注目のスタートアップ

アート専門のWebマガジンなどを運営する「KAMADO」が資金調達

company

2022年9月28日、株式会社KAMADOは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、スタートアップスタジオの株式会社ガイアックスです。

KAMADOは、アート専門のWebマガジンの運営や、独自ガントチャートによるおすすめの展覧会・展示情報の発信、アート作品・プレゼントがもらえるかもしれない抽選サービス「KUJI」、アーティストを支援できるメッセージ購読サービス「FUMI」、クリエイターなどとつながれるコミュニティイベント「かまめし会」などを展開しています。

今回の資金は、さらなる事業拡大に充当します。

2021年の日本のアート産業市場は2,781億円と推計されています。また、アート作品が直接関わる美術品市場は2,186億円となっています(※1)。世界のアート市場は7兆円~8兆円の規模であるため、国内アート市場はまだ発展途上であるといわれています。

一方、彫刻家・画家・工芸美術家の人口は年々増加しており、1985年には約2.6万人だったものが、2015年には約4万人となっています。

近年は、実業家・起業家が現代アートを購入することがトレンドとなったり、地方自治体が地方創生のために現代アートを活用したりなど、アートの注目も高まってきています。

また、多くのプロダクト・サービスにおいても市場が成熟しており機能性などでの差別化が難しくなっているなか、アートはこれまでにない新たな体験や視点を提供するものとしても活用されています。

しかしそれでも作品制作で食べていける芸術家は少なく、今後アート市場を盛り上げ、より多くの芸術家が活躍できる環境をどう構築していくかが重要となっています。

KAMADOは、アート専門のWebマガジンの運営や、企業とアーティストをつなぐ取り組み、アーティストをカジュアルに応援できる「FUMI」、アートのオープン抽選「KUJI」などにより、より多くの人に向け、アーティストや作品と関わる機会を創出しています。

スタートアップの事業拡大には戦略的な資金調達やVCなどからの支援が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

(※1)出所)「日本のアート産業に関する市場調査2021」エートーキョー(株)、(一社)芸術と創造​

カテゴリ 有望企業
関連タグ Webマガジン アーティスト アート カルチャー メディア 支援 文化 株式会社 芸術 記事 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

訪問看護・介護の訪問スケジュール調整を自動化するクラウドサービス「ZEST」を提供する「ゼスト」が7.6億円調達
2022年8月10日、株式会社ゼストは、総額約7億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ゼストは、訪問看護・介護・診療の最適な訪問スケジュールを自動割当するクラウドサービス「ZEST…
【9/27開催】「インバウンドサミット2023」 インバウンド関連サービスを展開する5社が登壇
2023年9月21日、株式会社MATCHAは、「インバウンドサミット2023」の開催を発表しました。 また、併せてインバウンドスタートアップピッチに登壇する5名のプレゼンターを発表しました。 「インバ…
IT/Webエンジニアの転職サービス「Findy」などを手がける「ファインディ」が20.5億円調達
2025年5月26日、ファインディ株式会社は、総額20億5000万円の資金調達を発表しました。 ファインディは、ITエンジニア領域における個人・組織の課題解決のため、以下のサービスを提供しています。 …
オンライン接客プラットフォーム/チャットボット「BOTCHAN」展開の「wevnal」が6億円調達
2021年9月22日、株式会社wevnalは、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン接客プラットフォーム/チャットボット「BOTCHAN」を展開しています。 チャットボットを…
心電図のAI自動解析支援システムを研究・開発する「カルディオインテリジェンス」が資金調達
2025年11月20日、株式会社カルディオインテリジェンスは、資金調達を発表しました。 カルディオインテリジェンスは、心電図のAI自動解析支援システムの研究・開発を行っています。 2022年2月に、プ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集