法人のインターネット回線の選び方は?おすすめ法人回線10選の特徴や選び方ガイド

創業手帳

法人のインターネット回線は自社のニーズを明確にして選ぼう


インターネット回線は、ビジネスでは欠かせないインフラのひとつです。しかし、法人のインターネット回線に詳しくなければ、どうやって選べばいいのか頭を抱えてしまうかもしれません。

法人がインターネット回線を申し込むのに役立つ選び方のポイントやおすすめ業者を紹介するので、悩んだ際は参考にしてください。

創業手帳では、起業や開業準備におすすめな「創業カレンダー」をご用意しました。起業・開業前後のスケジュールを時系列で確認することができます。細かいタスクが多いため、こちらを活用してヌケモレなく準備を進めましょう。

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インターネット回線を利用には回線業者とプロバイダの契約が必要

インターネット回線を利用するためには、ネット回線とプロバイダのそれぞれと契約が必要です。

またネット回線の主流には光回線があるので、業者の違いとともに特徴を把握しておきましょう。

ネット回線業者とプロバイダの違いとは?

ネット回線事業者とプロバイダは混同しやすく、どこが違うのかわかりにくいかもしれません。

両者の違いを表にまとめました。

項目 ネット回線業者 プロバイダ
特徴 ネット回線を提供する業者 ネット回線をインターネットに接続する業者
できること ネット回線の開通工事など IPアドレスの割り当て、メールアドレスの発行など
代表的な業者 NTT東日本、NTT西日本、KDDIなど So-net、GMO、BIGLOBEなど

ネット回線業者はネット回線そのものを提供しており、プロバイダは回線をインターネットにつなぐためのサービスを提供する業者です。

どちらが欠けてもインターネットは利用できません

最近はネット回線とプロバイダの両方をまとめて契約できる、セット型プランが多くなってきました。

契約をひとまとめにできるため効率がよく、手続きや管理にかかる手間も省けます。迷った場合はセット型プランを選ぶのがおすすめです。

光回線とは?

ネット回線業者が提供する中で主流なのが「光回線」です。

光回線とは光ファイバーを使った回線網で、通常の電話回線などに比べて高速でつながります。長距離通信の安定性も優秀です。

光回線の通信設備を提供し、運営する立場にあるのがネット回線業者です。光ケーブルや回線終端装置などの機器は光回線業者が提供します。

法人契約と個人契約のインターネット回線の違い


法人を設立する場合には、オフィスや店舗のインフラとしてインターネットについても考えておく必要があります。

個人ではインターネットを申し込んでいても、法人での申し込みは初めての人もいるでしょう。

法人のインターネット回線と個人のインターネット回線は異なる点がいくつかあります。どういった点が異なるのかまとめました。

固定IPアドレスを取得できるか

法人契約では固定IPアドレスの取得が可能で、個人契約の場合は一般的に取得できません。

IPアドレスは、インターネット上でいう住所のことです。インターネット上で相手にデータやファイルを送付する時に、IPアドレスが使われます。

個人向けのインターネット回線は接続するたびにIPアドレスが変わりますが、固定IPアドレスになればいつ接続しても変わりません。

IPアドレスを固定することで安全な接続が確立できるほか、VPNの構築やIoT機器を使うのにも適した環境になります。

自社のサーバーでWebサイトを公開したり、社内パソコンにリモートアクセスしたりするには、ビジネスでの利用に最適な固定IPアドレスが必要です。

法人向けのインターネット回線は固定のIPアドレスを複数取得できるため、Webサイトの運営や情報共有に役立ちます。契約先を選ぶ時には、固定IPアドレスを取得できるかどうかを確認してください。

セキュリティサービスが豊富か

法人契約ではネットを通じた機密情報のやりとりを想定しているため、個人契約にはない豊富なセキュリティサービスがあります。ウイルスやマルウェアへの対策のほか、VPNの提供も一般的です。

VPNは、固定IPアドレスをつないだ限定的なネットワークであり、第三者はアクセスできません。本店と支社、テレワークスタッフなどのネット通信も、安全な環境で接続可能です。

