注目のスタートアップ

物流リソースのシェアリングプラットフォームを運営する「souco」が「NIPPON EXPRESSホールディングス」と資本業務提携

company

2023年6月2日、株式会社soucoは、NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

soucoは、全国2,000拠点を超える倉庫拠点の情報を中心とした物流リソースのシェアリングプラットフォームを運営しています。

物流施設・倉庫の空きスペースを抱える企業と、季節波動などにより荷物を保管するスペースを必要とする企業をマッチングし、倉庫の空きスペースの利用の最大化に取り組んでいます。

1年未満の短期利用を中心に、小ロットから1,000坪単位での倉庫利用を促進しています。

今回の提携により、NIPPON EXPRESSホールディングスとそのグループ会社は、soucoのプラットフォームを活用し、顧客基盤の拡大、NXグループの倉庫施設管理を目的としたsoucoのツールの提供、管理システムの開発支援、soucoプラットフォームや物流拠点を活用した分散出荷の実現などに取り組みます。


アパレル業界などでは、季節によって取り扱う商品の量が大きく変動する、季節波動という特徴があります。

また、ほかの業界の商品においても、サプライチェーンの問題や、天候、紛争・感染症などによって取扱量は変動します。

このように物流は年間を通じて流通量・保管料が変動するため、物流コストを最小限にするためには保管スペースなどをフレキシブルに調整する必要があります。

しかし、柔軟な倉庫の利用は、自社倉庫を保有することとトレードオフの関係にあります。近年は顧客満足度向上のため、自社倉庫を保有する事業者が増えており、倉庫の空きスペースの課題解決が求められています。

自社倉庫を保有することのデメリットとしては、保管スペースを常に一定の水準に保ち、無駄を生じさせないようにすることが困難であること、急激な需要増によって空きスペースがなくなってしまう可能性があること、倉庫移転時に多大なコストがかかってしまうことなどが挙げられます。

soucoは、こうした倉庫利用の課題を解決するため、全国の倉庫の遊休スペースと、保管需要をマッチングするプラットフォームを展開しています。

効率化はどの企業でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、効果的なシステムやツールを選定・導入することが大切です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ NIPPON EXPRESSホールディングス souco シェアリング プラットフォーム マッチング 倉庫 倉庫シェアリング 株式会社 物流 空きスペース 資本業務提携 遊休スペース
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「Wiz」がバックオフィス業務を一元管理・効率化するサービス「ジョブカン」を販売代理店として提供開始
2020年5月19日、株式会社Wizは、販売代理店として「ジョブカン」の提供を開始したことを発表しました。 「ジョブカン」は、勤怠・労務・経費精算・採用管理などのバックオフィス業務を一元管理し効率化す…
人材紹介会社向けの求人流通プラットフォームなど提供の「ROXX」が2億円調達
2020年12月7日、株式会社ROXXは、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、2020年6月に9億円を調達しています。 ROXXは、人材紹介会社向けの求人流通プラットフォーム「age…
DAOメンバーの貢献度を可視化するツールを開発する「Unyte」が資金調達
2023年2月15日、株式会社Unyteは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、East Venturesです。 Unyteは、DAO(自律分散型組織)メンバーの貢献度を可視化するツール…
中高生向けデジタル教材プラットフォーム提供の「Libry」が資金調達
2021年11月17日、株式会社Libryは、資金調達を実施したことを発表しました。 中高生向けデジタル教材プラットフォーム「Libry(リブリー)」を提供しています。 大手出版社・教科書会社と提携し…
バーチャル音楽IPを創出する「VOLVE CREATIVE」が資金調達
2025年2月25日、株式会社VOLVE CREATIVEは、資金調達を実施したことを発表しました。 VOLVE CREATIVEは、バーチャル音楽IPの創出や、音楽系VTuberの制作、エンターテイ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集