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クラウド資産の可視化と安全なクラウド運用を実現する「Cloudbase」提供の「Levetty」が1.3億円調達

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2022年8月24日、Levetty株式会社は、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、「Cloudbase」を正式リリースしたことも併せて発表しました。

「Cloudbase」は、クラウド資産の可視化と安全なクラウド運用を実現するセキュリティサービスです。

AWS、GCP、Azureなどのパブリッククラウドの構成をセキュアな方法でスキャンし、設定ミスを危険度ごとに可視化するサービスです、

定期スキャンによって常に最新のセキュリティリスクが表示されるため、常に安全な状態のクラウド運用が可能となります。

また、優先的に対処したほうがいいリスクの提示を行うほか、修正のためのドキュメントも提供しています。

今回の資金は、プロダクト開発、営業のための人件費に充当します。

パブリッククラウドとは、ITシステムのインフラを、サービスとして遠隔から利用できるようにしたクラウド環境のうち、他の利用者と共同で利用するタイプのもののことです。

主要なパブリッククラウドには、AWS(Amazon)、GCP(Google)、Azure(Microsoft)の3つがあり、3大パブリッククラウドと呼ばれています。

パブリッククラウドは、アプリケーション用のサーバーや、データベース、ストレージなどとして利用されています。

またそれぞれのサービスごとに強みがあります。

たとえばGCPは機械学習やデータ解析に強みを持っており、機械学習の環境を簡単に構築できたり、既存のAIモデルをアプリケーションに搭載することも可能です。

パブリッククラウドは自社でサーバーを用意するよりも安価に利用でき、保守点検の必要がなくなり、さらに柔軟に拡張・縮小することができるため、いまやさまざまなサービスのインフラとして利用されています。

一方で、このパブリッククラウドの設定は複雑であり、設定ミスによるセキュリティインシデントが日々発生しています。

「Cloudbase」を利用することで、簡単にパブリッククラウドの設定ミスを発見することができます。さらに状態を常に監視するため、安全なクラウド運用を実現します。

セキュリティ事故は、顧客・社会に大きな損害を与えてしまう可能性があります。現在デジタル化・DXが推進されており、多くの企業でセキュリティリスクが高まっている状況にあります。セキュリティ対策はコストがかかりますが、事業活動・成長に必須のものと位置づけ、投資と捉えることが重要です。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。

カテゴリ 有望企業
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