VPNをはじめ、個人契約にはない充実したセキュリティサービスにより、安全に事業運営ができます。

法人名義で領収書をもらえるか

法人向けのインターネット回線契約は、法人名義で請求書や領収書が発行されます。法人名義の請求書や領収書は、経費計上する際に必要です。

契約したい回線が個人向けプランしかない場合には、問い合わせて法人名義で契約できるかを確認してみてください。

経費として計上することも考えて、法人名義での契約をおすすめします。

混雑の影響を受けにくい専用回線が使えるか

プロバイダにより、法人向けのインターネット回線は混雑の影響を受けにくい専用回線を用意していることがあります。帯域保証型サービスや占有型サービスと呼ばれるものです。

法人向けのインターネット回線は、ビジネスで使用するため安定した通信が求められます。個人契約にはない優れた回線網が使えることは珍しくありません。

動画配信や音楽配信のサービスを利用する個人も増加し、通信混雑の懸念もあるため、混雑の影響を受けにくい安定した回線で業務を遂行してください。

法人向けのインターネット回線のデメリット

法人向けのインターネット回線を使うことには多くのメリットがあります。ただし、契約する前にはデメリットの確認も必要です。

どのようなデメリットがあるのかまとめました。

契約時の提出書類が多い

個人がインターネット回線を契約する場合、本人確認書類として免許証や健康保険証の提示が求められます。一方で、法人がインターネット回線を契約する場合には、法人確認書類を提出しなければいけません。

各々の業者により求められる書類は違います。一般的には、登記簿謄本または履歴事項全部証明書、法人の印鑑証明書などが必要です。

どちらも法務局で入手できる書類ですが、請求や手続きに手間がかかってしまいます。

取り寄せにかかる時間もあるため、利用を急ぐ場合は用意すべき必要書類をあらかじめ確認してください。

月額料金が高くなりがち

法人として契約すると、インターネット回線の月額料金以外の追加費用が発生するケースがあります。ビジネスアカウント管理料やオプション料金などです。

法人契約は、個人契約よりも広いサービスを利用できる一方で、発生する費用も大きくなる場合があります。

固定IPアドレスの取得や保守対応サービス付帯なども、オプションとして追加料金がかかる場合がほとんどです。申し込む前に料金を問い合わせて、月額がいくらになるかシミュレーションしてみてください。

