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2022年9月17日認証・閉域化・通信制御を一元管理するクラウドプラットフォームを提供する「closip」が資金調達

2022年9月12日、株式会社closipは、アセンテック株式会社に対して第三者割当増資を実施したことを発表しました。
closipは、独自のネットワーク技術「LTE over IP(LTE 仮想化技術)」により、既存のIPネットワーク上で仮想閉域空間を構築し、デバイス認証、通勤経路暗号化、各種サービスとのID連携、ビッグデータ利活用などのサービスを提供しています。
アセンテックは、仮想デスクトップに関連する製品開発、販売、コンサルティングサービスを展開しています。
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Closipが保有するLTE over IPは、Wi-Fiやイーサネットなどの既存のIPネットワーク上に、プライベートなLTEネットワークを仮想的に構築できる技術です。
テレワーク下ではセキュリティを確保しながら遠隔で社内システムにアクセスするための環境を構築する必要があります。
もしセキュアな環境を構築しないままテレワークを実施していると、情報漏洩などの危険性が高まってしまいます。
セキュリティ上危険となるのが、インターネットへの接続です。
テレワーク下では、無線・有線などさまざまな環境でインターネットに接続されることになります。
公衆無線LANでは通信の盗聴、ID・パスワードの漏洩などの問題があります。
一般的にはセキュリティを確保したままインターネットに接続するため、インターネット上に仮想の専用回線を構築し、接続元と接続先でセキュアな通信を行うVPNや、物理的に隔離された通信経路でモバイル端末と企業LANをつないてLTE回線からリモートアクセスする閉域SIMなどが利用されています。
LTE回線はVPNよりも高いセキュリティを確保できるというメリットがありますが、常にLTE回線を使う必要があるため、通信費が高くなってしまうというデメリットがあります。
LTE over IPは、IPネットワーク上でLTEと同じプロトコルを使用し、LTEの端末認証などの各種機能を利用できる技術です。
閉域SIMとは異なり、Wi-Fi環境でも利用できるというメリットがありながら、LTEと同様のセキュリティを実現できる、つまりVPNと閉域SIMのいいとこ取りの技術となります。
テレワークをはじめるには、Web会議ツールやコラボレーションツールなどの導入が必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「リモートワーク手帳」では、リモートワークをはじめるために必要なものや、快適なリモートワーク環境を実現するツールについて詳しく解説しています。
カテゴリ | 有望企業 |
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