラットフォームにより、企業の売上最大化に貢献しています。

近年、マーケティングではテクノロジーの活用によって効率化や、新たなマーケティング手法の開拓が進んでいます。創業期はPR・マーケティングに多くの予算をかけることはできないかもしれませんが、SNSマーケティングなど中長期的に資産となるマーケティング手法などもあります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ホームページの作成ノウハウや、ネット初心者のためのネットPR方法など詳しく解説しています。

また、事業の成長のため大規模なマーケティングに取り組む際には資金調達も重要となります。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功に導くためのノウハウなど、さまざまな資金調達に関するノウハウを提供しています。無料で送付しているので、ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB LINEミニアプリ LINE公式アカウント LTV MicoCloud Micoworks コミュニケーション データ マーケティング ミコミー 企業 最適化 株式会社 資金調達 顧客 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

宿泊施設向けの多言語オペレーションプラットフォーム「AirXpress」を展開する「SpaciaNet Japan」が1億円調達
2023年11月6日、株式会社SpaciaNet Japanは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SpaciaNet Japanは、宿泊施設向けの多言語オペレーションプラットフォー…
働き方改革・組織改革支援システム提供の「Qasee」が3億円調達
2021年12月24日、Qasee株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 働き方改革・組織改革支援システム「Qasee」を提供しています。 従業員ごとの業務状況を可視化・分析し…
DX支援などの「レッドジャーニー」と総合ITサービス企業の「TIS」が業務提携
2020年10月16日、株式会社レッドジャーニーは、TIS株式会社と業務提携したことを発表しました。 レッドジャーニーは、DX支援事業や、DX人材教育事業、新規事業・新規プロダクト開発支援事業などを展…
株式会社nafuda 山根裕輔|安心電話アプリの事業展開が注目の企業
安心電話アプリの事業展開で注目なのが、山根裕輔さんが2021年5月に創業した株式会社nafudaです。 インターネットが普及し、各自が1~2台の携帯電話やスマートフォンを持つようになり、社会のスマート…
次世代PRM(パートナー関係管理システム)「PartnerProp」を提供する「パートナープロップ」が2.3億円調達
2024年8月21日、株式会社パートナープロップは、総額2億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 パートナープロップは、次世代PRM(パートナー関係管理システム)「PartnerPro…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集