注目のスタートアップ

スタートアップのシステム開発を支援する「キリロムデジタル」が1億円調達

company

2022年8月30日、キリロムデジタル株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

キリロムデジタルは、日本・シンガポール・インド・カンボジアのメンバーを中心に、日本語と英語を使ってスタートアップのプロダクト・システム開発を支援するプロダクト開発支援事業などを展開しています。

国内のIT業界では英語力不足のせいで高いシステム開発品質を海外に展開できないという課題を抱えています。

キリロムデジタルは、日本のエンジニアが英語でシステム開発をする機会を提供することで、グローバルに活躍できる日本人エンジニアを増やすことを目指しています。

今回の資金は、開発体制の強化、開発品質の向上に充当します。

キリロムグループは、キリロム工科大学(Kirirom Institute of Technology, KIT)を運営しています。

キリロム工科大学は、カンボジアのキリロム国立公園内にある全寮制の4年制技術大学であり、非英語圏の人材でもグローバルに活躍できるITエンジニアや起業家を育成することを目的としています。

システム開発に必要なプログラミング言語は、基本的に英語ベースでつくられています。

理由としては、アルファベットは単純であるためプログラミング上の都合が良い、世界での共通言語であること、ITはアメリカを中心に発展してきたことが挙げられます。

また、開発に必要となるライブラリや技術などを解説するドキュメントなども英語で書かれていることがほとんどであるため、システム開発において英語は重要です。

もちろん日本語での情報も豊富に提供されているため、最新技術を使わないのであれば、英語があまりできなくてもプログラミングは可能です。英語が堪能ではないITエンジニアもたくさん存在しています。

しかし英語ができれば、海外でも仕事ができる、英語でしか取得できない資格を取得できる、プログラミングをさらに理解できるといったメリットがあります。

とくにITエンジニアはインターネットに接続できる環境と端末があれば仕事ができるため、遠隔で海外のチームに参加して仕事するといったことも一般的です。

成功できる起業家になるためには、やはり勉強が欠かせません。「冊子版創業手帳」では、成功している起業家のインタビューを多数掲載しています。先人の思考やアイデアを知ることは、新たなビジネスの創造に役立つことでしょう。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ITエンジニア KIT vKirirom Pte Ltd. エンジニア カンボジア キリロム キリロムデジタル キリロム工科大学 システム開発 スタートアップ プロダクト プロダクト開発 株式会社 英語 資金調達 開発
関連記事はこちら

カンボジアのジャングルに街ができる!?キリロム工科大学学長 猪塚武が創るスマートシティ

資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

人事の専門家を検索できるサイト「カオナビキャンパスLab」がリリース
2023年3月29日、株式会社カオナビは、「カオナビキャンパスLab」をオープンしたことを発表しました。 「カオナビキャンパスLab」は、人事コンサルタントや社会保険労務士などの専門家を得意領域で検索…
使うほどに変形して最適化されていくベッド「Bexx」開発の「Ax Robotix」が1億円調達
2020年11月24日、Ax Robotix株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ロボット化(自在に変形可能)したベッド(マットレス)により理想の睡眠を実現する寝具「Bex…
パブリック・ブロックチェーン「Plasm Network」の開発をリードする「Stake Technologies」が2.5億円調達
2021年2月9日、Stake Technologies Pte Ltdは、総額約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Stake Technologiesは、日本発のパブリック…
製造業向けスキルマネジメントシステムを提供する「Skillnote」が4.1億円調達
2023年6月21日、株式会社Skillnoteは、総額約4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、富士通株式会社と業務提携の検討を行うことに合意したこと、富士通は富士通ベンチ…
大学生専用匿名相談アプリ「キャンパスボード」がリリース
2019年12月12日、株式会社Samurai Swordは、「キャンパスボード」を2019年12月9日にリリースしたことを発表しました。 「キャンパスボード」は、大学生専用の匿名相談アプリです。 相…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集