注目のスタートアップ

生口島瀬戸田(広島県)でまちづくり事業を展開する「しおまち企画」が資金調達

company

2022年12月22日、株式会社しおまち企画は、資金調達を実施したことを発表しました。

また、しおまち商店街を活性化するプロジェクトとして、店舗と住宅兼宿泊が一体化した建築ユニット「ショップハウス」の開発を始動したことも発表しています。

今回の資金は、プロトタイプとなる2棟の開発資金となります。

しおまち企画は、しまなみ海道沿いの島である生口島瀬戸田(広島県)において、ローカルに根ざしたまちづくり事業を展開しています。

過去3年にわたり、尾道市・せとうちDMOと共同で、しおまち商店街、地域、地域内外の事業者と瀬戸田をよりよいまちにするための「しおまちとワークショップ」を開催するなど、さまざまな取り組み・プロジェクトを行っています。

今回のショップハウスプロジェクトは、空き物件の活用と地域活性化を目的としたプロジェクトです。

このプロジェクトは、商店街を広く使って小規模不動産を開発し、さまざまな事業者を誘致して多様性を創出し、さらに関係人口を創出するための中長期滞在が可能な住宅・宿泊設備を整備するというものです。

2025年までに空き家のリノベーション型と新築型を合わせ、10棟を超えるショップハウスをしおまち商店街近辺にオープンする予定です。

国内では少子高齢化と東京一極集中が大きな課題となっています。地方では首都圏への若年層の流出が激しく、税収の減少や人口減少が加速しています。

地方の過疎化が進むと地域社会の生産機能や環境が低下し、それに伴い住人の生活を維持できなくなっていきます。

そこで、少子高齢化に対応し、地方の人口減少に歯止めをかけることを目的とした地方創生が推進され、さまざまな取り組みが実施されています。

地方創生においては、リソースが限られている自治体の取り組みだけでは期待されている成果を出すことは困難です。そのため企業や市民による協力のもと魅力ある取り組みを進めていくことが重要です。

とくにまちづくり事業者は、「まち」の魅力を高めることで、持続的に成長していける地域として再生させることができる存在として期待されています。

社会課題を解決するビジネスは、自治体や他企業と連携して進めていくことが重要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ しおまち企画 しまなみ海道 ショップハウス まちづくり 地域活性化 地方創生 広島県 株式会社 瀬戸田 生口島 街づくり 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

観測ロケット・超小型人工衛星打ち上げロケット開発・製造の「インターステラテクノロジズ」が17.7億円調達
2021年12月17日、インターステラテクノロジズ株式会社は、総額17億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 観測ロケット「MOMO」と、超小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」を…
「KSB」が宮城県蔵王町でデジタルマーケティングの活用支援などを行う地域活性化プロジェクト「DEJIMACHI.ZAO」を実施
2021年8月3日、株式会社KSBは、「DEJIMACHI.ZAO」を実施することを発表しました。 「DEJIMACHI.ZAO」は、宮城県蔵王町の商工業者を対象に、デジタルマーケティングの活用支援な…
画像認識・動画解析アルゴリズムを提供する「ACES」と「SOMPO Light Vortex」が資本業務提携
2022年5月26日、株式会社ACESは、SOMPO Light Vortex株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 ACESは、ヒトの認識・解析を行うHuman Sensing(…
有名人に動画メッセージを依頼できる「VOM」運営の「Wunderbar」が5,000万円調達
2022年1月11日、株式会社Wunderbarは、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 有名人に動画メッセージを依頼できるエンタメギフトサービス「VOM(ヴォム)」を運営して…
時空間解析プラットフォームをベースにDXサービスを提供する「スカイマティクス」が「三重トヨタ自動車」と資本業務提携
2024年5月28日、株式会社スカイマティクスは、三重トヨタ自動車株式会社との資本業務提携による資金調達を実施したことを発表しました。 スカイマティクスは、衛星・ドローンなどリモートセンシングデバイス…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集