法人向けのインターネット回線にかかる費用の種類


インターネット回線にかかる基本の費用には、初期費用と月額料金があります。さらに法人ならではの費用もあるので、それぞれの概要を知っておきましょう。

初期費用

法人向けインターネット回線の初期費用は、工事費や契約事務手数料、固定IPアドレス代などです。

工事費用は、2~4万円程度が相場ですが、すでに建物に回線があって設備をそのまま使える場合には割安で済みます。

固定IPアドレスの初期費用は、業者によりばらつきはありますが、数千円です。

月額料金

月額料金は毎月発生し続けるネット利用料金で、月額4,000~6,000円程度が一般的です。ネットワークの規模により、数万円から数十万円にのぼるケースもあります。

小規模であれば個人プランよりも少し高い程度の価格で、規模が大きくなると料金が上がる傾向です。

固定IPアドレスを使用する場合には、月額料金に加えて固定IPの料金がかかります。多くの場合、1つのIPアドレスにつき1,000円から10,000円程度です。

毎月発生する費用であるため、申し込む前に料金を確認してください。

法人向けの管理費用

ネット回線によっては、法人契約に限り管理費用やオプション料金が発生します。契約先によって内容は異なり、契約管理費やアカウント管理費など呼び名もさまざまです。

月500円程度からのところもあり、そこまで高額な費用ではありませんが、法人ならではのコストとして把握しておきましょう。

法人向けインターネット回線の選び方


法人向けのインターネット回線には様々な種類があります。選ぶべき基準を紹介します。

業務に十分な通信速度があるか

インターネット回線は、業務がスムーズに進められる通信速度があるものを選んでください。プロバイダにより通信速度に違いがあるため、よく比較することが重要です。

インターネットの通信速度は「bps」という単位であらわされます。上りはアップロード、下りはダウンロードの速さです。

最大通信速度が下り最大1Gbpsのプランが主流で、この速度があれば業務に支障はありません。

仕事の内容により大規模なデータのやりとりが予想される場合には、より速度が出るものを選んでください。

帯域保証型であるか

インターネット回線業者が示している通信速度は、大きくベストエフォート型と帯域保証型があります。

ベストエフォート型は理論上の最大速度を示すのに対して、帯域保証型のプランでは下限の速度を示します。

帯域保証型で示された速度が十分であれば、回線が混雑しても一定の通信速度で利用可能です。通信速度がどのように表示されているのか確認しましょう。

提供エリアが十分か

インターネット回線を申し込む時には、利用する場所が回線の対応エリアかどうか確認します。対応していても、エリアごとに料金が違うケースもあるので注意しましょう。

提供エリアはインターネット回線業者の公式ホームページで調べるか、問い合わせ窓口を利用してください。

月額料金が予算内におさまっているか

インターネット回線の月額料金は、固定費として毎月支払います。そのため、月額料金が予算内におさまっているかどうか確認が必要です。

ただし、経費を抑えようとして、速度やセキュリティの性能を妥協するのはおすすめできません。安全で快適にインターネットが使えることを優先して、最低限のスペックのものを選んでください。

業者や時期に応じて、月額料金の割引キャンペーンを実施しているケースがあります。月額料金が予算内におさまるよう、キャンペーンなども利用してみましょう。

固定IPアドレスを使えるか

法人のインターネット回線は、セキュリティや使い勝手を考えて固定IPアドレスの利用をおすすめします。

固定IPアドレスが使えるかどうか、取得できる数や費用をチェックしてください。

有線か無線か

インターネット回線には、大きく有線タイプと無線タイプがあります。

有線タイプは、建物にケーブルを引き込んでインターネット通信を行う回線です。環境に左右されず安定して利用できる点がメリットですが、開設工事が必要です。

無線タイプでは、電波を使ってインターネットの送受信を行います。工事が不要なものの周辺環境に影響されやすい点がデメリットです。

自社での使い方やニーズに合うタイプを選んでください。

サポート体制は充実しているか

会社でインターネットが使えなくなれば、業務に重大な影響を与えます。そのため、法人向けのサポートが充実したプランや業者を選びましょう。

法人プランの場合、インターネット回線業者の多くが豊富なサポートを提供しています。電話やチャットで24時間対応可能であれば、トラブルが生じた時にも安心です。

セット割が適用されるプランか

インターネット回線は単体での契約のみではなく、社用携帯電話とセットで法人契約できることがあります。

セット割引の有無も意識するとコスト削減に効果的です。社用携帯を考えているなら、割引のあるプランを優先するとよいでしょう。

セット割は、特定プランへの加入といった条件が提示されるケースもあります。条件を満たすかどうか、想定している使い方に対応できるかを確認して選んでください。

法人向けインターネット回線おすすめ10社


法人向けのインターネット回線の選び方を踏まえて、おすすめのインターネット回線サービス10社を紹介します。一体型契約を中心に、回線業者およびプロバイダが提供するさまざまサービスをピックアップしました。

主な料金やプランを比較し、自社に合うものを選ぶ際の参考にしてください。

フレッツ光

ネット回線業者の大手であるNTTでは、光回線サービス「フレッツ光」を提供しています。東日本と西日本とでそれぞれ料金やプラン内容が異なるため、事業エリアによって確認しましょう。

共通プランであるフレッツ光クロスは、送受信時で最大概ね10Gbpsの高速通信が可能です。回線事業に精通しているNTTならではの高性能と信頼性で、法人契約をするにも申し分ありません。

主なプランや料金の一例
初期費用

(東日本・西日本共通)

契約料:880円/1契約(税込)

初期工事費:22,000円(税込)

プラン:月額料金※ NTT東日本 フレッツ 光クロス オフィスタイプ:

・スタンダード 8,580円(税込)~ 

NTT西日本 フレッツ 光クロス オフィスタイプ:※割引適用後の金額

・マンション、戸建て 7,810円(税込)~+プロバイダ料金

機能・特徴 ひかり電話オフィスタイプ(東日本)、ギガらくWi-Fi(東日本)、ひかり電話オフィスA(西日本)、スマート光ビジネスW-Fi(西日本)など
運営元 東日本電信電話株式会社

NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE EAST CORPORATION

西日本電信電話株式会社

NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE WEST CORPORATION

出典元:NTT東日本、NTT西日本の各公式サイト
※利用エリアによりサービス提供状況が異なるため、詳細はNTT東日本およびNTT西日本の公式サイトでご確認ください。

So-net

ソニーグループが提供するインターネットサービスが「So-net」です。NTTの光コラボ事業者の一つとして、安定したネット接続を実現します。

法人名での契約はもちろん、部署名や支店名での契約も可能です。個人契約とは違い上限なしでID発行ができるため、幅広い規模の企業に対応します。

固定IPアドレスを使う場合はSo-net光アクセス、不要な場合は個人契約のプランと同じSo-net光のS・M・Lなどが主な選択肢です。

主なプランや料金の一例
初期費用

(So-net光M)

事務手数料:3,500円(税込)

工事費:

・派遣工事 26,400円(税込)

・無派遣工事 3,300円(税込)

プラン:月額料金 So-net光M:

・マンション 3,520円(税込) ※3年目以降4,895円(税込)

・戸建て 4,378円(税込) ※3年目以降5,995円(税込)

So-net光アクセス:※So-net料金のみ、回線事業者の諸費用は別

・マンション 990円(税込)

・戸建て 1,320円(税込)

機能・特徴 営利目的の利用可、追加IDの登録上限なし、Access Mailbox(法人向け追加メールボックス)など
運営元 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社

Sony Network Communications Inc.

出典元:So-net法人向けサービス 公式サイト

ドコモ光

「ドコモ光」は、回線とプロバイダ一体型のプランを提供しています。わかりやすい料金体系なので、法人契約にあたってもコストの見積もりが容易です。

1ギガまたは10ギガのプランを中心に、必要に応じてプロバイダ料を含まない単独タイプのプランも用意しています。スマホ契約とのセット割引もあるので、社用携帯を前提としている会社にもおすすめです。

フレッツ光回線がある場合、工事費はかかりません。

主なプランや料金の一例
初期費用 契約事務手数料:3,300円(税込)

工事料(代表的な場合):22,000円(税込)

プラン:月額料金 1ギガタイプA:※2年定期契約の場合

・マンション 4,400円(税込)

・戸建て 5,500円(税込)

10ギガタイプA:※2年定期契約の場合

・マンション、戸建て 6,380円(税込)

機能・特徴 オフィスリンク、アクセスプレミアム、ドコモ光ビジネスWi-Fi、固定VPNサービスなど
運営元 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

出典元:ドコモビジネス ドコモ光 公式サイト

NURO BIz

「NURO BIz」は、NURO回線の法人向けサービスです。事業用に特化した回線プランを複数ラインナップしています。

中でもNUROアクセス10Gは、上り下りともに最大10Gbpsの高速通信環境です。固定グローバルIP1個分が料金の中に含まれており、2個以上はオプション料金を払えば追加できます。

レンタルルーターやDNSホスティングなどのさまざまなオプションがあり、ビジネスに合わせて活用可能です。

また、NURO BizのプランにはSLA(サービス品質保証)が標準で含まれており、稼働率99.9%を保証しています。万が一この数値を下回る場合には、月額基本料金の一部が返金されます。

主なプランや料金の一例
初期費用 初期費用:

・NUROアクセス 2G 15万円(税抜)※2年間の利用で実質無料

・NUROアクセス 10G 50,000円(税抜)

事務手数料:3,000円(税抜)

基本工事費:50,000円(税抜)

プラン:月額料金 NUROアクセス 2G:

・スタンダードプラン 18,850円(税抜)~

・プレミアムプラン 50,000円(税抜)~

NUROアクセス 10G:23,850円(税抜)~

機能・特徴 固定IPアドレスオプション、マネージドインターネットルータ、DNSホスティングサービスなど
運営元 ソニービズネットワークス株式会社

Sony Biz Networks Corporation

出典元:NURO BIz 公式サイト

Xleiひかり

起業・開業の応援をうたう「Xleiひかり」は、法人契約が可能なネットサービスの一つです。Webから簡単に申し込めるため、忙しい事業者の手を煩わせることもありません。

