注目のスタートアップ

医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」などを提供する「Holoeyes」が4億円調達

company

2023年8月29日、Holoeyes株式会社は、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Holoeyesは、医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」、同じ3Dホログラムを複数人で共有できる「Holoeyes MD」のオプション機能「Holoeyes VS」、医療教育用VRコンテンツの投稿・閲覧サービス「Holoeyes Edu」を提供しています。

医用画像を3D-VR化し、直感的な立体として再現することで、医師・医療者を支援する情報共有プラットフォームを提供し、医療技術の定量化と再現性を実現することを目指しています。

今回の資金は、人材の拡充、技術開発の強化などに充当します。


VR(Virtual Reality:仮想現実)は、専用のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などによって仮想空間を現実であるかのように疑似体験させる仕組み・技術のことです。

VRはこれまでにない没入型の体験を提供でき、ゲームやライブエンターテインメントの領域で大きな成長が見込まれています。

また、産業界での活用も進められており、たとえば不動産の領域では、賃貸物件の内見などで活用されています。

とくに医療の領域ではさまざまな応用が考えられます。

たとえば、手術のシミュレーションをVRで行うことで、より実際の手術に近い形でのシミュレーションが可能となり、スムーズかつクオリティの高い手術を実現できます。

ほかにも医学生の実習でVRを活用することで、安価でありながら現実と変わらないような実習が可能になります。

そして将来的には、高精度なロボットアームとVRを活用することで、医師がVRで患者を確認しながら遠隔で手術を実現できるようになると考えられています。

Holoeyesの技術は、患者から得たデータを3D人体データにすることで、従来よりも視覚的に表示し、診療・手術を支援するものです。

最新技術の開発には資金調達が重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D VR ソフトウェア プラットフォーム 共有 医師 医療 情報共有 技術開発 支援 教育 株式会社 画像処理 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

視覚障害者・眼疾患患者向けウェアラブルデバイスを開発・販売する「ViXion」が10億円調達
2022年8月10日、ViXion株式会社は、総額9億5,956万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ViXionは、視覚障害者・眼疾患患者向けウェアラブルデバイスを開発・販売しています。 2…
ホーム・オートメーション・サービス展開の「Connected Design」が4億円調達
Connected Design株式会社は、4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 東急電鉄のジョイント・ベンチャーとして、ホーム・オートメーションなど、個人向けIoTサービス用ハードウェア・…
社会課題の解決を目指すパートナーに出会えるマッチングプラットフォーム「ICHI. SOCIAL」を運営する「ICHI COMMON」が7,000万円調達
2023年2月27日、ICHI COMMONS株式会社は、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ICHI COMMONSは、社会課題の解決を共に目指すパートナー(企業、自治体、N…
次世代型のドアツードア送迎サービスを展開する「NearMe」が13億円調達
2023年3月8日、株式会社NearMeは、総額約13億円の資金調達を実施したことを発表しました。 NearMeは、ドアツードアの送迎において、独自AIを活用して運行や乗客の相乗りを最大化することで移…
膝前十字靭帯再建用の組織再生型靭帯を開発する「CoreTissue BioEngineering」が6億円調達
2025年11月10日、CoreTissue BioEngineering株式会社は、総額約6億円の資金調達を発表しました。 CoreTissue BioEngineeringは、早稲田大学からスピン…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集