注目のスタートアップ

タスク管理ツール「Suit UP」を開発・運営する「スーツ」が2億円調達

company

2024年7月1日、株式会社スーツは、合計2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

スーツは、プロジェクト・タスク管理ツール「Suit UP(スーツアップ)」を開発・運営しています。

10名以上100名未満の中小・中堅企業、スタートアップを主な対象としたプロジェクト・タスク管理ツールです。

ITリテラシーを問わずに利用できるよう、表計算ソフトを参考としたインターフェースを採用しているほか、タスク雛形、期限通知、定型タスクなど、チームでのタスク管理を毎日続けられるような機能を備えています。

2023年9月からα版、2024年4月からβ版の提供を行っています。

今回の資金は、「Suit UP」のシステム開発、営業体制の構築に充当します。


タスクとは、業務や仕事を細分化した、仕事の最小単位のことです。

このタスクごとに期限や優先順位を設定し可視化することで、効率的にやるべき仕事をこなしていくことができます。これをタスク管理と呼びます。

一般的に、仕事をこなす際は、今行うべき作業を考え、それを順番に片付けていきます。タスク管理はこれを明確にすることで抜け・漏れをなくし、さらに都度やらなくてはいけない作業を考えずに済むようにすることで、業務効率化を実現します。

スーツは、こうしたタスク管理において、「全社タスク管理」を推進しています。

全社タスク管理は、単なるタスク管理・プロジェクト管理ではなく、個人・部署・経営に至るまで、会社全体のタスクを可視化し管理するという経営管理手法です。

これにより、組織内で誰が何をしているのかわからないという状況の改善、属人的なオペレーションからの脱却、役割分担の明確化、労働生産性の向上、マネジメントサイクルの迅速化などを図り、企業価値向上を実現します。

株式会社スーツのコメント

このニュースを受けまして、株式会社スーツ 代表取締役 小松裕介氏よりコメントが届きました。

小松裕介(こまつ・ゆうすけ)
株式会社スーツ 代表取締役社長CEO
2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、東証スタンダード上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に当社の前身となる株式会社スーツ設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より、総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師登録。2019年6月より、国土交通省PPPサポーター。2020年10月に大手YouTuberプロダクションの株式会社VAZの代表取締役社長に就任。月次黒字化を実現し、2022年1月に上場会社の子会社化を実現。2022年12月に、株式会社スーツを新設分割し、当社設立と同時に代表取締役社長CEOに就任。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

チームでかんたん、毎日続けられるプロジェクト・タスク管理ツールの経営支援クラウド「Suit UP」のシステム開発と営業体制の構築のために資金調達をいたしました。

・今後の展望を教えてください。

私たちは、日本の中小企業の労働生産性の向上を目指して、経営支援クラウド「Suit UP」の提供をしております。そのため今後、販売代理店制度を整備して、中小企業向け経営コンサルティング会社、会計事務所・社会保険労務士事務所など士業の皆様、金融機関や通信系の販売代理店を通じて、日本中の中小企業に向けて「Suit UP」の拡販をしてまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

日本の労働人口の7割は中小企業に集中しています。そのため中小企業向けビジネスは大きなビジネスに発展する可能性があります。ぜひとも日本経済のためにも、中小企業に対して、より良いサービスを提供できるようなビジネス開発を一緒にできればと思います。

デジタルツールの活用は業務や経営に革新をもたらします。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Suit UP スーツ スーツアップ タスク タスク管理 ツール プロジェクト管理 中小企業 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【5/30締切予定】「省力化投資補助金(一般型)」第2回公募要領が公開
「省力化投資補助金(一般型)」の第2回公募要領が公開されました。 中小企業省力化投資補助金「一般型」は、業務プロセスの自動化・高度化やロボット生産プロセスの改善、デジタルトランスフォーメーション(DX…
ネット不動産マーケットプレイス「RENOSY」などを展開する「GA technologies」が「三菱UFJ銀行」とシステム開発投資に対する20億円の融資契約を締結
2023年3月27日、株式会社GA technologiesは、株式会社三菱UFJ銀行との間で、システム開発投資に対する20億円の融資契約を締結したことを発表しました。 GA technologies…
【東京都】「日系製造業等に対する投資促進事業調査レポート」
東京都は、「日系製造業等に対する投資促進事業調査レポート」を公開しました。 このレポートは、独自リサーチによる国内投資の動向調査、国内外の投資トレンドの整理に加え、都内中小企業6社への伴走支援を通じて…
ARグラス用ディスプレイモジュールなどを手がける「Cellid」が3.7億円調達
2023年6月23日、Cellid株式会社は、総額約3億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Cellidは、ARグラス用のディスプレイモジュールと、空間認識ソフトウェア「Celli…
プロジェクト管理アプリ「KANNA」を提供する「アルダグラム」が「パナソニック」と資本業務提携
2023年5月16日、株式会社アルダグラムは、パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(パナソニックEW社)と、資本業務提携を締結したことを発表しました。 アルダグラムは、プロジェクト管理アプリ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集