補助金&助成金の支援サービスや診断システムがあるのも特徴となります。経営者が気になる補助金や助成金の情報について、検索や受給金額の調査ができる仕組みです。

安定したネット回線の提供はもちろん、起業・開業を目指す法人の強い味方となるでしょう。

主なプランや料金の一例
初期費用 新規工事料:

・マンションタイプ 16,500円(税込)

・ファミリータイプ 19,800円(税込)

プラン:月額料金 マンションタイプ 1GB:3,850円(税込)

ファミリータイプ 1GB:4,950円(税込)

ひかりクロス 10GB:5,720円(税込)

機能・特徴 Xleiひかりでんわ、V6プラス、Xleiプロバイダー、Xleiひかりリモートなど
運営元 株式会社エクスレイ

出典元:Xleiひかり 公式サイト

BIGLOBEオフィスサービス

フレッツ光回線を利用する「BIGLOBEオフィスサービス」では、東西エリア別に法人向けプランを用意しています。

法人専用窓口が設けられているので、トラブルが起こった際も問い合わせに迷うことはありません。法人格のない個人事業主でも契約が可能です。

請求書の発行に手数料がかかる事業者もある中、BIGLOBEオフィスサービスは無料での発行に対応しています。

主なプランや料金の一例
初期費用 NTT契約料 800円(税別)

工事費 ファミリータイプ&マンションタイプ 20,000円(税別)

プラン:月額料金 プロバイダ料金のみ:

・管理者 2,500円(税別)

・利用者1~4人 2,000円/人(税別)、5人目以降 2,300円/人(税別)

BIGLOBE法人光パックNeo with フレッツ(東日本エリア):

・ファミリータイプ(一戸建て・商業ビル・オフィスビル) 6,100円(税別)※初月は700円(税別)分が無料、残りは日割り計算。14カ月目以降6,600円(税別)

・マンションタイプ ミニ(4戸以上) 4,200円(税別)※初月は150円(税別)分が無料、残りは日割り計算。14カ月目以降4,700円(税別)

機能・特徴 条件付き特典あり(特典新規に光回線を引く場合に12カ月間値引き、無線LANルータプレゼントなど)、固定IPアドレス(別途料金および初期費用発生)など
運営元 ビッグローブ株式会社(BIGLOBE Inc. )

出典元:BIGLOBE biz 公式サイト

GMO BIZアクセス

「GMO BIZアクセス」は、ISP・光コラボOEMを展開しています。プロバイダや光コラボ事業者としてネット接続サービスを提供するほか、モバイル向けプランも豊富です。

中でもWiMAX+5Gは、10台から数千台までの一括契約を可能としています。拠点が複数ある大規模な事業においても、多くの社用携帯をカバーできるでしょう。

固定回線については、光コラボは要問合せとなりますが、1社専有型の接続サービスは月額2万円代から用意しています。

主なプランや料金の一例
初期費用 WiMAX+5G:事務手数料 3,300円(税込)

1社専有型型:

・初期費用 10万円(税別)

・事務手数料 3,000円(税別)

・工事費 実費

プラン:月額料金 WiMAX+5G:

・端末発送月、1カ月目~12カ月目 3,784円(税込) 

・13カ月目~35カ月目 4,334円(税込)

・36カ月目以降 5,104円(税込)

・端末代金 770円(税込)※36回払い

1社専有型:

・ベストエフォート型 22,000円(税別)~

・ギャランティ型 56,000円(税別)~

機能・特徴 ISP・光コラボOEM、ローカル5G、SINET6、MVNO SIM、1社専有型回線など
運営元 GMOインターネットグループ株式会社(GMO Internet Group, Inc.)

