注目のスタートアップ

パーソナライズヘアケア・スキンケア・ボディメイクのD2Cブランドを展開する「Sparty」が資金調達

company

2022年5月19日、株式会社Spartyは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、ロレアルグループ(本社:パリ)のコーポレートベンチャーキャピタルファンド「BOLD(Business Opportunities for L’Oréal Development)」です。

Spartyは、パーソナライズ×D2C事業として、パーソナライズヘアケア「MEDULLA」、パーソナライズスキンケア「HOTARU PERSONALIZED」、パーソナライズボディメイク「Waitless」の3ブランドを展開しています。

今回調達した資金と、ロレアルが有する知識・流通ネットワークなどを積極的に活用し、より良いパーソナライズサービスを提供していきます。2024年を目処に世界への本格進出を予定しています。

趣味嗜好・性質・身体の特徴などは人それぞれ異なります。

美容領域ではそういった個人の悩みを解決するためのプロダクトが提供されていますが、より多数のユーザーに消費されるプロダクトのほうが利益を得られるため、あまりニッチなプロダクトは生まれづらいという状況にあります。

しかし、近年こだわりを持った高品質なプロダクトを比較的安価に提供することを可能にするD2C(Direct to Cosumer)モデルが広まったことにより、以前とは大きく状況が変わってきました。

D2Cは、消費者に対して企業が直接商品を提供・販売するビジネスモデルなので、不要なコストや中間マージンを削減し、その分を価格に還元できることを特徴としています。

またD2Cでは創業者・開発者の個人的な悩みなどから商品開発がスタートしている事例も多くあり、ニッチなプロダクトが次々と誕生しています。

そして、D2Cではプロダクト・サービスのパーソナライズ化が注目されています。パーソナライズ化とは、ユーザーそれぞれに最適なプロダクト・サービスを提供するというものです。

以前からも職人によるオーダーメイドなどパーソナライズ化された商品の提供は行われてきましたが、大きなビジネスとして展開することは難しいものがありました。

しかし近年のデジタル技術の急速な発展によって、より大規模にパーソナライズ化を行えるようになってきたのです。D2Cはデジタル技術と相性が良いため、このパーソナライズ化がより注目されているのです。

D2Cビジネスは、顧客の声を直接聞くことができ、即座にプロダクトに反映できることが大きな魅力です。また、SNSなどインターネットを使ったマーケティングとも相性が良いといわれています。「冊子版創業手帳」では、創業期でも実施できるネットを活用したマーケティングのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ D2C HOTARU PERSONALIZED MEDULLA Sparty Waitless コスメ スキンケア パーソナライズ パーソナライゼーション ビューティー ブランド ヘアケア ボディメイク ロレアル 化粧品 株式会社 美容 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ナノ・テクノロジーと免疫療法の融合技術の実用化を目指す「ユナイテッド・イミュニティ」が7,000万円調達
2020年12月9日、ユナイテッド・イミュニティ株式会社は、7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ナノ・テクノロジーと免疫療法(対がん・対ウイルス)の融合技術の実用化を目指しています…
ノーコードのデータ分析ツール「Morph」などを提供する「Queue」が資金調達
2024年12月16日、株式会社Queueは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、米国のBasisTechです。 今回の資金調達により、累計調達額は1.7億円となりました。 Queueは…
固定翼系の小型無人航空機システムを開発する「武蔵スカイプラス」が2億円調達
2025年6月6日、武蔵スカイプラス株式会社は、総額2億円の資金調達を発表しました。 武蔵スカイプラスは、固定翼系の小型無人航空機システムを開発する、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)発…
「CoLife」と「HITOWAライフパートナー」が業務提携 ハウスクリーニング領域のサポートを拡充
2023年6月1日、株式会社CoLifeは、HITOWAライフパートナー株式会社と業務提携し、住宅居住者へのハウスクリーニング領域におけるサービス提供を開始したことを発表しました。 CoLifeは、住…
製造業人材向けスキル・教育管理ツール「SKILL NOTE」の運営元が1.2億円調達
2019年7月19日、株式会社イノービアは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造業の人材成長に貢献するスキル・教育管理ツール「SKILL NOTE(スキルノート)」を運…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集