注目のスタートアップ

自動交渉AIを活用したドローン運航管理システム(UTM)を開発する「Intent Exchange」が資金調達

company

2023年8月23日、Intent Exchange株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

Intent Exchangeは、自動交渉AIを活用したドローン運航管理システム(UTM)を開発しています。

今後、サプライチェーンマネジメントの領域でも、自動交渉技術の導入と事業化を推進し、さまざまな調整プラットフォームの実現を目指します。

今回の資金調達をきっかけに、エアモビリティ領域以外への事業展開の立案や、エアモビリティ領域でのサービス構築を行っています。

まずは、2025年初頭に地上リスク評価サービスを開始し、その後、UTMプロバイダの認定とUTM利用の義務化の時期を見据えて、UTMサービス事業の開始に向けた開発を進めていきます。


UTMは、ドローンの運航において、他のドローンの飛行計画や、リアルタイムな位置情報の把握、計画調整などを可能にし、ドローンの安全な運航を実現するシステムです。

このシステムはドローンの運航において必要不可欠なシステムであり、国際的に導入が進められています。

当初米国ではFAA(米国連邦航空局)がドローン運航を直接管理する集中型が検討されていましたが、システム投資を抑制したいという国の思惑と、UTMの領域でサービスを展開したい民間事業者の思惑が一致したことにより、複数の民間事業者がドローン運航を管理する分散型のアーキテクチャとして実装が進められています。

また、分散アーキテクチャは民間非営利の国際標準化・規格設定機関のASTM Internationalによって標準化され、これがUTMのデファクトスタンダードとなると見込まれています。

そして次の段階として、UTMのコア機能として、ドローン同士の衝突を避けるための交渉のシステムが議論されています。

Intent Exchangeは、運航経路やタイミングの調整を自動化する自動交渉AIを手がけています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Intent Exchange UTM エアモビリティ サプライチェーン ドローン ドローン運航管理システム マネジメント 事業化 交渉 導入 技術 株式会社 自動 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

LTV最大化を実現するBX(Brand Experience)プラットフォーム「BOTCHAN」を運営する「wevnal」が10億円調達
2023年4月12日、株式会社wevnalは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また直近では、2023年2月8日に総額10億円の調達を発表しています。これによりシリーズBラウンドで…
医療通訳サービス「mediPhone」など展開の「メディフォン」が11億円調達
2022年6月30日、メディフォン株式会社は、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 医療通訳サービス「mediPhone(メディフォン)」や、健康管理SaaS「mediment(メディ…
車両の最適配置アルゴリズムを開発・運用する「Pathfinder」が1.1億円調達
2023年12月27日、Pathfinder株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Pathfinderは、長距離片道レンタカー「カタレン」を事業基盤に、車両の配置…
Web接客ツール「OPTEMO」提供の「ジェイタマズ」が8,500万円調達
2022年1月18日、株式会社ジェイタマズは、総額8,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Web接客ツール「OPTEMO」を提供しています。 アポイントを取らずにその場で商談できる企業…
ウォレット・アプリと決済プラットフォーム提供の「Kyash」が15億円調達
2019年7月3日、株式会社Kyashは、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、シリコンバレーのベンチャー・キャピタルのGoodwater Capitalや、三菱UFJキャ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集