出典元:GMO BIZアクセス 公式サイト

NIFTY BIZ(nifty)

「NIFTY BIZ」は、@niftyの法人契約を通じて利用できるインターネット接続サービスです。ネット利用料とは別に、月額500円(税抜)の法人管理費が必要となります。

回線はNTT東日本・西日本のフレッツ光回線で、2年プランよりも3年プランの方が月額料金がお得です。長期契約を前提としている場合は候補に入るでしょう。

次世代通信のIPv6にも対応し、地域や時間帯の心配なく安定した接続環境を構築できます。

主なプランや料金の一例
初期費用 回線契約料(新規) 3,000円(税別)

工事費 1,000円×20回払い(税別)※支払いは月額料金に含む

プラン:月額料金

(3年プラン(N))

ホームタイプ(一戸建て向け):

・開通月 0円

・2~21カ月 4,900円(税抜) ※割引適用後の価格、分割工事費込み

・22カ月目~ 5,200円~(税抜)

マンションタイプ(集合住宅向け):

・開通月 0円

・2~21カ月 3,980円(税抜) ※割引適用後の価格、分割工事費込み

・22カ月目~ 3,980円~(税抜)

機能・特徴 NifMo法人契約と合わせて法人契約管理費(500円・税抜/月)無料、@niftyつなぎモバイル、@nifty光電話、常時安全セキュリティ24、@niftyセキュアプライバシー、@niftyオフィス機器サポートなど
運営元 ニフティ株式会社

出典元:@nifty法人向けサービス | NIFTY BIZ 公式サイト

enひかり

「enひかり」はNTT回線を用いる光コラボ事業者であり、法人契約の場合はenひかりforBIZへの加入が必須です。利用規模によっては別途見積もりが必要となります。

enひかりforBIZに加入すると、クラウド型防犯カメラやオフィス向けWi-Fiなどの契約特典が利用可能です。enひかりの契約とは別に、enひかりforBIZの料金を支払うことで利用できます。

IPv6対応としてはリーズナブルなenひかりLite、最大10Gbpsの高速通信が可能なenひかりクロスなど、事業に合わせた豊富な選択肢が魅力です。

主なプランや料金の一例
初期費用 転用または事業者変更:転用事務手数料2,200円(税込)

新規:

・契約事務手数料 3,300円(税込)

・工事費用 2,200円~16,500円(税込)

プラン:月額料金 enひかりforBiz:660円(税込) ※別途enひかりの契約が必要

enひかりクロス:

・戸建て、マンション 5,445円(税込)

enひかり:

・戸建て 4,620円(税込)

・マンション 3,520円(税込)

enひかりLite:

・戸建て 4,370円(税込)

・マンション 3,270円(税込)

機能・特徴 店舗向けBGMサービス、クラウド録画対応防犯カメラ、店舗・オフィス向けWi-Fi、サイネージサービス、各種広告や集客のコンサルなど
運営元 株式会社 縁人(en-jin inc.)

出典元:enひかり 公式サイト

OCN

「OCN」は、NTT東日本および西日本のフレッツ光回線を使うインターネット接続サービスです。固定IPアドレスや充実のサポート体制など、法人向けの仕組みがそろっています。

プランによって上下最大100Mbps〜10Gbpsまで幅広い仕様となっているため、予算と必要なネット環境を考慮して選択しましょう。取得できる固定IPアドレスの数もプランごとに異なります。

セキュリティ対策をセットで導入できるサービスもあるので、ネット事業を主力とする場合は検討してください。

主なプランや料金の一例
初期費用 ネットワーク工事費 3,300円(税込) ※forVPNは無料
プラン:月額料金

(OCNの料金のみ)

光フレッツ「ファミリー」(IP1):10,780円(税込)

光フレッツ「ギガファミリー」(IP1):10,780円(税込)

光フレッツ「ビジネス」(IP1):82,500円(税込)

機能・特徴 複数固定IP(別途料金および初期費用発生)、OCN モバイル ONE for Business、OCNセキュリティゲートウェイなど
運営元 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

出典元:法人向けOCNサービス OCN光「フレッツ」 公式サイト

まとめ・法人に最適なインターネット回線を選ぶには料金やプランの比較が重要


法人向けのインターネット回線は、業種や規模によりニーズが異なります。接続するパソコンや携帯の数のほか、リモートワークの有無なども考えてインターネット回線を申し込みましょう。

自社でサイトやサービスを提供するのであれば固定IPアドレスが必要となり、リモートワークが多ければVPN導入の検討も必要です。

自社の事業や利用の仕方に合わせて、最適なインターネット回線を探してください。

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(編集:創業手帳編集部)

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